No.101409

真恋姫無双   朱里と雛里の策謀

Thyleさん

この話は、読者の方は笑うかな?と考えて試験的に創った外伝です。 
本編のように凝っていませんので過度の期待はしないでください。
閲覧ユーザーが1000人になりました。皆様大変ありがとうございます。

2009-10-17 01:14:35 投稿 / 全16ページ    総閲覧数:3263   閲覧ユーザー数:2872

 

 

 

朱里と雛里の策謀

 

 

 

 

 

 

 

 

            (はじめに)

 

 

                  この話は、外伝として、創ってみたものです……

     

                    なにも考えずに、宜しければ読んでみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      県都美陽郊外にある小高い丘で、2人の少女が10頭の羊の群れを誘導していた。

 

              「朱里ちゃん、ここいら辺りでいいんじゃない?」

 

      腰には大きなリボンの帯止めをした幅広の帽子を被った少女が先頭にいる少女に言った。

         この少女の名を龐統、字を士元 荊州南郡襄陽県の水鏡女学院の書生であった。

 

          「う~ん、雛里ちゃん。もう少し行ったところの草がある岩場にしない」

 

     この少女も水鏡女学院の指定である大きなリボンの帯止めをし、綸巾(カキン)を戴いていた。

 

         彼女の名を諸葛、字を孔明という。 彼女も水鏡先生から薫陶を受ける書生であった。

 

 

          二人が住む襄陽では、

               彼女らを 『臥龍・鳳雛』 と言われ

 

 

         『何が凄いのか分からないが

              地元の名士である水鏡先生が言うのだから

                 いろんな意味で凄いと言うことなんだろう……』

                            

                  と人々から怪しげな風評をされる人物であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

     しばらくすると、草原に出て彼女らは羊をそこに放して、岩場の一角に敷物を敷いた。

 

           「うん。朱里ちゃん。ここなら戦場となる平原が一望できるね」

 

      雛里は持参したお菓子と飲み物、長安で購入した書籍を出している朱里に言った。

 

 

     今回の目的の一つ、長安で一年に一回開催される特殊な夜市でのみ販売される書を購入すること

 

     そして、もう一つが軍師を志す二人として実際の戦を観てみたいことから、

               この地で繰り広げられる官軍と反乱軍との戦いを観戦することであった。

 

 

            戦場となるこの地で、お茶を広げて楽しく観戦していたら

       まず間違いなく双方の軍の斥候から不審人物と判断され連行されるのは明白である。

 

 

 

 

         そこで、天下に名高い臥龍として、この観戦を楽しむ為の秘策を編み出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

               それが、この地元の羊飼いに扮装する

 

                    

                    『金蝉脱穀の計』

 

 

                            であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

        このようにすれば、例え眼下で多くの兵士が 

 

            うぁ~死にたくね~、ギャー!  と阿鼻叫喚の地獄の中で

 

            二人がその様子をみてキャハハ! と楽しくお茶をしていても

 

         斥候は

            『なんーだ、地元の羊飼いが休んでいるのか~』

                               と爽やかに思われる。

 

 

        また最悪の場合、

            マテー! と捕まりそうになっても羊を囮にして

                  相手が混乱している隙に逃走を図ること

                   でお尋ねものにはならない!(・・・多分。)

 

 

        朱里は雛里にこの策を披露し、

             雛里から あわわ、すご~い朱里ちゃん、

                     まさに神算鬼謀の計だよと感服を受けた

                       ことから決行に至ったのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                 恐るべし! 孔明の策!

 

 

              ・・・・・とはたから見ると

                   二人はムダな知恵を働かせているのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       「今年の夜市は充実していたね。

             

          特にこの、『医療の限界に絶望した華佗が貂蝉を陵辱する』

                              

                                  のなんか……」

 

             ウットリとして本を抱えている朱里に、

                 雛里はイヤイヤ、こっちの方がと

                     それぞれ購入した本を批評していた。

 

 

        そして、暫くして

          「朱里ちゃん、この官軍と反乱軍との戦い、どっちが勝つと思う」

 

         と雛里は自分の専門分野である軍略の観点から勝敗がどちらに傾くのか

         違う見解を聞きたく、朱里に質問した。

 

 

             すると朱里はすかさず

                     「 官 軍 」

                            と言った。

    

          あわわ、と雛里は夜市で一目見て気に入り

                      購入した羽扇子で口元を隠し

 

                        フッフフ・・

 

                              と不敵に笑う朱里を見た。

 

 

       雛里の脳裏には官軍の圧倒的な物資や反乱軍の武将の優秀さ等

         色々な要素を考慮し朱里が何故このように自信満々に言った根拠を考えた。

           しかし、雛里にはどれも朱里が確信をもった回答がでなかった。

 

              さっ、さすが、森羅万象を操る、神機妙才の孔明!!        

