No.884143

真・恋姫この双子に爆焔を!最終話

アサシンさん

紅い瞳の双子に爆焔を

2016-12-19 07:09:32 投稿 / 全17ページ    総閲覧数:1003   閲覧ユーザー数:875

とある一室に二人の男と女が居た

 

人気は無く。この部屋にはベットに横たわる女と側に立ち女を見下ろす男のみ

 

男は呼吸が荒く、血走った眼でベットに横たわる豊満な肉体を持つ・・・・・・黒焦げに成った女性店主を見て怒鳴った

 

 

 

かずぴー「アンタはまた!またなのですか店主!どうして目を離した隙に資金が消えてこの無駄に高品質で無駄な機能しかないウチのひょいざぶろーの魔道具なんぞ仕入れてんだボケぇ!!」

 

女店主?「そんな事ないわ!かずぴーの御父様の魔道具は素晴らしいわ!この魔道具の良さが解かってもらえればたくさんの人が買って行って。いずれはこの御店も」

 

かずぴー「その前に潰れるわアホぉ!?大体駆け出し冒険者の街で誰がこんなバカみたいに高くてバカみたいに性能だけはいい欠陥商品買うか?!だからアンタは街の連中に貧乏店主なんて呼ばれるんだ!このドジッ娘でダメダメな商才もリッチーの風格の欠片も無いなんちゃって幹部がぁあああああああ!!!」

 

女店主「ぅ・・・うわぁあああああああんーーーっ!!!」

 

 

 

ああ、どうしてこんな事に成ってるんだ?

 

そうだ。確かこの街に着いてから・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

宿に着いた後、疲れて眠ってしまってた二人を部屋に運び。ちょむすけが付いて来るのでフードに入れて一緒に冒険者ギルドへ向かった

 

すると元同郷の青年・・・・いや少年とじょ・・・・少女の二人がギルド内の端で恐らく冒険者向けの飲食店のテーブルだろう、其処に暗い雰囲気で項垂れている

 

さっき通り過ぎた時の会話を聞くに・・・・恐らく

 

 

かずぴー「・・・・・放って置くか」

 

ちょむすけ「みゃ~」

 

 

ギルド内は意外に人が少ない・・・・まぁ襲って来たりアッチコッチに逃げ回るモンスターの対処に人員を裂いているんだろう。雑魚であっても数が多かったり非戦闘員の村や集落、農村その他諸々の所に逃げられたら被害が拡大するからか

 

 

かずぴー「すいません、冒険者として活動したいんですが」

 

受付嬢「はい、それでは冒険者カードを・・・・あらアナタ紅魔族なんですね。それじゃぁカードは」

 

かずぴー「はい、学校で取得しました。どうぞ」

 

受付嬢「はい、それではカードの照会をさせてもらいます・・・コレはカバー?見るべき所は隠れてないのでそのまま見せてもらいます、犯罪歴は当たり前ですがありませんね。さすが紅魔族ですね!こんなに高い魔力の方は初めて見ました!まだ十三歳なのにレベルも高くて・・・・・それにこの討伐記録。迎撃戦でご活躍された方ですね、ギルドから報酬金が出ています」

 

 

そう言ってどう見てもブラジャーなんかしていない、どうして見えないの?って絶対思うかなり胸部装甲を晒す服装を揺らしつつ金髪の受付嬢が報酬を取りに一端引っ込んだ

 

・・・・・何か後ろから二つの視線が俺の背中に・・・・・今現在このギルドの中にはエリス教徒らしきプリースト風の御爺さんにあの二人。他はギルド職員と成ると。絶対あの二人だろうってウォルバクさん?うなじをフミフミしないでください

 

 

受付嬢「お待たせしました。緊急クエストとして悪魔の迎撃戦では最前線へ出て活躍した事と、同行していた商隊から先ほど連名で道中の臨時護衛を正式なクエストとして申請された報酬。更に各種モンスターの討伐報酬も入りましれ。討伐報酬五十万エリス・臨時護衛報酬三十万エリス・迎撃戦七十万エリスの合計百五十万エリスです。どうぞお受け取りください♪」

 

かずぴー「マジか」

 

 

上位悪魔が相手だったとは言えたった一度戦っただけで七十万。しかも商隊の人達、報酬は既に貰った筈なんだが?・・・・・まぁ書類手続きまでされてるし善意だろうから貰うけど

 

と言うか視線が更に強く。と言うより近づいて来た

 

 

 

少女「ちょっと、そこの少年!」

 

かずぴー「はい?自分に何か御用ですか?」

 

少女「私はアクア、そう。アクシズ教団が崇める御神体、水の女神アクアよ!汝。もし敬虔なるアクシズ教徒たる我が信者ならば・・・・・お金を貸してくれると助かります!」直角九十度O☆JI☆GI☆

 

かずぴー「・・・・・違います」

 

アクア「なぁっ!」

 

少年「ぁ~・・・」

 

アクア「そ・・・そうですか失礼しました」

 

かずぴー「まぁ待て、アクアって言ったか。何で見ず知らずの自分にいきなり金を貸してくれなんて?」

 

少年「連れが済まない、俺はサトウカズマ。こっちのアクアと一緒に真面目に魔王を倒そうと冒険者に成りに田舎から出て来たんだ、そしてさっきアンタが話していた受付嬢に冒険者に成りたいと言ったんだが」

 

かずぴー「ああ、登録料が無いとか?」

 

カズマ「そうなんだよ!着の身着のまま此処に来る事に成っちまって武器も金も無いまま。なんとかこの街にたどり着いたんだが」

 

かずぴー「知り会いも居ない新天地で金も無い、故にそこの女神が俺に金貸してくれと」

 

カズマ「そうなんだよ・・・・・今何て?」

 

かずぴー「ん?金も無いって」

 

カズマ「そこじゃねぇ!コイツが女神って言ったか!?」

 

かずぴー「ああ、アクアって女神だろ?俺の信仰している人も神格持ちだから解かるんだが。アルカンレティアで会ったアンタの信者って曲者ぞろいで個性が凄く強くて信仰も十分ある筈なのにかなり神格が落ちているんだがどうした?」

 

アクア「アナタ私の信者達に会ったの!教えて!私の可愛い信者達の事教えて!」

 

 

子供の様に俺から信者達の話しを聞きたがるアクアに折れた俺は二人が座ったテーブルへ向かい食事をしつつ話した。と言っても俺が知っているのは時期最高司祭のゼスタやめぐみんとゆんゆん。後初めて会った事に抱き着いて来て服を剥ぎ取りに掛かって来たセシリーとその他アクシズ教徒達数名だけだ

 

妹達が世話に成ったと伝えるとアクアは嬉しそうにシュワシュワと炭酸のようなネロイドと言う飲み物を飲んでいる

 

逆にカズマは興味深いと話し聞き入っている

 

 

カズマ「お前の信者すげぇな強い悪魔に先制破魔魔法ぶっ放して追い駆けまわすとか。マジヤベェな」

 

アクア「エッヘヘ~♪」

 

カズマ「そう言えばかずぴー・・・・って本名なんだよな」

 

かずぴー「ああ、不本意ながらな。連中はカズマ達的に言えば日常と常識が中二病全壊だ。それで他に何か聴きたいのか?」

 

カズマ「ああ、飯奢ってもらって登録料まで貰っといて虫の良い話しだって解かってんだが。冒険者登録したら一緒にパーティー組まないか?」

 

かずぴー「悪いがこの後この街に居る人の所に弟子入りしようと思ってるんだ」

 

カズマ「弟子入り?アクアが言っていたが紅魔族って皆魔法のスペシャリストなんだろう?」

 

かずぴー「あぁ~・・・・・俺ステータスはぶっ飛んでいて知識も知力もあるんだが。初級魔法しか使えないんだ」

 

カズマ「どういう事だ?」

 

アクア「あのねカズマ、この世界の紅魔族って皆上級魔法が使えるの、そんな種族の里には魔王軍ですら下手に手出し出来ない程の、この世界公式のチートみたいな存在なの。ステータスはその人の能力を数値で表記する物なんだけど、それで初級魔法しか習得出来ないなんておかしいし、もしそれが本当なら上級魔法職に就いていた意味が無いわね」

 

カズマ「お、おいアクア。せめて本人に聞こえない様に」

 

かずぴー「大丈夫だ、その辺は既に克服している。まぁ里の周りに生息しているアホみたいに強いモンスター共相手に戦って来たから。他の職にすれば即戦力に成るだろうが・・・・・どうしても習得したい魔法があるんだ。それを覚える為に俺はある人に弟子入りしようとここまで来たんだ。さっき受付嬢に聞いたしコレから行くつもりだ、飯はそのまま食ってくれ。二人が冒険者に成ったら偶にパーティーでも組もう」

 

カズマ「色々ありがとうなかずぴー。俺達頑張るよ!」

 

アクア「ありがとね~♪」

 

 

 

ギルドに向かったらこんな事があったんだ、二人と会って飯食いながら話しをして別れて。この人の所へ向かったんだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アクセルの街、とある場所

 

 

かずぴー「此処か」

 

 

賑やかな大通りから外れた立地的に言えば控えめに言っても良いとは言えない場所にある店。此処にあの人と同じ魔法が使える。かつて名を馳せた冒険者が店主をやっている魔道具店

 

 

かずぴー「すいませ~ん、どなたかいらっしゃいますか?」

 

 

 

中に入ると綺麗に掃除しているのだろ。汚れはあっても埃が少ない、棚にも色々な魔道具が・・・・・なんか見た事あるような?

