No.965767

真・恋姫ガールズ&パンツァー 第一話

アサシンさん

戦車捜索からの擬音系実戦

2018-09-02 06:59:40 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:1083   閲覧ユーザー数:1039

 

 

 

 

 

 

杏「それじゃぁボコゥもいってらっしゃ~い」

ボコゥ「ちょっと待て、自分もか?」

杏「そうだよ?西住ちゃん達を手伝ってあげて」

ボコゥ「そうだな、了解した。優花里殿、そんな所に隠れてないでコッチに来い、西住達に合流するぞ」

秋山「はいっ!了解であります♪」

 

 

先に行った西住とはそれほど離れていないのでちょっと早歩きですぐに追いついた

 

 

西住「あっ、ボコゥくん」

武部「あ!あの時のクマ仮面!」

五十鈴「確かボコルカ?でしたか」

ボコゥ「差支えなければ自分達も戦車探索に同行させてもらえるかな?自分は兎も角彼女が乗る戦車を探さないとイケなくてな」

秋山「秋山優花里です、みなさんと同じ二年であります趣味と好きな物は戦車であります!」

武部「私は武部沙織、恋愛については任せてね」

五十鈴「五十鈴華です、華道を少々嗜んでいます」

西住「えっと、西住みほです。よろしく秋山さん」

秋山「よろしくお願いします御三方!いやぁ~西住殿と共に戦車道をやれるとは感激の極みであります」

武部「みぽりん?」

西住「あはは、前の学校でね?」

五十鈴「そう言えば決勝戦に出場したとか仰られていましたね」

 

 

自分は女子の集団から離れて歩く、普通に探せる場所には無いだろうと資料に乗っていた戦車道を行っていた近くの森林エリアへ移動してみると。五十鈴先輩が鉄の油の匂いを感じたと言い辿ってみるとかなり古いが履帯の跡が見つかり匂いと履帯の跡を辿って行くと

 

 

秋山「ふぉおおおお!ドイツのⅣ号戦車のD型ですぅ!」

武部「うっひゃ~コレ動くの?」

ボコゥ「自分が見て来る」

西住「あっ、私も」

ボコゥ「いや、長年放置されていたんだ。中は十中八九酷い匂いだぞ?」

西住「あぁ~・・・うん、御願いしていいかな?」

ボコゥ「承知した」

 

 

外から見た感じ履帯が壊れてそのまま放置されたっぽいな。中は・・・うっ!酷い匂いだ、コレは徹底的にやらないとダメだが状態は良いな。整備すれば直ぐに使えそうだっと連絡しないとな

 

 

ボコゥ「こちら西住及びボコゥ班、〇〇山林にてⅣ号戦車D型を発見しました」

河島『了解した。後で自動車部が回収してくれる、今日はもう解散していい。ただし貴様は一度戻って来い』

ボコゥ「委細承知した」

 

 

西住達に今日はもう上がりだと伝え、回収に来てくれた自動車部の方々に戦車と一緒に回収して貰い学園のガレージへ戻り、一度消臭剤を頭から被ってから生徒会室に行くと

 

 

ボコゥ「明後日に模擬戦?それにそのしばらく後に聖グロリアーナとの練習試合・・・ですって?」

杏「そう言う事、こういうのは早目に動いた方がいいと思って、聖グロ側は私達が半人前に成るまで待ってくれるって。それはまた後にしてっと今日は戦車の回収で手一杯だから明日洗車して、明後日に教官が来てくれる手筈と言う訳だ」

