No.102956

真・恋姫無双~子義と仲達~(閑話休題3)

gatsuさん

閑話休題3話目です。
以前リクにあった「雪蓮と冥琳の一刀・健デレ」をお送りします。
他のリクもできる限り消化しますので、お待ち下さい。

2009-10-24 21:36:50 投稿 / 全8ページ    総閲覧数:3100   閲覧ユーザー数:2735

この作品は恋姫の二次創作です。

オリキャラ込みです。

初めてなので駄文です。

それを踏まえて読んでいただけると幸いです。

閑話休題3:2人の甘い酒

洛陽での復興作業もだいぶ進み、俺達は2日後には帰ることになった。

それが決定した日の晩……。

雪蓮「ね♪皆で洛陽の復興祝いしよっか♪」

冥琳「却下。あなたはお酒が飲みたいだけでしょう?」

雪蓮「ぶー」

雪蓮が唐突に、復興祝いをしたいと言い出した。が、当然軍師様は却下。

しかし……、

一刀「まぁまぁ冥琳。今回はいいんじゃない?洛陽の人達も元気になってきたし」

穏「それに街のみんなでお祝いすれば、雪蓮様の行った事がこの街で長く語り継がれる事になると思いますよ~」

今回は、孫呉の為にもなる、と援護が飛んできた。

冥琳「……はぁ。確かに、その考えは頷けるわね。でも、今回だけよ」

雪蓮「やったぁ♪」

軍師様が折れ、次の日の夜には街をあげての復興祝いが行われる事となった。

そして、次の日の夜。

健「こらでっかい祭りになったなぁ……」

驚いて見る先には、街の者全員が踊り、飲み、食い、笑っている姿があった。

俺は左腕の事もあって、あまり飲む気は無かったが……、

民「おお!太史慈様!ささ、太史慈様も」

と、いろんな人から酒を勧められ、断るわけもいかず飲んでいた。

雪蓮「ふふっ♪皆で飲む酒は美味しいわねぇ」

冥琳「全く。明日には帰るんだから、あまり飲みすぎないでよ」

こちらでは、雪蓮と冥琳が飲んでいた。

冥琳は一応、一応だが釘を刺している。

雪蓮「はいはい。……ほら、一刀も飲んで飲んで♪」

一刀「しぇ、雪蓮。俺もうキツイ……」

雪蓮「何軟弱な事言ってんの♪さぁ、飲ーんで♪」

一刀「ぐっ!」

雪蓮の隣には一刀が座っている。

さっきから雪蓮と同じペースで飲まされているので、多分じきに潰れるだろう。

しかし、その背後から……、

健「めーいりーん♪」

既に出来上がりきった健が冥琳に抱きついた。

冥琳「っ!!け、健!何をしている!?」

健「街の人とだいぶ飲んだのさー」

雪蓮「うっわ、もう出来上がってる……」

皆で飲むことが無かったから分からなかったが、健は酒に弱かった。

実際4、5杯程度しか飲んでないのに、このクオリティである。

冥琳「健!離せ!このような大勢の人間の前で!」

突然の事、しかも相手が健なので顔が真っ赤だ。

決して酒のせいではないだろう。

健「ふへへー♪めいりーん♪」

冥琳「えーい!離せと言っているっ!」

健「ふごっ!」

酒の前では、孫呉の神風もただの人である。

冥琳の肘をもろに顔にもらった。

雪蓮「あーあ、そんなに無下にする事も無いのに」

冥琳「雪蓮は黙ってて。……全く、健がこんなにも酒に弱いとは」

冥琳は、ふらふらの健を抱えて立ち上がる。

冥琳「すまんが、ちょっとこいつの酔いを覚まさせてくる」

そう伝えて、足早にその場を後にした。

雪蓮「ふふっ。冥琳てば、あんなに可愛くなっちゃって」

自分の杯を傾けながら、小さく笑う。

雪蓮「冥琳のあんな顔が見れたのも、あなた達のお陰ね」

そう言いながら、既に潰れて雪蓮の膝枕で眠っている一刀を撫でる。

今回の戦では、一刀の策が呉の勝利に大きく貢献した。

一刀は着実に力をつけている。

その事実が、雪蓮は嬉しくてたまらなかった。

雪蓮「……私達の所に来てくれて、ありがと♪」

未来の軍師の頬に、雪蓮は口付けをした。

冥琳「……酔いは覚めたか?」

健「始めから酔ってないけどー?」

冥琳「それは酔っ払いの言うセリフだ」

街外れの小川の前に、2人は来ていた。

健「……めいりーん」

冥琳「何だ?」

健「ごめんなー」

冥琳「何が?」

健「虎牢関で心配かけたり、今も冥琳にこーやって迷惑「迷惑とは思っていないぞ」……」

冥琳「お前は私達の事を『家族』と言ったよな?ならもっと『家族』を頼れ。私はそれを迷惑だとは思わん」

健「……ぶっちゃけ」

冥琳「ん?」

健「俺は、人を頼る事にあんま慣れてない」

冥琳「……ああ」

健「でも、これから、少しずつ冥琳を頼るのに慣れていく」

冥琳「……ああ、それでいい」

素直に自分を「頼る」と言ってくれたのが、冥琳は嬉しかった。

健「……早速、1つ頼っていい?」

冥琳「ああ。何……っ!?」

返事を待たず、健は冥琳の膝に頭を下ろした。

健「ねむ……」

そのまま、心地良い寝息をたてる。

冥琳は先ほど同様、顔が赤かったが、

冥琳「……まぁ、今なら誰も見ていないし、良いと言う事にするか」

すぐに落ち着きを取り戻し、健の頭を撫でた。

冥琳(……男にこんな感情になるのは初めてだな。ふふっ、不思議な男だ)

冥琳は健の事を思い返す。

始めは天武とはいえ、自分達の役に立つのか半信半疑だった。

しかしそれが、今では呉に無くてはならない将の1人だ。

そして、自分にとっても……

冥琳(……もう、無茶はしてくれるなよ?)

自分にとって無くてはならない男の頬に、冥琳は口付けをした。

G「まずリク1つ目、雪蓮と冥琳の一刀・健デレをお送りしました。今回は穏さんにお越しいただきました」

 

穏「はぁい。でも雪蓮様はともかく、冥琳様まで自分から接吻するとは思いませんでしたよ~」

 

G「まぁ、作者が『デレ』をちゃんと理解できていたかどうかは甚だ疑問ではありますが」

 

穏「ところで、健さんはなんでお酒に弱いんでしょう?」

 

G「あれは、作者の酒癖をモチーフにしております」

 

穏「ということは、作者さんも弱いんですか~?」

 

G「まぁ、4・5杯で潰れる程ではありませんが。でも酔うと『絡み酒』らしいです」

 

穏「うわぁ、あまり一緒には飲みたくないですね~」

 

G「それは重々承知しております……」

 

穏「次回の閑話休題はどうするおつもりですか~?」

 

G「次回は『亞莎』か『孫姉妹ヤン化』のどちらかを考えているんですが、まだ話がまとまらなくて……穏さん?」

 

穏「……雪蓮様が暴走……ガクガクブルブル」

 

G「ちょ!穏さーん!と、とりあえず今回はこの辺で!」

 


 
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