No.104741

真・恋姫無双~子義と仲達~(閑話休題4)

gatsuさん

閑話休題の4回目です。
今回は「亞莎デレ」をテーマにしました。
……ほんの少しですが(汗

2009-11-02 18:41:02 投稿 / 全8ページ    総閲覧数:2771   閲覧ユーザー数:2504

この作品は恋姫の二次創作です。

オリキャラ込みです。

初めてなので駄文です。

それを踏まえて読んでいただけると幸いです。

閑話休題4:百聞は一見に如かず

健達が蓮華達と合流して1月と少し過ぎたある日。

亞莎は沢山の書簡を抱えて歩いていた。

亞莎(うぅ……、まだまだ勉強する事が多いです……)

よたよたと歩いている途中、どこかへ向かおうとしている健を見つけた。

手には何か持っている。

亞莎(あれ、健様?お怪我が完治したばかりなのに、何処へ向かうのでしょう?それに、あの手に持っているものは?)

手に持っている物に興味が沸いた亞莎は、健に声をかける事にした。

亞莎「健様?」

健「ん?あぁ、亞莎か」

亞莎「お怪我が治ったばかりなのに、何処へ行くのですか?」

健「ちょっと実験しにな」

亞莎「実験?それですか?」

健が手に持っていたものを指差す。

健「応。何なら見に来るか?」

亞莎「えぇと、構わないのでしょうか?」

健「ええってええって。ところで、かなり広い所に行きたいねんけどどっかある?」

亞莎「それでしたら、こちらに」

亞莎に案内され、2人は広い野原のような所に出た。

健「これぐらい広かったら大丈夫やな」

亞莎「いったい何をなさるのですか?」

健「まぁ見といてや。……あ、耳は塞いどけよ」

亞莎「? はぁ」

何の事やら分からないが、とりあえず耳を塞ぐ亞莎。

その横では、健が器用に火を起こしている。

そして片手に火種、片手に謎の物体を持って遠くを見る。

健「周りに人はおらんな。よっしゃ、行くでぇ!」

おもむろに物体に火をつけ、それを思い切り遠くに投げた。

数秒後、

亞莎「あっ!」

健の投げた物が大きな火柱を上げて燃え出した。

健「あれ?配合違うんかな……」

亞莎「えっ?今のは失敗なのですか?」

健「まぁな。やっぱ黒色火薬じゃ無理があったかなぁ……」

亞莎「本当はどうなるのですか?」

健「こう、ドーンっと……」

身振り手振りで説明する。

亞莎「なるほど……。それは、天界の知識ですか?」

健「まぁ、そんなとこやな。上手く使えば、戦でめっちゃ有利にいけると思うけど……」

亞莎「でも、扱いは難しいですね」

健「うーん……、あ!」

何か閃いたのか、亞莎の方に向き直る。

健「亞莎!協力してくれへんか?」

亞莎「ええっ!?わ、私がですか!?」

健「応!俺の知識だけじゃあ、この世界で上手く再現でけへんみたいやし……」

亞莎「わ、私にはそんな大役できません!」

……大役か?これ。

でも、俺の知識も不確かやし。誰か協力してくれんとこれは多分上手くいかんやろなぁ。

それにもし再現できたとしても、この世界でこんな武器は使わんやろし。上手く軍事転用できる人間がおらんとなぁ……。

健「頼む、亞莎!協力して!」

亞莎「し、しかし……」

健「お願い!」

目の前で何度も拝まれ、ついに亞莎が折れた。

亞莎「……分かりました。私程度の力で良ければ」

健「ホンマか!よっしゃあ、ありがとうな亞莎!」

亞莎の言葉を聞いて、大きくガッツポーズをする健。

亞莎「……本当に私でよろしいのですか?」

健「へ?当たり前やん」

亞莎「しかし、私は未熟者です。そのような私が「関係ないって」……」

亞莎の言葉を遮る。

健「分からん事はこれから勉強していけばええやろ?それに俺もまだ、この実験成功させてないし。まぁあれや、『失敗は成功の元』ってな」

亞莎「……なるほど、分かりました。精一杯協力させて頂きます」

健「応、頼むで!これで知識の幅が広がるなぁ……、調合の段階から一緒に考えてもらうか……。あと……」

亞莎「……ふふっ」

あれこれ考える健の姿を見て、亞莎は小さく笑った。

健「?」

それを不思議そうに見ている健。

亞莎「……私、少し誤解していたみたいです」

健「誤解?」

亞莎「はい。……『孫呉の神風』と呼ばれる御方なので、もっと尊大な御方かと思っていました。でも実際は、とても気さくで面白い御方なのですね」

健「……それは威厳が無いって事?」

亞莎「い、いえ!決してそのような事は!」

健「……ぷっ」

わたわたする亞莎を見て、思わず噴き出す。

健「ごめんごめん、冗談や。別に威厳とかどうでもええし、仲間に対しては気軽に接して欲しいからそう思ってくれたんは嬉しいわ」

亞莎「うぅ……、からかわないで下さい……」

健「やからごめんって」

亞莎「健様って、案外子供っぽい御方ですね……」

健「応!」

亞莎の皮肉にサムズアップで応える。

健「とりあえず、戻ろうか」

亞莎「はい」

健の後ろをついて行きながら、亞莎は健について考えていた。

亞莎(天界の御方なのに、話しやすくて接しやすい人です。……ちょっと子供っぽい所もありますけど……)

そこまで考えて、健の背中を見る。

亞莎(……とっても、可愛らしい御方ですっ!)

そう思った亞莎の顔は、自然と微笑んでいた。

G「今回は亞莎デレのリクでした。……しかし、これはデレと言うのだろうか?」

 

一刀「おいおい、書いた本人がそれかよ」

 

G「あ、今回のゲストは一刀君です。……いやぁ、亞莎の性格からしてこれくらい控えめかなぁと」

 

一刀「うーん、分からなくは無いけど。……ってか健は何を作ってるの?」

 

G「それはこの先のお楽しみと言う事で」

 

一刀「……まぁいいか。で、次回は?」

 

G「次回閑話は、いよいよあのお2人です」

 

一刀「……ホントにやるの?」

 

G「何故かうちではあの姉妹のリク多いですk「ガシッ!」ひぃう!」

 

病蓮「フフフ……、私ト一刀ノ甘イ時間ノ何ガ不満ナノ?」

 

病華「アラ、オ姉様?‘私達’デハナイデスカ?」

 

病蓮「アラ、ゴメンネ」

 

病姉妹「フフフ……」

 

G・一刀「……(ばたっ)」

 

 


 
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