 

 

??「はぁ~い!いらっしゃいませ。ウィズ魔道具店へようこそ♪」

 

 

棚から視線を外してカウンターの方を向くと。リッチーが居た

 

全身を覆うフード付きローブ。留め具にコウモリのような羽根の装飾が付いている十字架。真っ白な肌に薄い桃色の柔らかそうな唇、腰まで伸びるふんわりとしている茶髪。小さな童顔に垂れ目、何所からどう見ても柔らかな雰囲気を持ちあの人と同等以上の母性的体型にふんわりとした優しげな口調で長身の女性、でもリッチー

 

何故彼女の様な存在がこんな場所で店を開いていると言うか暮しているのか気になったが、一端置いて置こう

 

 

かずぴー「えっと店主のウィズさんですね。私は紅魔族のかずぴーと言います。職業はアークウィザード、単刀直入に言います、弟子にしてください」

 

ウィズ「ふぇぇえええええ!?」オロオロ

 

 

俺はその場で土下座を決行する、それもただの土下座では無い、服の裾や髪を乱さず身に付けていた得物を音を立てずに瞬時に側に並べ。正面にアルカンレティアで買った菓子折りを捧げるのも忘れない

 

そうだ、此処までは良かったんだ。この後も色々話してアノ手コノ手を使って弟子兼店員に成ったんだ

 

その後が大変だった、よく視たらあの棚に置いてあった爆発ポーションシリーズがひょいざぶろー作の魔道具であったのだ、他にも色々とひょいざぶろー並みの魔道具がアレコレと。マシな性能の魔道具はバカ高く、他は無駄に強力な欠陥魔道具で溢れかえっており

 

トドメに・・・・・・超貧乏、最近は元もな食べ物を食べていないと言う、どうしてそうなった元スゴ腕アークウィザード現リッチーさん。色白が過ぎる肌はリッチーである事とは別の理由で白かったようだ。幸薄そうだと思ったがマジで幸が薄かった

 

その日は師匠兼店主へ食糧と現金を無理やり渡し一端宿に戻った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

宿に帰ると何と他所様のパーティーに妹が一時的にだが入れたようだ。そしてゆんゆんは・・・・・聞くな

 

因みにゆんゆんは俺と別行動しても問題無くなって来たので昨日は置手紙を書いて出て行った、帰って来た時にもコレから俺は別行動を取ると二人には言ってある

 

今日も二人は冒険に出かけるので俺はちょむすけをフードに入れてウィズさんの所へ向かった

 

道中で俺を女だと勘違いしたビキニアーマーみたいな軽装のポニーテイルの少女と槍を持った少女を侍らせてナンパして来た青い鎧を着こんだ魔剣持ちのナルシスト系野郎の股を蹴り上げて俺は男だと宣言してその場を去った

 

俺がナンパされていた時少女二人がこちらを睨んでいたが、俺がヤツの息子を蹴り上げてその場を去った時後ろからキョウヤ~!と悲鳴をあげて何処かに担いで行った。後で知る事に成ったのだがギルドで俺がアークウィザードだと情報を貰った時、女の子の様な容姿を何を聞き間違えて脳内変換したのか女の子として話しかけて来た・・・・・・双子だからって俺そんなに女みたいな顔してますか?ウォルバクさん。にゃぁ~・・・・・

 

ウォルバクさんとニャァニャァ言いながら傷ついた心を癒していれば。師匠兼店主の店に着いた

 

 

かずぴー「こんにちわ」

 

ちょむすけ「みゃぁ~」

 

ウィズ「いらっしゃいかずぴー、まぁ!今日は可愛い子猫さんも居るのね」

 

 

店についてから最初に挨拶したのだが昨日は寝ていて静かだったちょむすけの紹介に

 

因みにウォルバクさんがメッチャ懐いている、師匠がリッチーだからだろうか?それと人柄?

 

それは兎も角ちょむすけことウォルバクさんは師匠の膝の上で丸まっちゃったので店主はそのまま座ってもらって俺は店員としての仕事を口頭で教えてもらい早速始める

 

店の前の掃き掃除と水撒き、店内のモップ掛けから棚の商品整理・・・・・そうだ。此処から店主が貧乏と呼ばれるのか知る事に

 

 

かずぴー「あの、店主?」

 

ウィズ「どうしました?それと私の事は魔法の御勉強の時以外はウィズと呼んで下さい」

 

かずぴー「ではウィズさん、このポーション棚にある爆発シリーズなのですが・・・・・もしかしてひょいざぶろーの作品ですか?」

 

ウィズ「そう!そうなのです!いつも最高級のマナタイトを売りに来てくれる人から紹介されたのですが実にすばらしい魔道具を作る方なんですよ!一度紅魔の里へ行ったのですが生憎留守で。そのポーション以外の魔道具も市場に出た物を買い漁った物なんです」

 

かずぽー「ウィズさんが貧乏店主と呼ばれる原因が三つも解かりましたよ」

 

 

話しを聞くにウィズさんは何時か必要な時が来るだろうと金銭に余裕さえあればひょいざぶろーのような人が作った魔道具を買い付け。魔法職で必要な人が来るだろうと最高品質のマナタイトを買い。コレ等が売れると本当に思っている・・・・・・よろしい。まずは説教だ

 

そう、この説教の時に俺がひょいざぶろーの息子である事を知られたんだ、まぁその御蔭で俺が魔道具を作り店に出す商品を決めたりひょいざぶろーのような魔道具を作って欲しいと言われて拳骨&正座一時間へと発展したりと色々と会ったんだ

 

その後俺は直ぐに行動に移った、まず魔法が込められたスクロール等は手直しが全く出来ないのでとりあえず放置し、カエル殺しと呼ばれる我が親父が作った対ジャイアント・トード専用魔道具を手直しする

 

先ず一番の問題である値段、コレはカエル一匹に炸裂魔法を喰われた際に中から炸裂させると言う機構が馬鹿げた値段の原因である為コレを取り除く。之一つで二十万エリス、カエルの肉買い取りも含めて一匹一万エリスくらいだ、その二十倍の値段でカエル一匹?割に合わん、単純に十九万エリスもの大赤字だ

 

故にまず無駄に高性能な炸裂魔法が込められた信管・・・って言っていいのか?それを全部取る。コレでこの魔道具はただの美味そうに見えて食われるだけの魔道具に流用する、コレ俺が作れば一つ五十エリスくらいだな。量産出来るし

 

炸裂魔法が込められている部品を誤爆しない様に処理し格納したら、代わりに詰め込む物を作る。ウィズさんから作業場に案内してもらい店にある物を使ってもいいと許可が出たので早速取り掛かる、ちなみにウィズさんは攻撃的なオリジナル魔法は持っているが魔道具は作れないようだ。なので俺の後ろでウォルバクさんと一緒に興味深そうに作業するこちらを見ている

 

先ずこの魔道具を使う対象はジャイアント・トード。打撃系の攻撃が効かず金属鎧を嫌う、それが無ければ大抵の相手を頭からマミるもといパックンする、作るべきは内部からカエルを倒す、または妨害する機構が必要だろう

 

ジャイアント・トードは肉の買い取り額も合わせて美味い相手だ、昨日食べたカエルのから揚げが美味かった。なのでなるべく肉を駄目にしない様に火炎系はアウト。土系統も血と相まって洗ったり血抜きとか色々と面倒になるから却下。と成ると残るは水(氷)と風だ

 

初級魔法の基本は水を作る、凍らせる、突風を起こす。初級派生形魔法は必要なさそうだ

 

喰われた後、体内に入ってから大量の水を産み突風が吹く方向を予め決め、渦を巻くのと周囲に向かう二つのタイプを別々に作り、最後に全体にでは無く数か所の一点に集中しての凍結を発生させる仕組みを組み込んで・・・・・出来た

 

