No.997803

【獣機特警K-9ⅡG】とんだ激辛グルメ野郎【交流】

Dr.Nさん

2019-06-30 22:08:36 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:706   閲覧ユーザー数:700

K-9ルームでタブレットを見ているのはナタリア。

 

「ナタリアちゃん!」

「あ、颯先輩」

「何をそんなに熱心に見てるの?」

「これです」

「あ、俺この猫型ファンガーの人テレビで見たことある。確か食べ歩きグルメ評論家の」

「はい、討原田智人先生です! 新作の食べ歩きの写真がアップされてたので、見てたんです」

「へえー、どれどれ? うわ、激辛料理ばっかりじゃん! 体に悪そう」

「はい。でもそれが討原田先生の専門ですから。わたし、先生をとっても尊敬してるんです!」

白虎楼。

 

客に料理を運んできたのはウー。

 

「お待たせいたしました。重慶風超激辛鶏のから揚げでございます」

「遅い! 何分待たせるんだ!」

「す、すみません;;;;」

「まあいい。寧ろそんなところにつっ立ってられたら料理が不味くなる。早く下がれ!」

「は、はい。ではごゆっくり」

厨房。

 

「何やあの客、えっらそうに!」

「怒らないのウー。どんな客でもお客はお客だよ」

「はあ」

「そうやあの人、どこかで見たような気がするね。確か食べ歩きグルメ評論家の討…そう討原田智人だ!」

「あ、言われてみれば。ちょっとばっかし有名だからといって威張りくさりやがって!」

「だから怒らないの!」

 

『おーい店員!』

 

「ほら、お呼びだよ。早く行ってきな」

「へーい」

「何かご用でしょうか?」

「タバスコを持って来い」

「タバスコ!? いや、その料理もう十分に辛いんですが…」

「いいから! 寧ろ客が持って来いと言ったら黙って持ってくればいいんだ!」

「は、はい、只今!」(クソッ、このクソオヤジめ!)

「なかなかおいしかったよ。白虎楼だね、覚えておこう」

「そりゃどうも。お会計、60Crになります」

「うむ。それからそこのタバコをくれ。寧ろ会計は一緒でいい」

「はいどうぞ」

「それから領収書をくれ」

「領収書ですね。あれ、領収書の綴り、どこにやったかな? えっと…」

 

ダッ!

 

「あ、ちょっとお客さん!? 食い逃げだー!!」

「何だって!?」

「食い逃げです店長!!」

「ウーよ」

「はい?」

「さっき、どんな客でもお客はお客といったが前言撤回だ」

「はあ」

「それはちゃんと金を払う客のみ! 追うよ、ウー!」

「はいっ!」

 

・・・・・・

喫茶店ヴォルペ。

 

同じテーブルについているウーと颯とナタリア。

 

「へえー、そんなことがあったんですかウーさん?」

「まあな、颯」

「で、それからどうなったんですか?」

「もちろん、あたしと店長でとっ捕まえてフルボッコにした後、警察に引き渡したさ。あースッとしたぜ!」

 

『逮捕されたのは、テレビなどで有名な食べ歩きグルメ評論家、F区の討原田智人容疑者です。討原田容疑者は「激辛なものを食べたかつたが金を使いたくなかつた。寧ろタバコも欲しかつた。うつ、タバコが切れそうだ! 刑事さん、タバコを恵んでくれ。なあ、頼むよ刑事さん! うつ!!」と供述してるとのことです』

 

「あ、ちょうどテレビでやってらあ」

「ホントだ。ん、どうしたナタリア?」

「討原田先生、あんな人だったなんて。少しでも尊敬してたわたしがバカでした…」

「おいおい、何でお前が落ち込むんだよ?」

「そうだよナタリアちゃん。君に悲しい顔は似合わない。ほら、笑って!」

「でも…」

「ほら、笑うの!」(^^)

「そうですね。わたし、笑います!」(^^)

「そうそうその意気その意気! 笑顔の君が大好きだよ、ナタリアちゃん♥」

「わたしも大好きです、颯先輩♥」

「かぁー、やっとられんわ! ここの会計、全部お前ら持ちな」

「「ええーっ、そんなあー」」

 

 

=END=

 

 

 


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