No.998279

【獣機特警K-9ⅡG】義賊VSニセ義賊(1)【交流】

Dr.Nさん

 タカト(20歳) https://www.tinami.com/view/386804
 ユキヨ(20歳) https://www.tinami.com/view/386801
 カナコ(20歳) https://www.tinami.com/view/382777
  ミク(16歳) https://www.tinami.com/view/382779
 セリナ(22歳) https://www.tinami.com/view/573149

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2019-07-06 11:44:48 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:338   閲覧ユーザー数:331

「怪盗クマさん兄弟?」

 

マジボケをかましたのはタカト。

 

「クマ、三兄弟よ!」

 

ちょっと苛立ったようにカナコが返す。

 

「知ってる! 悪い奴からしか盗らないという怪盗三人組よね! 警察も必死で追ってるそうよ」

 

ユキヨが続ける。

 

「へえー、義賊ってわけか。ま、俺たちの同業者ってとこだな」

「ところがそういうわけでもないんだよね」

「よく調べてみると、悪い噂しか聞こえてこないのよ」

「なんだよミクにセリナ、悪い噂って?」

「うん。確かに怪盗クマ三兄弟は悪い奴からしか盗まないんだけど。その盗むお宝ってのも、悪い奴が貧しい人から巻き上げたものばかりなんだけどね」

「だったらますます俺たちと同じじゃねえか」

「返さないのよ」

「は?」

「返さずに自分たちのものにしちゃうの」

「?? 言ってる意味がよくわからねえんだけど?」

 

「やはりあなたたちも怪盗クマ三兄弟のことを話してましたか」

 

「あ、ノワール!」

「てかここマンションの20階! 玄関も閉まってるし、いったいどうやって?」

「まあまあ、細かいことは気にしないことです」

「気にするわ!」

「ノワールぅ~」(すりすりすりゴロゴロゴロ)

「お久しぶりですカナコさん。元気にしてましたか?」(喉をなでなで)

「うん!」

「お前もすり寄ってんじゃねえカナコ! てかネコかお前は!」

「この写真は、私が街中に仕掛けているカメラの1台が捉えたものです」

 

片手でカナコの髪をなでながら、もう一方の手で1枚の写真を投げてよこすノワール。

 

「これは?」

「三人の人物が写ってるわね。かなり不鮮明だけど」

「これがその怪盗クマ三兄弟ですよ」

「「「「「なんですってー!(なんだってー!)」」」」」

「おとといの深夜、灰汁得氏の屋敷から出てきた様子をとらえたものです」

「灰汁得氏? 生活苦の貧しい人にお金を貸して、法外な利息で財産を築いていったと言われているあの灰汁得氏?」

「ええ。そしてそのおとといの晩、灰汁得氏が貧しい人から借金のカタに巻き上げた、その人の親の形見の指輪が彼の屋敷から消えたそうです」

「でも何でお前がそんなこと知ってるんだよノワール?」

「ま、私もいろいろと情報網は持ってますしね。蛇の道は蛇ってことです」

「その指輪が、元の持ち主に返された形跡は?」

「ありません。全く」

「ひどい!」

「なあ?」

「何よタカト君?」

「基本的なことなんだけどよ、その怪盗クマ三兄弟は、どうやって貧しい人が悪い奴にお宝を巻き上げられたことが分かるんだ?」

「あ、確かに」

「依頼を受けるんですよ被害者から。その人の、なけなしのお金から依頼料を取ってね。取った相手と、取られた物の情報を聞くんです」

「そして、依頼料は取ったままお宝も返さない、と?」

「そのとおり」

「全くタチが悪いな! それにしてもこの写真、三人共なんかえらく太ってね?」

「ま、クマだからね。怪盗クマ三兄弟、これは調べてみる必要がありそうね」

「でもどうやるのカナコお姉ちゃん? 彼らとコンタクトを取る方法も分からないし」

「それなら私に考えがあります──」

 

 

=To be continued=

 

 

 


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