水で体内を制圧し、氷の刃を無数に作り体内で渦巻き切り刻まれるか。内側から突き刺さりまくるタイプの二つをカエル殺しに組み込んだ。判別が出来るようにこの世界の文字でタイプA・Bと分けて余っていた箱に詰めた

 

 

かずぴー「ウィズさん、魔道具のテストですがギルドにクエストを発注していいですか?」

 

ウィズ「うんうんいいよ、それにしてもすごいですねかずぴーは、さすがひょいざぶろーさんのお弟子さんですね♪」

 

かずぴー「それって褒めてるんですか?まぁ良いです。ウォ・・・ちょむすけとそのままのんびり待っていてください。すぐに戻って来ますから」

 

 

 

ギルドに向かうと以外にも中には人が少なく、待っている人も居ないので直ぐに受付の人の所へ行きクエストを発注してもらった。内容は以下の通りだ

 

 

 

 

クエスト名、ウィズ魔道具店試作魔道具テスト

 

クエスト内容、対ジャイアント・トード用魔道具、カエル殺しの実戦テスト。作業内容は単純、ジャイアント・トードにカエル殺しの効果があるか。ジャイアント・トードの食い付きは良いか悪いか?使用した時の感想を可能な限り詳しく教えてもらいたいです

 

採用条件、カエル殺しはジャイアント・トードにとって極上に美味そうな餌に見えるよう作られていますが万が一そう見えなかった場合に備えてパーティーで受ける事を推奨します。ソロ冒険者は不採用

 

報酬、討伐したジャイアント・トード討伐&買い取り報酬+五万エリス、成功又は相談の上でカエル殺しをプレゼント&購入優先権

 

 

 

 

 

以上だ

 

 

受付のお姉さん、ルナさんにお願いしクエストボートに張ってもらった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウィズ魔道具店に戻ってからも大変だった、まずウィズさんにクエストを張って来たと報告し店にある全てのカエル殺しを改良し

 

どんな時に使うんだコレ?と思う高性能欠陥魔道具やアイテムを改良したり改造したり整理するだけで一日消費してしまった。ちなみにウィズさんはその間ウォルバクさんとほんわかにゃんにゃんしてた。和む、このうえなく和む

 

途中途中休憩を挟みつつウィズさんが淹れてくれた紅茶を飲みながらこの日は一日中働いた。さすがに今日張ったバカリだからかクエストを受けた冒険者はやってこなかった、帰りにウォルバクさんと俺はウィズさんに見送られて一度めぐみん達の宿に戻る。本当は住み込みが良いのだが部屋が空いていないのだ。ひょいざぶろーの魔道具に埋まって・・・・・!一日中片付けたり整理したのにまだ半分も残ってやがるんだ畜生ぉ!!

 

 

かずぴー「今戻った二人とも今日はどうだった?」

 

めぐみん「ふふふ・・・・・今日も我が爆裂魔法を脆弱なるモンスターに撃ち込んでやりましたよ」

 

ゆんゆん「その。パーティーに来ないかって話しかけられたんだけど。振り向いた私の顔を見たな逃げられちゃった・・・・・グスッ」

 

かずぴー「あぁ~すまんゆんゆん、多分その原因俺。ちょむすけ、ちょっとゆんゆんを慰めるの手伝って」

 

ちょむすけ「にゃっ!」

 

 

話しを聞くとめぐみんは今回を合わせて二つのパーティーを組んだようだ、しかも今日はデカイスライムを爆裂四散させたとか、我が妹ながら火力がぶっ飛んでいる。デカくなったスライムは物理攻撃が効かない所か魔法耐性も付いてふざけんなってレベルのモンスターに成るからマジ嫌いだ

 

ゆんゆんは・・・・・・俺の所為でパーティーに入れずギルドで一日中トランプタワー製作に専念なされたようだ

 

そんなゆんゆんとめぐみんがギルドで合流するとゆんゆんを見て逃げた男と酔っぱらっている風のくすんだ金髪の男と喧嘩があったそうだが、すぐに終わったとの事だ。まぁアレは腐ってもソードマスターらしいし、ルナに聞いたところ名前はミツルギ・キョウヤ。此処最近突然現れた勇者候補の一人で盗賊とランサーの二人を連れてガツガツ討伐系クエストを受けて荒稼ぎしているらしく、魔剣持ちのソードマスターで結構レベルが高いらしくこの街の切り札と言われ始めているそうだ・・・・・・アレ絶対絡め手とか常套手段以外の戦いに弱いな、確実に足元がお留守なタイプだ。取り巻きの強さと装備の不具合差と態度も鑑みるにヤツの息子を蹴り飛ばした俺の判断は英断だったようだ

 

それと森に悪魔が現れたようだ。まぁさすがに今回は関係ない・・・・・・と思いたい

 

二人に明日から住み込みで働くから此処を引き払う事を言ったらゆんゆんが。明日までずっと一緒に居て!

 

っと言って来たのでトイレ以外は殆ど一緒に居る事に成った。それにめぐみんがゆんゆんが発情しないよう見張ると言って二人がキャットファイトを始めたのでベットで仰向けに寝転ぶと。胸元にウォルバクさんが昇って来て丸まって眠り始めた、小猫?の体温と呼吸に誘われたのか、最近何時もこの状態で昼寝したからか直ぐに眠りについた

 

因みに朝起きると俺達は川の字で眠っていた。起きてから俺は魔道具店に、めぐみんとゆんゆんは冒険者ギルドへ向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

ウィズ魔道具店

 

 

作業部屋

 

 

店に付いたらウィズさんにウォルバクさんを預けて店の前と中の清掃をして、未だに残っている不良魔道具を相手に格闘していた時、ふと会ってからずっと気になっていた事を聞いて見た

 

 

 

かずぴー「そう言えばウィズさん、聴きたい事があるんですが」

 

ウィズ「はい?なんでしょう」

 

かずぴー「どうしてリッチーに成ってこんな大きな街で店を営業してるんですか?」

 

ウィズ「ななななな何を言っているのかな・・・!?しりませんよ~ぅ?私は普通の元冒険者で現魔道具店店主ですよ~ぅ?」

 

かずぴー「イヤ別に例え万が一にもウィズさんが魔王軍の幹部でした~と言っても速攻破魔滅殺とかしませんから。あとよく今までバレませんでしたね?」

 

ウィズ「どうして知ってるの!?」

 

かずぴー「・・・・・マジデスカ、と言うかもうちょっと隠そうとしましょうよ」

 

 

 

作業をしつつ聴いて見ると、なんでも昔。当時イケイケだったウィズさんは結構高名で実力もあるパーティーでとあるダンジョンを攻略していたそうだ。そこで魔王軍幹部のバニルと接敵したそうだ・・・・バニル?何処かで聞き覚えが?

 

まぁいい、彼は大悪魔の中の大悪魔、地獄の公爵にして魔王よりも強いと言われており。人間に危害を加えない数少ない存在だそうだ

 

ただ当時イケイケなウィズさん達は突如宝箱から飛び出た彼と戦ったそうだ。最初は何とか倒せたと思ってテレポートで帰還しようとしたところで・・・・・復活したと、その時のウィズさん達から発せられた悪感情、本人曰く人が嫌がる感情の一部が御飯だそうで

 

その後も遊ばれながらも何度も何度も一週間もかけて深いダンジョンを潜り、この頃から発症し始めたボケとドジの所為で更に面倒な事に・・・・・なお、その所業の中にひょいざぶろーの魔道具があった事を知った俺は酷い頭痛が

 

そんなある日他の魔王軍幹部と戦っていた仲間が首無し騎士デュラハンのディアベルに死の宣告を受けた。仲間達は余生を悔いなく送ろうとしたが呪われなかったウィズさんは悪魔であるバニルを打倒して自分の魂を対価に呪いを解こうとカースド系魔法を習得して更に魂を削って力を得る薬も服用して戦ったが負けた上にボロボロな魄など要らないと言われたらしい

 

そこでなんの気まぐれかバニルが今では秘匿されたリッチーに成る秘術をウィズさんに教えたそうだ

 

その後、リッチーに成ったウィズさんは今の姿と服装になり・・・・・・魔王城に張られている結界をライトオブセイバーのゴリ押しで斬り裂いて。道中立ち塞がった幹部、デットリーポイズンのハンスを氷漬けにし。魔法耐性がバカみたいに高い幹部シルビアも魔法のゴリ押しでブッ飛ばし。くつろいでいたベルディアを泣かして呪いを解き、そこでバニルと再会し目的も果たしたのでそれ以上の戦闘はせず。どういう話しがあったのか結界の維持の為だけの幹部になり。普通に店を営業したり人として街で暮らして良いと魔王に普通に許可してもらったそうだ、おまけにその時以来バニルとは友人関係でお互いに夢を叶えようと協力関係?の様な物もあると

 

・・・・・・・ヤイヤイヤイヤ!昔はイケイケだったと本人も言ってるけどマジ何考えてんの?!