ボコゥ「まぁ模擬戦は戦車に慣れてもらうのに手っ取り早いが、自分を呼んだ用件は?」

杏「君の戦車を大会に参加出来る様に改修出来る?」

ボコゥ「まぁな、準備は整っている。後は改造キットでCVやL3シリーズに何時でも改修可能だが、まさか自分にも参加しろと?」

杏「うん♪豆タンクと言うだけあって小さいし軽戦車より軽量って事は結構速いでしょ?」

ボコゥ「ああ・・・・・成程、自分に的に成れと?」

杏「そう言う事~♪逃げ切ったら君の勝ち、撃破したチームは現状で叶えられる些細な願いを聞いてあげるみたいな?」

ボコゥ「・・・はぁ、了解した。一応確認して置くが自分にも褒美は出るんだろうな?」

杏「モチのロンだよ、他に何か聴きたい事はある?」

ボコゥ「・・・明日の洗車の時間は伯爵の改造と整備に回させてもらうぞ?」

杏「あ~・・・うん、わかったよ」

ボコゥ「では今日はこれで失礼する、約二十年も放置された戦車の中に入ったからな。速く洗濯と風呂を済ませたい」

杏「はいは~い、それじゃあなんかあったら連絡するね」

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日、教室で一年生チームと戦車に付いて話をするとどうやらウサギ小屋でM3リー中戦車を見つけその縁でウサギたちの御世話をしていると・・・・・寧ろよくウサギ小屋に中戦車を隠せた?なオイ

そして目出度く?M3リー先生(伯爵と同じくなんとなく付けた)を任せられる事に成ったとの事で昨日からネットや図書館、ウィキペディア先生に頼りながら使い方を勉強したらしく眠たそうにあくびをしている、授業中も首がコックリコックリ揺れ船を漕いで授業内容が一部すっぽ抜けてしまっていたので不肖自分のノートのコピーを用意した

学園での授業を終えた自分は一年生チームと別れ学園のガレージでは無く、自宅のガレージへと向かう

ガレージの中に鎮座する相棒に語りかけた。さぁ、戦(いくさ)が近いぞ?カーデン・ロイド伯爵

 

 

 

翌日

 

 

 

ボコゥ「お~綺麗に整備されてるなぁ」

秋山「はい!自動車部の方々の御蔭ですぅ♪」

ボコゥ「え~っとだ、M3リー中戦車は澤を筆頭とした一年生チーム。三号突撃砲は歴女チーム、38tは生徒会、八九式中戦車にバレー部。そしてⅣ号戦車D型には西住達か」

秋山「おや?ボコゥ殿はⅣ号に乗らないんですか?」

ボコゥ「自分はアッチだ」

秋山「アッチ?・・・・ふぉおおおお!?アレはもしかして!」

ボコゥ「ああ、対戦車型に改造したカーデン・ロイド伯爵、typeL3 cc(コントロ・カルロ)だ」

秋山「マジでありますかぁっ!?」

ボコゥ「マジだ、アンツォと同じCV33では火力不足だ、実際戦車道では一部の状況を除いて機銃は豆鉄砲と変わらんからな」

 

 

L3 cc(contro carro(コントロ・カルロ、対戦車))豆タンクを対戦車仕様に忠実ではL3/35をベースにして重機関銃二挺取り払い対戦車ライフルを一門取り付けた車両だ、確か北アフリカ戦線だったかな?現地で少数改修されたモノに改造したのだ

武部をやる気にさせた杏会長が言うカッコイイ教官とやらが来るまで各車のチームメイトとコミュニケーションを取って過ごしていると

空から10式戦車が降って来て学園長の私物らしき高級車に激突し、まだ生温いと言わんばかりに10式は位置を整えこちらにやってくるまでの行動でペシャンコに潰してこちらに進んで来た、使える部品一つ無いスクラップに成り果てた・・・一言だけ言わせてもらおう

 

 

ボコゥ「アンタは学園長に恨みでもあるのか?」

蝶野「無いわよ?」

ボコゥ「余計酷いわっ!」

 

 

場所は変わり戦車道演習場にて、自分は何故か陸自からやって来た蝶野亜美(ちょうの あみ)教官と共に演習に参加している

教官曰く。自分の戦車の席が空いていたから、折角だし私も参加するわ♪っと言うどこぞのノリと勢いの学園並の軽さである、ガンガン走ってバンバン撃って撃破よっ♪っとバトルロワイヤルを提案して来た時もそうだが、擬音で教導はレベルが高過ぎて辛いです