 

          何故 と雛里が聞くと朱里は鞄から1冊の本を出し雛里に見せた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                  「この本の占いに出ていたから」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                   「う、占い・・・」

 

 

        しゅ、朱里ちゃんと色々と考えていた雛里は物凄い脱力感を感じた。

          確かに、軍師としては算命占星は必須習得科目であるが、

            占いに出ていたと言われればいくら雛里でも鋭い分析

              の応論をすることも出来なかった。

 

 

       「雛里ちゃん、この占いによると

 

          『今月の反乱軍は血の雨がでて、官軍にはラッキーデーなの♪』

                                      

                                      とあるの」

 

            と朱里は書かれている記事を指差しながら雛里に見せた。

 

 

                雛里はハぁといって、その占いの記事を見た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

              今月の読者占師  

 

                   ペンネーム   びゅーてぃー于禁

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

         「それにしても、雛里ちゃん。どうして今日ここで戦があると知っていたの」

            と聞く朱里に雛里はあわわ と真っ赤にした顔を帽子で隠した。

 

 

               雛里ちゃんズルイ!隠し事はナシだよ。

                     という朱里に観念したのかボソボソと話始めた。

 

 

         2ヶ月ほど前、水鏡女学院の休日に襄陽に住む伯父の龐徳公のところに行った。

         そのとき龐伯父は来客中だったので、ちょっとだけ挨拶だけして帰ろうとした。

 

          すると龐伯父は

             「ちょうどいい、お前に紹介しよう。ワシの教え子で、

                      西涼の名門馬家の馬良殿だ」と言った。

 

                  

                あまりにも、急だった為ウロたえた雛里であった。

 

 

                       このとき衝撃が走った!

 

 

 

 

 

 

 

 

          馬良は手に持っていた茶碗を落とし

              いきなり雛里の手を取り、「ケッコンしてください!」と言った。

 

 

          はわわッ 

            と聞いている朱里も興奮して顔を真っ赤に、

                         それからどうしたのと雛里に話を促した。

 

 

          すると馬良は

            「ダメだ! 行き成りは失礼だ。

                      まずはケッコンを前提に交換日記からだ!」

 

          あわわと右往左往している雛里をよそに、一人物凄く苦悩しながら馬良は

 

             「イヤ! 流石に交換日記からはふしだらだ! 

                あああっ、ここはやはり恋文からの方が・・・だが・・・」

 

 

          とあわわッと慌てふためく雛里と首を振り何やら謎の葛藤をする馬良

              そして最近の若いモノは進んでいるなと関心する龐徳公であった。

 

 

 

 

 

           「そひて、馬良ひゃんとお手紙をするにゃかに……ボソボソ」

 

               と恥ずかしくて穴があったら入りたい雛里に

                         話を聞いて大興奮した朱里は

 

 

           「雛里ちゃんスゴーい!

                 男の人と交際しているなんて学院でもいないよ!

                        その恋文というのどんなものなの?」

 

                       と言い雛里はコクンと肯き

 

           「初めて殿方から貰った恋文ってどんなものか解らないけど、

                朱里ちゃんなら見せてあげる。

                         けど他の人には話さないで……」

                 と言って鞄から送られた手紙を取り出し朱里に渡した。

 

 

            朱里は異性から送られた手紙とは

                 どのようなものかとワクワクしながらその手紙を読んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

              暫く手紙をジーっと眺めていた朱里は、ボソと言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

             「・・・・雛里ちゃん、これ反乱軍の作戦計画書だよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  完 

 

 

 

 

 

      (あとがき)

        

            はじめまして、この度は、美陽攻略戦 朱里と雛里の策謀版をご覧にな

            って頂きました誠にありがとうございます。

 

 

               今回のお話は今までの本編のように色々と下調べして作成した

              ものではなく、文字通り

                         『テキトー!』

                                  に作成しております。

 

               しかし、話のネタである羊飼いですが、孔明の逸話では孔明は

              羊飼いに扮装して長安に行った話があります。

                          (何しに行ったのかは不明です。)

 

               また、龐統と馬良との関係ですが、龐統は龐徳公の甥にあたり

              馬良は龐徳公の門下生であることからもしかしたら交流があった

              のかもしれません。

 

               このような逸話を混ぜて本編は『テキトー!』出来ました。

 

               今後の参考に感想等のコメント頂けたら幸いです。

              

 

              最後まで読んで頂きましてありがとうございました。


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