 

魔王城に単騎突撃かますとか。この人普通に怖い

 

ただやはり魔王軍とは事を構えない様に条約を結んでいるとか・・・・だが戦闘に関わらない、騎士や冒険者以外の一般人に手を出したら問答無用でぶっ殺らしい・・・・・・ナニこのリッチー。ギャップがデカすぎる

 

 

かずぴー「なんと言いますか凄い人生送ってますね」

 

ウィズ「そうでしたね。そう言えばまだ魔法の先生らしい事してませんがかずぴーはどうして私に師事を?紅魔の里には学校があったのでは」

 

かずぴー「話すと長くなるんですが」

 

 

それから作業しつつ、途中クエストを受けに来てくれた冒険者パーティーの対応をしたりしながら俺がウィズさんに弟子入りする理由を話した

 

実家がヤヴァイ位貧乏で小さな頃から働いていた事、ひょいざぶろーから魔道具作りを教えって貰ったり里の職人達の店で働きつつ技術を身に付けて行ったり

 

その中で早期に学校の書物や校長から魔法の知識を手に入れて。まだ冒険者カードを持っておらず単身で里の周りに生息するバカみたいに強いモンスター相手に何度も死に掛けた日々

 

そして学校に通うように成るも、学校での仕事で授業内容を解かっていたために何故か教師も兼任する事に

 

最後に、授業で必ず必要になる魔法を習得するために、特例で冒険者カードを手に入れ・・・・・・初級魔法しか魔法が無かった事。昔助けてくれた恩師から教えてもらった魔法が無かった事を

 

何時の間にか作業を終え。店のテーブルで紅茶を飲みつつ話す俺とウィズさん

 

 

かずぴー「此処に以前は高名な冒険者として活躍し、しかもあの人の魔法を習得していて使える人がいると聞いて来ました、別に中級や上級、炸裂や爆発魔法が習得出来なくても良かった、あの人の魔法さえアレだ良かったんです。幸い魔法職なのがおかしいステータスと戦闘スタイルでしたから」

 

ウィズ「・・・・・大変だったんだね、カズ君」

 

かずぴー「はい」

 

ウィズ「辛かったね」

 

かずぴー「・・・はい」

 

ウィズ「悲しかったね」

 

かずぴー「・・・・・はぃ」

 

ウィズ「頑張って来たんだね」

 

かずぴー「・・・はい!」

 

ウィズ「コレからは私も一緒に頑張るから。もうちょっと頑張ろう?」

 

かずぴー「はい、よろしくお願いします。師匠」

 

ウィズ「ん~っと。師匠って呼び方はちょっとクスぐったいな、ウィズって呼び捨てでいいよ。カズ君、それと敬語も禁止!これ師匠命令です♪」

 

かずぴー「わかり・・・・・分かったよウィズ」

 

ウィズ「うん、よろしい♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昼に食事休憩を入れてから。師匠ことウィズから魔法について基礎から教えてもらった。俺のカードを見たウィズ曰く、ステータスと知識は問題無いらしく。後少し足りない物を補えばと言う事らしい

 

その時カードに出ていた初級派生形魔法等の魔法やスキルに付いてスッゴク聴きたがっていたが今は自分が師匠として弟子を育てるんだ!っとかわいらしくガッツポーズをとって里では知らなかった事を教えてくれた

 

 

そして

 

 

 

かずぴー「今までの苦労と苦悩は一体・・・・・!?」

 

ウィズ「やったねカズ君!」

 

ちょむすけ「みゃぁ~ん♪」

 

 

 

はい、魔法スキル覧に中級・上級・炸裂・爆発。そしてあの人の魔法、爆裂魔法が現れピカピカ元気に光っております

 

之にウィズとウォルバクさんが自分の事の様にきゃっきゃ♪にゃんにゃん♪と喜んでる

 

嬉しいんだ、嬉しいんだがこの呆気無さは?まぁいっか。あの人の魔法が憶えられるんだから・・・ってウィズ?顔が近いんだが?

 

 

ウィズ「それじゃぁカズ君の問題は解決したし、次は私が教えてもらおうかな?」

 

かずぴー「勿論です、リッチーに至ったウィズに教えるってなんか変な感じだな」

 

 

最初に爆裂魔法を取って他に出て来た魔法やスキルも全部取ってから俺は何故か店にあった黒板を引っ張り出して初級派生形魔法を教える

 

リッチーに至れる程素質があったアークウィザードでも、魔法の工程については目から鱗だったようだ。俺の考えでは初級魔法は冒険や日常の他にも、戦闘でも決定打にこそならないが補助として使うならこれ以上ない魔法だと思ったが世間はそうじゃない、故に俺以外誰も極めようとしなかったからか。工程を工夫すると言う考え自体無かったらしい

 

俺は魔法名だけで即発動可能な初級魔法は良いと思ったんだがなぇ。火には困らないし、水にも困らない、氷も作れて、土は風と合わせれば即席の目つぶしに成るし、他にも組み合わせ次第で設備がまず無いと言っていい冒険などでは重宝すると思ったんだが

 

それは兎も角、一番発動しやすいドラゴンブレスを教えた所・・・・・一発でした

 

 

ウィズ「この魔法を考えて作るなんてカズ君凄い!」

 

かずぴー「一発で派生形魔法に昇華させるウィズの方が凄いよ。俺がそれ覚えるの結構大変だったんだが」

 

ウィズ「魔法使いの先輩として負けられないからね♪」

 

 

ウィズの冒険者カードの初級魔法が初級派生形魔法に変わっていた。今日は此処までにして続きはまた明日か今夜にでもして休憩に入ろうとしたところで来客を知らせるベルが鳴り扉が開いた

 

 

かずぴー「ウィズ魔道具店へようこそ。テイラーさん達じゃないですか、何か問題でも起きました?」

 

テイラー「いや、むしろ絶好調と言ってもいいくらいうまく行ってな。クエスト達成の報告に来た」

 

 

入って来たのは今朝方の俺が昨日張ったクエストを受けてくれた冒険者パーティーだった

 

今話した短髪にバンダナを付けた盾と剣を持つ堅実そうな青年がリーダーのテイラー・職業クルセイダー。軽薄でチャラそうな青髪の男はアーチャーのキース、くすんだ金髪で赤眼の不良みたいなのが戦士のダスト。最後に髪を後頭部高めで纏めて杖を持ち青いローブを羽織っているのがウィザードのリーン

 

 

かずぴー「それで使い心地はどうでした?」

 

テイラー「ああ、面白いくらいにトード達がアレに食い付いてな。カエル殺しに向かって行くヤツを後ろから一撃だ。食い付きは中々よかった、食ったヤツは皆大量の血を吐いて倒れてたな。ギルド曰く血抜きの手間が省けたと言っていた、腹の中がズタボロに成るが買い取り対象の肉が無事で買い取り金額は減らなかった」

 

かずぴー「なるほど。結構いい具合の様ですね、効果範囲はどれくらいでした?」

 

テイラー「どう見た?キース」

 

キース「半径十メートルなら速攻で食い付いたな、カエル殺し以外見えてない感じだったぜ?。二十だと俺達が攻撃すればこっちに来るな」

 

リーン「そうそう、ダストが突っ込んで食われたんだよね~。粘液まみれで臭かったからそれ洗い落としてコッチ来たんだよ?」

 

ダスト「アレはマジ臭かったぜ」

 

かずぴー「そうでしたか、十五ではどうでした?」

 

リーン「私の中級魔法くらいの攻撃を受けるとコッチに来るけど、キースの矢で脳天撃ち抜いて・・・二人はどうだったの?」

 

テイラー「戦った感じ攻撃を当てるとこちらの存在に気が付く感じだな」

 

ダスト「だな、脳天に一撃だぜ」

 

かずぴー「なるほど、概ね良好。効果もきちんと出ている様で何よりです、では報酬はこちらに成ります」

 

テイラー「結構重いな」

 

かずぴー「初めての実地試験をしてもらったので少し色を付けときました。追加報酬の優先権と商品は?」

 

テイラー「ウチは俺以外鎧を付けていないからな。ありがたい」

 

かずぴー「毎度ありです」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウィズ魔道具店

 

 

かずぴーの部屋にて

 

 

 

かずぴー「昼間に初級派生形魔法の放射系魔法、ドラゴンブレスを覚えたので次は収束系の魔弾の授業を始めます」

 

ウィズ「は~い」

 

ちょむすけ「にゃ~」

 