しかもそんな人が本来ならあの子の席に座らせて演習とは言え戦車道をする事に成るなんて・・・・・はぁ

 

 

ボコゥ「演習の審判をしなくていいんですか?」

蝶野「ええ、実際の試合でも審判を務める子達に頼んであるから問題無いわ」

ボコゥ「さいで、とりあえず自分達はボーナスタンクだから撃破されない事を第一に立ち回ります、迷彩がバレたら即移動から転輪か履帯を撃ち抜いて逃げますよ」

蝶野「了解よ、それにしても君とこんな形で会うとは思わなかったわ」

ボコゥ「自分の事をご存じで?」

蝶野「ええ、君のお母様達には御世話に成ったわ」

ボコゥ「・・・・・貴女は何処まで知っている?」

蝶野「ふふふ、安心して?西はまだ君の事に気が付いていないわ。ただ今の君にたどり着くのは時間の問題かな?優勝を目指しているのでしょう?だったら」

ボコゥ「勝ち上がれば確実に目を付けられるでしょうね。っとⅣ号が三突を撃破、リー先生は履帯が嵌って自滅か、他の連中、自分達よりも西住を倒す事を優先か」

蝶野「やるわね~彼女達、ヤッパリちゃんと指揮してくれる車長が一人居るだけで違うわね」

ボコゥ「でしょうねってかこの状況作ったの貴女でsy・・・!?敵車両発砲!」

 

 

斜め後ろから二発飛んで来るのを察知し、急発すれば一発は隣りの樹を。もう一発は手前の地面に着弾した、この砲声と威力は

 

 

ボコゥ「38tに八九式!先に38tの脚を奪うぞ!」

蝶野「了解!」

 

 

クルッとその場でコンパクトにターンして撃って来た方向へ真正面から突っ込むとバレー部と生徒会の車両を視認した、目標である手前の38tの外側、ハッキュンの射線上に38tを置いて横を通り過ぎる瞬間に

 

 

ボコゥ「三発!」

蝶野「フォイヤァ!」ガゥン!ガゥン!ガゥン!

 

 

履帯の片面を正面に持って行き統べる様に前進しつつ正面に38tの側面を捕え。伯爵に搭載されているゾロターンS-18/1100が三度吠える

対空・対戦車用20×138mmB弾が蝶野の狙い通り一つの転輪目掛け突き進み、3か所に着弾後跳弾し内側から履帯を貫通させ通り過ぎたタンケッテへ転身しようとした所で履帯が吹き飛んだ。ちなみに今回の演習で伯爵に足回りをやられたらその時点で他の車両が砲弾をブチ込まれる事確定と言う事にして撃破判定に成る

 

 

審判『38t走行不能』

河島『何故だぁ~!?』

杏『あちゃぁ~撃破判定に成っちゃったね』

小山『はい、今後も足回りには気を付けないといけませんね』

 

ボコゥ「ふぅ、1両撃破判定。良い腕です、蝶野教官」

蝶野「うふふ、惚れた?」

ボコゥ「自分、婚約者が居るので他を当たってください」

蝶野「知らないの?私の撃破率は120%よ、狙った目標は外さないわ」

ボコゥ「それオーバーキルだろうっとぉ?!ハッキュンが来た」

 

 

やる気と根性の塊である彼女達のアタックは中々強力だ、しかも自分達が車体正面に入れば機銃で弾丸をばら撒いて来る。普通は煙幕を散らしたり夜間に灯りとしてばら撒く位しか使い道が無い筈のソレダが。正真正銘の紙装甲のタンケッテにとっては洒落に成らない故当たり前だが八九式の正面から逃げた

 

 

ボコゥ「くっそ!乗員次第でここまで化けるとはなぁ!?ハッキュンとバレー部!」

蝶野「彼女達スッゴク良いわね!ガンガン攻めて来るわ!」

ボコゥ「感心している場合じゃないなぁオイ!」

 

 