かずぴー「簡単に言いますが魔弾は弾頭、弓矢の鏃や槍の矛先を魔法で飛ばすだけですが、難しいのが飛ばす弾頭の形成と性格に狙った場所へ真っ直ぐ飛ばす砲身の作成ですね。まずは一番簡単な土を固めるところからやって見ましょうか?」

 

 

昔里に居た頃に作った拠点で自分なりに研究して実際にやった事をウィズに教える。まさか魔法に付いてスペシャリストのアークウィザードでリッチーな存在に教える日が来るとは思わなかった

 

当たり前だが呑み込みが早く最初は幾つか歪な弾丸だったがもうキレイな弾頭を作っている

 

トドメに砲身をアッサリと作り今此処では試射こそ出来ないが空撃ちとは言えキチンと出来ている

 

 

かずぴー「・・・・・もう教えることが無いな」

 

ウィズ「お互い似た者同士だね」

 

かずぴー「確かに」

 

 

たった一日で俺はあの人の魔法を、ウィズは俺が作ったオリジナル魔法を習得してしまった

 

特にやる事も無く眠り翌日。目が覚めると顔を洗い厨房で朝食の準備をする・・・ウィズの生活がマジで俺の実家並みにヤバかったのでとにかく栄養があって美味い物を作る

 

それが終われば店先と店内の清掃をする、この頃に成るとウィズが起きて来たので一緒に二人と一匹で朝食を摂る

 

朝食を摂った後はウィズは店番、俺は商品開発を始める。今日はあの爆発するポーション等を使ったアイテム作成だ、ハッキリ言おう。アレ単品では絶対に売れない、故に我は作る

 

と言っても現代兵器を量産すると目を付けられるので考えつつカエル殺しを量産する

 

モンスター相手の商品と成るとブッ飛ばす・・・のは手榴弾と同じで目を付けられたくないし。量産しているカエル殺し以外の便利グッズと成ると。拘束?行動阻害?対象のモンスターは?ん~・・・悩む、悩むぞぉ~

 

そう言えば森の奥に居る筈のモンスターが悪魔が出た所為か結構な数森の外に出て来ているって聞いたな。その中には飛行型モンスターも居るとか・・・・・網だな

 

投げ網よろしく即席でネットを撃ち出して飛行型を捕えて飛べなくした所を討伐・・・・・数が多いらしいから大き目の網を用意して。筒状のそれに飛ばす為の錘も付けて、薄めて威力を調節した爆発系ポーションで飛ばすとして、一々火種持ち歩くのは面倒だろうからクラッカーみたいに紐を引っ張って少量の火薬を起爆させて飛ばす仕様にアレンジしよう

 

早速作って見たが・・・・・モンスター相手なので丈夫な網を使ったら結構大きくなったな、縦五十センチ・直径十五センチ・重さ約二キロくらいか?錘と縄が筒と合わせて結構重くなったな

 

 

かずぴー「ん~、今の所試作品って事でもう少しだけ作って置くか」

 

 

考えながら作ったので最初の一個はそこそこに時間が掛かったが、完成させたので同じ物を四つ程作って見た・・・・うん、コレ肩に担ぐと歩兵が使う某対戦車のアレだな

 

 

ウィズ「カズく~ん。御店手伝って~、お客さんがいっぱい来てくれたの~!」

 

かずぴー「今行きま~す!」

 

 

作業台を片付けて作業服とエプロンを脱いで着替えて向かうと、結構なお客が来ていた。服装からして冒険者の様だ

 

ウィズはカウンターから離れられないので俺が商品を持ってくる事に。彼等が買いに来ている理由はなんとカエル殺しだった、何故か来ているある程度ベテランと呼べそうな人に聞いて見た所。テイラーたちがギルドの酒場で酒に酔いつつ喋っていたそうだ。話しを聞くと簡単にカエルが狩れるや楽にクエストをこなせた。何よりカエル殺しの性能が良いのに使い捨てで安いと色々と宣伝してくれたそうだ、実際使っていた所を見た冒険者も何人か話しに加わりギルドに広まったそうだ

 

 

客足は何とお昼まで途絶える事が無く、カエル殺しが売り切れても普通のポーション等を買って行ってくれてやっとお客が居なくなるころには夕方に

 

 

ウィズ「凄い!凄いよカズ君!私の御店にこんなに人が来てくれたのは開店した日以来よ!」

 

かずぴー「普通にちゃんとした商品も売れてるな。カエル殺し結構量産したんだが・・・・今夜中に量産し直さないと」

 

 

ウィズは今までで一番の売り上げを金庫に仕舞いピョンピョン飛び跳ねてキャキャ♪と喜んでいる・・・揺れている

 

ちょっとした雑念が入りつつも、俺は今日の売り上げと売れた商品を計算しつつ。明日までに又大量のカエル殺しの量産の準備を始める・・・・その前に夕食を取らなくては

 

今日は朝から新しい商品を作ったら、途中から店員として夕方まで働いて。ウィズが用意してくれた夜食を取りつつ夜明け前までカエル殺しの量産・・・・アレ?昔の生活に戻っている?

 

まぁそれは兎も角として。手元にある資材で作れるだけ作った俺は日が昇る少し前に何とか作業服を脱いでベットにダイブした

 

久々の長時間労働をしたためか目が覚めたのは朝から昼の時間帯だった。下に降りて見ると台所に置手紙があった、なんでも森に出た悪魔と言うのが上位悪魔で討伐対を組むと言うのでポーションを配りに出かけますと書いてある、まぁポーションくらいなら問題無いか。追加で調合して置くか

 

ウィズが用意してくれた朝食を食べて早速配られたであろうポーションの補給に入る、ついでにまた新しい商品を作ったり、途中で冒険者のお客が来たりウォルバクさんと遊んだりしつつ店番をしていると

 

 

ウィズ「ただいま~」

 

かずぴー「おかえりなさいって何か暗いですね?」

 

ウィズ「うん、しばらくはパンの耳と砂糖水の生活だもん」

 

かずぴー「・・・・・何だって?」

 

ウィズ「置手紙読んでくれた?」

 

かずぴー「ああ」

 

ウィズ「それでね、運良く討伐隊にかなり腕のいい魔法職やプリースト達が沢山参加していてね?」

 

かずぴー「・・・・・それで?」

 

ウィズ「えっと・・・・・何時もマナタイトを売りに来てくれる人が丁度アクセルに来ていてね?。昨日の売り上げ全部でなんと人数分のマナタイトが揃えられたの!しかも全部最高品質!」

 

 

 

俺はカウンターから店の扉を開けて開店の立札を閉店にひっくり返し

 

内側からカーテンも閉めて。カウンターにウォルバクさんを置いてオロオロしているウィズの手を取り二階へ行き

 

最近作業台と私物が置かれ始めた自室に入り鍵を閉め。顔を真っ赤にしてモジモジし出したウィズに

 

 

 

かずぴー「聖水爆弾!ア~ンド。聖光フラッシュ!」

 

ウィズ「きゃぁああああああああああああ!!?」

 

 

ウィズが居ない間に作って見た対アンデット用魔道具。某ハンティングアクションゲームに登場する使い捨ての投擲アイテムの聖水・光バージョンを我がウィズ魔導店店主兼師匠兼弟子にブン投げる

 

 

そして冒頭へと至る入り口が開いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かずぴー「全く、マジで金庫の金全部なくなってるよ?一エリスも残ってねぇ。眠っていたとはいえせめて一言相談してほしかった」

 

ウィズ「うぅ、ごめんなさ~ぃ」

 

ちょむすけ「なぁ~」

 

かずぴー「はぁ、俺はギルドに行ってクエストでも受けて来ます。カエル殺しは資材が許す限り作っといたのでウォ・・・ちょむすけと一緒に待っていてくd・・・・あの、待っててくれない?」

 

ちょむすけ「にゃにゃぁ~」

 

かずぴー「ダメですか。とにかく俺が居ない間にまた売上金使ってマナタイトやひょいざぶろーみたいなのが作った魔道具仕入れたりしないでくださいね?」

 

ウィズ「えっと、ひょいざぶろーさんの魔道具は」

 

かずぴー「ダ・メ♪」

 

ウィズ「・・・はい」

 

かずぴー「とりあえず食費は置いて行きますから。しばらく留守にします」

 

ウィズ「うん。いってらっしゃい」

 

かずぴー「・・・・・いってきます」

 

ちょむすけ「みゃぁ」

 

 

 

俺は金を稼ぐために冒険者ギルドへ向かった

 

道中冒険者達が街中を血眼に成って走り回っていた。途中で捕まえた少年に話しを聞くと、討伐隊は敗走。主力のソードマスターが上級悪魔の奇襲を受けて負傷するも翼を片方斬り飛ばして撤退した、相手は魔王軍クラスらしく対抗するには凄腕のプリーストかアークプリーストはいないかと言う話しに成った時、受付嬢が一部のステータスを除いて途轍もない魔力持ちの覚えられる全てのスキルを取得した水色の髪を持ち女神を自称する女神の様に美しい美女?美少女?アークプリーストが居ると話した途端に冒険者共が街中に溢れていると言う事らしい

 

おかしいな?こんな低レベルが多い駆け出しの街の近くにそんな強い個体が現れれば王国から騎士団が派遣されるはずだが?

 

その事を聞いて見ると何でも魔王城から首無し騎士のベルディア率いるアンデットの集団が魔王城から出て何処かに向かっている状況らしく王国はそちらに騎士団を回していてこちらに回す余裕が無いとの事だ

 

 

かずぴー「十中八九アクアの事だろうが。女神オーラも美女オーラも皆無だから多分会っても解からないオチだろうな」

 

 

道中歩いていると土埃で汚れているアクアが冒険者とぶつかって給料だと思われる封筒からエリス硬貨が落ちて入っていた金額以上を拾えと無理強いしている、それに最初は探し人と思った冒険者はしつこいアクアに構ってられるかとエリスを渡して何処かへ去った・・・・・ヒデェ。俺に気が付いていないめぐみんも二人にジト目向けている

 

喜ぶアクアと呆れるカズマから視線を逸らし。めぐみんは恐らく宿へ、俺はギルドへと向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かずぴー「碌なクエストが無いんですが」

 

ルナ「森に上位悪魔が現れた所為で奥にモンスターが出て来ましたがこちらは先の討伐隊で先陣を切ったソードマスータミツルギと先頭集団がほぼ掃討しましたから。悪魔の所為で弱いモンスターの殆どは身を隠して出て来ませんので。強いモンスター相手の討伐・捕獲か、それ以外のクエストしかありません。本当はかずぴーさんにも参加して欲しかったのですが」

 

かずぴー「こちらにも事情がありまして。それで何かオススメはありますか」

 

ルナ「少々お待ちを・・・・・五つ程良さそうなのがありました、こちらになります」

 

かずぴー「ありがとう。どれどれ?」

 

 

 

『街の郊外にある屋敷の墓掃除』コレは良さそうだな

『平原のクレーター埋め立ての為の土木作業員募集』クレーターがめぐみんで。作業員がカズマとアクアか

『共同墓地でのゾンビメーカー討伐』・・・・・受けよう。何かやらなきゃいけない気がする

『家出したお嬢様の捜索』ガンバレ(棒読み)なんか関わっちゃいけない気がする

『湖の水質調査。土木工事の急な増加により、廃棄された土砂が湖に流れっ込んでいるとの報告有り』採用条件がプリーストなのでコレも却下

 

 

 

かずぴー「墓掃除とゾンビメイカー討伐を受けます。では」

 

ルナ「御気を付けて。場所を記した地図はこちらに成ります」

 

 

 

街の郊外にある屋敷にて

 

 

かずぴー「・・・・コレは酷い」

 

 

屋敷に付いて早速墓掃除をしようと中庭に行ってみるとまず目についたのが。かなりの時間人の手が入っていない為に逞しく生えまくっている雑草

 

 

かずぴー「夜には共同墓地に行かなきゃならないからサッサと片付けるかっと。此処か」

 

 

中庭にある木の下に清掃目標を発見した。予想通り墓の周りには雑草が生い茂り、墓石も苔が生えていた

 

先に墓周りの雑草を根っこ諸共引き抜き、墓周りの雑草を抜き終わったら

 

 

かずぴー「加減を間違えないようにして。ウィンドドラゴンブレス!」

 

 

風の斬撃で庭全体の雑草共のみを刈り取り、刈り取った雑草は集めてゴミ袋に入れ。地表と地中に残っている雑草はファイヤードラゴンブレスの炎で焼き払う、風とは違って木とかに燃え移らないようにするのは苦労した

 

それが終わればウォータードラゴンブレス(弱)で庭全体に水撒きをして火災が起きないようにしてから墓本体の掃除に取り掛かった。幸いそこまで酷い汚れとかは無かったので雑草処理より早く終わった

 

 

かずぴー「ふぅ、コレで良し」

 

 

うむ、我ながら綺麗に出来た。持参した御菓子と甘酒を供えて屋敷を後にした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

深夜

 

共同墓地にて

 

 

 

めぐみん・セシリー「「きゃぁああああああああああああ!!?」」ダッシュ!×2

 

 

ウィズ「はぅ・・・」

 

かずぴー「皆して何やってんだ」

 

 

ゾンビメイカー討伐のクエストに来てみたんだが、来た途端にコレだ

 

なぜかめぐみんと一緒、というかアルカンレティアに居る筈のセシリーと二人で叫びながら走り去り、この場に居るのは俺と涙目のウィズ・・・・あ~二重の意味で理解した

 

恐らくゾンビメイカーの正体はウィズだ。そんなウィズを如何言う理由かやって来た二人は幽霊だと思ってダッシュで逃げて行ったと

 

 

かずぴー「とりあえず何でウィズが此処に居るんだ?リッチーだからか?」

 

ウィズ「違うよ~、実はね?」

 

 

ウィズ曰く、此処には迷える魂達や御金が無くてちゃんとした葬儀もされなかった人達が眠っており。ウィズは魔法陣で彼等を天へ還している。本来教会やプリーストがやるべき事を何故リッチーのウィズがやっているのか聞くと、ウィズはリッチー故彼等の感情?思念?の様な物を感じその性格故に彼等を救済しているのだとか、そしてプリースト共だが、要は金次第らしい・・・・・・異世界でもヤッパリ居るんだな、生臭坊主共が・・・!

 

そして彼等を天に還してもリッチーの魔力に当てられてかまた現れたり目覚めたり他所からやって来たりしてまるで自然の如く循環?してしまっている

 

之が原因でウィズがゾンビメイカーに間違えらている理由だった

 

 

かずぴー「あぁ~、クエスト紹介された時何故か受けなきゃって思ったのはコレの事だったのか。とりあえずここの浄化は以後俺がやるからウィズはもう帰・・・る前にゾンビメイカーとか居ない?このままだとクエスト失敗に成っちゃうんだけど?」

 

ウィズ「それなら一週間前からここの墓守をしていた方が成仏したいな~って言ってた!呼んで来るね」

 

かずぴー「居たのか、墓守り人」

 

 

ウィズのスッゴイ恐縮しつつやって来た元墓守のゾンビメイカーさんを、ウィズ直伝の魔法陣を書いて昇天していただいた。この人が現れてからウィズは頻繁に此処に来るように成りゾンビメイカーとリッチーの魔力の相乗効果で更に迷える魂やアンデット系モンスターが溢れると言うもうどうしてこうなった?って状況が出来上がってしまったらしいが

 

今度から俺がこの作業をする事に成った。まぁ経験値的に凄く美味しいからいいんだけどな?

 

結局この日はまた夜明け前までに結構な数を浄化する事に。レベルが一つ上がる程に浄化した為か光・聖属性初級魔法成る物が出た、ウィズと出会ってから俺紅魔族チートに成って行く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌朝、墓地に居る結構友好的な彼等?の言葉に甘えて朝まで眠らせてもらった。眠りが浅い時、他所から来たゴースト?がしばかれる騒ぎが聞こえた気がしたが気にしない

 

 

かずぴー「さすがに日が昇っている間は活動しないか」

 

 

周りには墓石しかない場所で一夜を明かす俺・・・・・ヤヴァイ。あるえ辺りに知られたら小説にされる

 

当たり前だが墓地には俺しか居ない、ちょむすけことウォルバクさんは久々にめぐみんゆんゆんコンビの所へ行っている、本当に一人だ。拠点以来だな

 

 

かずぴー「まずギルドに(グゥ~♪)・・・・・先に腹ごしらえからだな」

 

 

考えて見れば夕べから何も食ってなかった

 

派生形魔法で土と水で粘土っぽいのを作り、中級魔法で石を幾つか取り出しそれを重ね間に粘土モドキを塗り重ねてを繰り返せば竈が出来上がり中にまきをくべて初級魔法のティンダーで点火して勢いよく燃やす

 

その間に小さ目の鍋に初級魔法のクリエイトウォーターで出したキレイな水で満たし、火が通り難い野菜とジャイアント・トードの肉を入れてすぐに出来上がった即席窯に置き追加のまきをくべる

 

しばらく煮込んでから自作した固形調味料で味付けし、弱目のティンダーで買って置いたパンを温めれば少し贅沢な朝食の出来上がりだ

 