お互いに木々に不整地故一定以上に速度が出せずカーチェイスの様な状況で向こうか砲塔を回しこちらにバンバン撃ってくるがこちらは完全に固定砲塔故に途中途中でターンとドリフトを織り交ぜて側面から20口径をブチ込むがウィークポイントがなく狙いも定まらない為、八九式の転輪も履帯も無事だ

対してこちらは履帯にソコソコ負荷が掛かっている上に、蝶野教官がガンガンぶっ放すので少し軽くなるが薬莢がウザい。しかも弾丸の消費が激しい、既に10発入り弾倉が3つも空に成った。まぁ相手もガンガン撃っているから軽く、砲弾も消費しているだろうが、完全に千日手と言うかどちらが先に弾薬切れに成るかのチキンレースに入ってしまった

 

 

ボコゥ「蝶野教官!しばらく撃ち方止め!」

蝶野「えぇ~・・・」

ボコゥ「弾切れに成ったら無意味だろうが!コレからハッキュンを西住にぶつけますよ」

蝶野「あ~そう言う事♪」

ボコゥ「その後は停車してエンジンも切ります。決めてくださいよ?」

蝶野「了解!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

審判『八九式中戦車、走行不能』

 

 

武部「やったねみぽりん!」

秋山「やりましたね西住殿、我々の勝利です!」

五十鈴「はぁ・・・とっても気持ち良かったですわ」

冷泉「もう終わりか?」

西住「うん、皆お疲れ様・・・あれ?」

武部「どうしたのみぽりん?」

西住「いえ、試合終了のアナウンスが・・・!?」

 

 

ガゥン!

ピキンッ!

 

 

西住「!・・・やられちゃった」

審判『Ⅳ号戦車走行不能、よってボコゥ&蝶野チームの勝利!』

武部「・・・・うぇえええええ!?」

五十鈴「あらあら」

秋山「あああああああああ!完っ全に失念していました。元々八九式を自分達にぶつけたのはボコゥ殿です」

冷泉「狩る側と狩られる側の立場が逆転したって事か」

西住「うん、バレー部の皆さんを撃破して気が緩んじゃった」

 

 

Ⅳ号戦車斜め後方の草木の中に、徹底的にバレない様に草や枝をネットに絡め被せた上にエンジンを切って隠密状態を保っていたタンケッテの対戦車ライフルから硝煙が流れる

 

 

蝶野「・・・ふぅ~」

ボコゥ「御見事」

蝶野「バトルロワイヤルを提案した私が言うのも何だけど、最後の最後で勝てるとは思わなかったわ」

ボコゥ「自分もだ、良く当てられたな?」

蝶野「私これでも車長に付く前は砲手だったのよ」

ボコゥ「納得したわ」

 

 

こうして、自分と伯爵の初陣は勝利を納める事が出来、新たにⅣ号戦車D型に操縦士、冷泉麻子(れいぜい まこ)が加わり盤石と成った・・・・が

大洗女子学園、生徒会室にて、隊長・副隊長がテーブルに地図を広げ頭を悩ませている。それは数十分前に告げられた事が原因だ

各車の代表・車長を生徒会室に招集した。内容は聖グロリアーナ女学院との練習試合に備えての作戦会議だった。そこで河島桃が

 

河島「ここに誘い込んで包囲!高低差を利用し一気に殲滅する!」

 

だ、そこで大洗唯一の戦車道経験者である西住が相手も予想しているだろう、殲滅出来なければ逆に包囲される危険があると進言したのだが。どういう訳か自分の策は完璧だと言い張る、何を言ってるんだ?このピーチは?と二人の会話を聞いていると

 

河島「うるさい!だったらお前が作戦を考えろ!」

 

っとの事だった。自分は副隊長故に隊長を補佐する責務がある、他のメンバーが帰った後。自分達は対聖グロ戦に向けての作戦会議とその日までに備えての練習メニューに頭を悩ませるのだった

そして翌日、ガレージへ向かった自分はアハトアハトを喰らった

 

 

 

 

 

 

いざ、パンツァー・フォー!

 


 
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