匂いに釣られてか一撃兎が一匹やって来たが。肉食らしいコイツに肉を多めに入れた朝飯を置くと相当腹を空かせていたのかガツガツ食ってすぐ近くの木の根元で眠り始めた

 

 

かずぴー「調味料は改良の余地ありっと・・・・っあ、中級が派生形に成ってる」

 

 

紅魔族化(公式チート化)が、加速している・・・だと!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルナ「なるほど、それが原因でゾンビメイカーが出現したのですか?」

 

かずぴー「ええ、リッチーとはいえ友好的で良かった」

 

ルナ「魔王軍幹部で人に危害を加えない存在が居るなんて」

 

かずぴー「たしかバニルとか言う悪魔は俺達の悪感情を糧にするが殺す事は絶対にしないと聞いたんですが?彼のリッチーは今も人の心を持っているつもりだと教えてくれました」

 

ルナ「そうでしたか。この件はアクセルのみの話しとさせていただいても?」

 

かずぴー「言いふらしても百の害がやって来て一の利もありませんからね」

 

 

 

翌日、共同墓地で逢った事をちょっと嘘と真実を織り交ぜて間違っていない話しをした

 

曰く、友好的なリッチーとゾンビメイカーに出会った

 

曰く、リッチーに人に害成す意志は無く今も人の心を持ち人であろうとしていると

 

曰く、墓地に眠る人達や、自分の所為でアンデットや迷える魂達が目覚めた彼等を天に還していると

 

曰く、アンデットや霊たちが溜まり集まりやすいのはキチンと葬儀してもらえなかったり浄化してくれるプリーストが殆どいなかった故に死者の声を聴き魄を見て感じる事が出来る心優しきリッチーが彼等を天へと還していた

 

曰く、リッチー本人がこのまま救済を行ってもまた眠っていた人達が目覚めてしまうとの事で、俺が以後。その役目を引き継ぐ事をルナさんに報告したのだ

 

 

 

 

ルナ「後日ギルドから臨時報酬と、かずぴーさんへの浄化クエストの発注と支援についてお話があると思います。連絡先に付いてお聞きしたいんですが」

 

かずぴー「ウィズ魔道具店でウィズさんの弟子兼店員をしています」

 

ルナ「あの氷の魔女の弟子ですか!?流石は紅魔族でしょうか。でもなぜ店員を?」

 

かずぴー「俺が商品を作ったり選んだりしないと、すぐ目を離した隙に貧乏店主の二つ名にふさわしい事が起こってしまうんですよ」

 

ルナ「それは・・・・・ご愁傷様です。ギルドは可能な限りかずぴーさんに支援と報酬の上乗せを検討させていただきます」

 

かずぴー「マジで助かります」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウィズ魔道具店

 

 

 

かずぴー「今帰った。アレ?ウィズ、ちょむすけは?」

 

ウィズ「おかえりカズ君、ちょむすけちゃんはまだ帰って来てないよ?」

 

 

店内に入ってただいまおかえりをしたところで店内の冒険者や街の一般人が驚いたように俺とウィズを交互に視線を向けて、お互いの呼び方とその自然さに女性は姦しく。男は俺を何やら黒い笑顔を向けて来る

 

とりあえず周囲の反応を無視してウィズの元へ

 

 

かずぴー「臨時報酬と討伐報酬でそこそこ稼げた、また勝手に変な魔道具を仕入れるなよ?」

 

ウィズ「うぅ、カズ君が信用してくれない、はぅっ」コツン♪

 

かずぴー「前科持ちが何を言うか」コツン♪

 

 

店内に正と負の風が渦巻くが無視だ

 

カウンターの奥へ行き二階へあがり自室で着替えるが。やはりウォルバクさんは戻って来てない、二人の所が意外と居心地いいのかな?

 

とりあえず何時もの作業着に着替えて森の方では隠れている筈のジャイアント・トード用のカエル殺しが。何故か毎日そこそこ売れているカエル殺しを補充する。客の冒険者曰く森の反対方向で結構な数が湧いているらしいと冒険者達の話しを聞きつつ、また新しい商品を考えつつ作ったり店番したり過ごしたが、結局今日はウォルバクさんはめぐみんとゆんゆんの所から戻って来なかった

 

 

かずぴー「まだ戻って来てないか」

 

 

翌日、夜明け頃と結構遅めに起きたのに何時も体の上か側に感じていた小さな暖かさが無い

 

ウォルバクさんが居ないのはちょっと寂しいが。そのうち戻って来るだろうと思い、此処に来てから習慣に成った店先の掃除と水撒き、店内のモップ掛けをして、朝市へ向かい新鮮な食材を買って来て。朝食の準備をしていると何時もより少し遅めに、リッチーなのに眠たそうに可愛い欠伸をしつつウィズが起きて来た

 

 

かずぴー「おはようウィズ」

 

ウィズ「うん、おはよ~カズ君」

 

 

とりあえず顔を洗って来るよう言って二人分の朝食をテーブルに並べ終えた所にウィズが戻って来た

 

朝食を摂っているとウィズが俺が居ない間に珍しいお客が来たと話し始めた

 

 

かずぴー「マナタイトが結構な数売れた?」

 

ウィズ「うん、それとマジックスクロールを何個か」

 

かずぴー「マナタイトにスクロールって、この街でそんな大金ばら撒く冒険者なんているのか?」

 

 

俺が疑問に思っていると

 

 

ウィズ「その人ね、カズ君と同じ黒髪に紅い瞳をした女の子だったわ。強力な魔道具は無いかって着て来たからひょいざぶろーさんの作ったポーションも買って言ってくれたわ、ヤッパリ見る人には解かるのよカズくn」

 

かずぴー「何時だ、その紅魔族の少女は何時来た!」

 

ウィズ「ふぇえええ!?えっとカズ君が御飯を用意してくれるちょっと前だよ?朝早くから来てくれたから開店時間じゃないけど御店に入れたの」

 

かずぴー「何を、幾つ買って行った!特にひょいざぶろーが作ったポーションはどんなタイプだ?!」

 

ウィズ「マナタイトを十数個とスクロールを七個。ボーションは確かパラライズの魔法を強化するタイプよ、飲んでパラライズを使えば相手が格上でも動けなくするんだけど、威力が上がって範囲も広がって自分にもパラライズが」

 

かずぴー「何でそんな商品を売った?!序にそんなの仕入れて一体誰が買うんだ?!と言うか買われちゃったよ!序に作った親父バカだろ?!誰が買ってくれるんだよ?!ああ!此処に居たぁああああああ!!?」

 

ウィズ「カズ君酷いっ!」

 

かずぴー「いやそれは今どうでもいい。問題はそんな高価な魔道具を買い漁る状況は・・・・・・悪魔か」

 

 

カラン♪コロン♪

 

 

ちょむすけ「みゃぁ~♪」

 

セシリー「ああ待ってめぐみんのマスコット!ってあら男の娘!ジュルリ♪」

 

かずぴー「此処は従業員以外立ち入り禁止だアクシズの」

 

セシリー「しょうがないじゃないの、めぐみんに頼まれてその子を預かっているんだから」

 

かずぴー「めぐみんが?」

 

ちょむすけ「にゃぁ!にゃにゃぁ!」

 

 

にゃんにゃん、みゃぁみゃぁ、なぁなぁ

 

 

かずぴー「にゃるほど。そう言うことでしたか知らせに来てくれてありがとう」

 

ちょむすけ「みゃぁ~ん♪」

 

セシリー「ねぇねぇ幸薄そうなお姉さん?あの子。小猫と話して通じてるんですけど?頭大丈夫かな?」

 

ウィズ「あはは、カズ君猫っぽいからかわいいなぁ」

 

かずぴー「ウィズ、俺はちょっと出かけて来る、アクシズの「セシリーお姉ちゃんって呼んで!」・・・アクシズのはとっととこの店から出て行け!腹減った?俺の分喰っていいからそれ食ったらさっさと出て行け!店にナニかしたらその分地獄の底まで請求しに行くからな?!ちょむすけはウィズと店番頼むぞ?」

 

ちょむすけ「にゃっ!」

 

 

 

俺は階段を駆け上り部屋に入り、商品開発の合間を縫って作った布に包まれた物を担ぎ部屋の窓から飛び出した。道には降りず門の所までご近所さんの屋根の上を足場に疾走する

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アクセル郊外の森の奥

 

屋根から飛び降りた俺に驚いた門番の横を全力疾走で素通りし、更に純魔力で身体強化し走り続けて付いた先は

 

 

 

めぐみん「『あなたは、私の一番大事な友達だから』・・・・・ええ、こんな事を呟かれては、私も黙っている訳にはいきませんからね!あと、その友達に兄さんが入っていない件について妹である私と後でO☆HA☆NA☆SHI☆しようじゃないか」

 

ゆんゆん「殺してぇえええ!身動き取れなくて逃げられもせず自害も出来ないなら楽にしてよぉ!?いっそのこと殺してぇ!?でもかずぴーと結婚したい!でも死にたい!でも生きていけない!でもかずぴーともっと一緒居たい!私はどうすればいいのよぉおおおおおお!!!」

 

めぐみん「おい、兄さんと結婚したいとかそこの所詳しく」

 

 

負傷している男性冒険者「おい口だけ魔道師!こんな所まで遊びに来たのか?!」

 

 

CHAOSだった・・・・・・はぁ

 

 

かずぴー「急いで駆け付けて見れば随分と余裕そうだな。心配して損したぞ」

 

めぐみん「兄さん!どうして此処に・・・」

 

ゆんゆん「かかかかかかかかずぴー!?どどどしてってそれよりもしかして・・・・・今の聞いてた?」

 

かずぴー「まぁえっと、その。俺は嬉しいぞ?お互い十五くらいになったらその・・・・・式を挙げようか?」

 

ゆんゆん「にゃぁーーーーーー!?/////」

 

男性冒険者「おいガキ!そこのガキンチョ連れて逃げろ!」

 

上位悪魔「はぁ、まぁ~た増えやがった。紅魔族の相手はなるべくやりたくないんだが」

 

 

ヤバい、本音出ちゃった。余計に場が混沌として・・・・ん?

 

 

かずぴー「良い魔力だ、量も申し分ないし漏れ出る魔力も前と比べてかなり少ない」

 

めぐみん「無論です、昨日撃てなかった分も込めてます」

 

かずぴー「一日我慢したのか?ってそれより今回は俺もやらせてもらおう」

 

めぐみん「それって・・・まさか」

 

かずぴー「ああ、やっとあの人の魔法を手に入れたよ。だがまだ練習でしか唱えた事が無いんだ、昔の様に一緒に唱えてくれるか?爆裂先輩」

 

めぐみん「しょうがないですね、一緒にやりましょう。あの頃のように」

 

 

俺とめぐみんは向かい合い、俺は持って来た布に包まれた長物を左手に、めぐみんは右手に杖を、パラライズでゆんゆんと一緒に動けなくなっている悪魔に向け掲げる

 

そして空いた片手を指を絡ませお互いに引き合わせ、お互いの鼻先がくっ付く位に近付き。あの人に助けられたあの日から、毎日朝起きて夜眠る時に一緒に練習した詠唱を。詠う

 

 

黒より黒く

常闇より暗き漆黒に

我が真紅と深紅の混淆を望みたもう

祖は全てを破壊せし者

祖は全てを凌辱する者

祖は全てを薙ぎ払う者

断罪の鉄鎚を我等の手に

奈落の底には魔の深淵

天上を焦がすは終焉の焔

地を揺るがすは魔の爆震

人が畏れるは魔の神髄

我等が望は崩壊と絶望の顕現

双の紅玉に刻まれし聖痕を持って行使す

森羅万象を撃ち砕く天秤の破壊者

 

 

 

 

かずぴー「久しぶりに詠ったが、元の詠唱が原型を留めてないな」

 

めぐみん「仕方がありませんよ、二人で一つの魔法を行使するなんて私達にしか出来ないんですから」

 

かずぴー「確かに、憶えて初めて使う相手が最上位クラスの悪魔、相手にとって不足は無い」

 

めぐみん「さぁそれでは行きますよ!私達兄妹必殺の。爆裂魔法を!!」

 

 

 

既に俺とめぐみんの足元には真紅と深紅の魔法陣が重なり宝石が如く輝き、めぐみんの杖に付いている宝玉もまた込められた魔力が溢れ出そうなり。俺が持って来た長物は巻いていた布が既に魔力の焔で焼き消えてその姿を日の元に現れた

 

鉱石採取していた場所に住み着いてた黒銀の鋼竜を素材に作った竜魔杖。芯に龍骨・繋ぎに竜血・柄頭に竜尾・頭蓋を頂きに・柄に鋼殻・側に雄翼・柄に竜角

 

良質な黒鉱石と魔法金属の最高峰の一つ、ミスリルが豊富な鉱山に住んでいた竜王の素材全てを使って創り上げた、神々が英雄候補に与える神器と遜色なき俺の最高傑作が一つ『黒銀竜の魔杖』

 

それは俺達の魔力に呼応するかのように、まるで未だ生きているかのように。その杖からは竜の息吹きが如く。竜が持つ魔力と覇気が溢れ出ている。我は此処在りと咆哮を上げ折り畳まれた鋼翼を広げる

 

 

めぐみんが言った爆裂魔法に深く溜息を吐き、俺の杖と視て魔力と息吹きを感じた上位悪魔は空を仰ぎ見た

 

 

上位悪魔「まったくよぉ・・・・・、本調子なら何とか耐えられ・・・そうにねぇが嬢ちゃんくらいなら耐えれたんだがなぁ。昨日アホみたいに堅いクルセイダーと盗賊のヤヴァイ目をした二人組に襲われなきゃ。そんでその二人組に結構深い傷を負わせられた腹いせに街に襲撃かけりゃぁよぉ?城壁の工事していた水色髪の変な女にいきなり極悪な破魔魔法ブチかまされてよぉ・・・・・・・はぁ」

 

上位悪魔「残機が一つ減っちまうなぁ、ウォルバク様との契約が強制解除されて晴れてフリーに成っちまう・・・・・まいったなこりゃ♪ハハハッ!この流れだといつか本当にあのガキんちょに喚び出されてマジで使役されちまうそうだ」

 

 

かずぴー「上位悪魔殿、名を教えてもらえるか?俺はかずぴー」

 

上位悪魔「ヤッパリお前もそんな名前なんだな。俺様はホースト、上位悪魔にして邪神ウォルバク様の片腕」

 

かずぴー「戯け、ウォルバクさんは邪神じゃない。女神だ、アクシズのボケ共と同じように言ってんじゃねぇぞコラ」

 

ホースト「ガッハッハッハ!そうか!お前があの方が言っていた人間か!?コイツぁ面白れぇ!」

 

かずぴー「まぁ今回はこんな形に成っちまったが。また出会った日にでもあの人の話しをしないか?」

 

ホースト「ああ、悪くネェな。クククク、俺様が人間のガキんちょ共とこうして話す日が来るとは思わなかったぜ」

 

かずぴー「じゃぁな、上位悪魔ホースト。また会おう」

 

 

かずぴー・めぐみん『『エクスプロージョン・・・・ッ!!』』

 

 

ホースト「まったく何なんだよこの街は?!変わった連中バッカリでどいつもこいつも碌でもねぇな!勿論こんな大魔法を普通に使えるお前達もよ!それに悪くないって思ってる俺様が居やがる!笑えるぜクソッタレがぁーーーーー!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

冒頭に戻り、ウィズが鳴き止んだ後に出て行った後の事。ウォルバクさん関連の情報を抜いて話した

 

 

ウィズ「へぇ~、そんな事があったんだ」

 

かずぴー「ウィズの御蔭で久しぶりに詠唱出来た事は感謝しているんだが・・・・・俺が居ない間にまた金庫を空にするとは思わなかった」

 

ウィズ「あははは~・・・・・そう言えばそのめぐみんさんとゆんゆんさんは?」

 

かずぴー「ゆんゆんは武者修行(花嫁修業)しに他所に。めぐみんはギルドに行ったな、パーティーメンバーを探しに」

 

ウィズ「妹さんはカズ君みたいに他の魔法を取ってないんだっけ?」

 

かずぴー「めぐみんは魔力量的に爆裂魔法を一発撃てばその日はどんなに頑張っても初級魔法くらいしか使えないからな。しかもスキルポイントは全部爆裂魔法の威力向上に回しているからな」

 

ウィズ「私もリッチーになってから爆裂魔法を覚えたけど妹さん凄いわね?茨の道よ」

 

かずぴー「そのためのパーティーだなっと。お客だ」

 

 

 

 

カラン♪コロン♪

 

 

 

ウィズ・かずぴー「「いらっしゃいませ、ウィズ魔道具店へようこそ」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この外史に終端を!

 

 

 

あとがき

 

 

どうもアサシンです

 

 

遂に完結しました、この双子に爆焔を!

 

誤字脱字確認の為に見て見たらあとがきが一文字も無かったですwwww

 

どうやら書き終えた満足感でコピーし忘れたようですwwww

 

以外にも祝福には票が入らず爆焔の方を先に投稿しています。先に書き終えた二人の冒険者もお楽しみに(※執筆当時のあとがき故、あまりお気になさらず)

 

 

 

 

 

此処まで読んでくれてありがとうございました

 

 


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