No.819998

【サイバ】壱と楓、おれなと光太郎【交流】

Dr.Nさん

2015-12-21 19:19:37 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:554   閲覧ユーザー数:532

日曜日。

『天空市中学校男子・女子バレーボール大会組み合わせ抽選会会場』と書かれた看板の置かれた天空市体育館。

 

入ってきたのは楓と壱。

 

「いよいよ今年も始まるね、県大会予選」

「うん! 初戦はどこと当たるのかしら? ちょっとドキドキするわ」

「実は俺も。だが、どこと当たろうと全力でぶつかるだけさ!」

「だね!」

「いらっしゃいませ。学校名をどうぞ」

<男子受付><女子受付>と書かれたテーブルに座っている光太郎とおれな。

 

「雨天中学校です」

「はい」

「雨天中学校です」

「はい、受付完了です。中へどうぞ」

「ありがとう」

「あー疲れたー。バレーボール連盟の偉い人、何であんなに話が長いのかしら?」

「だよねえ。でもあとは本番を待つだけだね!」

「うん! ねえ楓くん、まだ時間があるし、街を散歩していかない?」

「いいね! 新しいシューズも見てみたいし、行こうぜ!」

巨大ショッピングセンター。

 

「ありがとうございましたー!」

 

スポーツ店から出てくる二人。

 

「結局二人とも新しいシューズ買っちゃったわね」

「だね。大会までに履き慣れておかないとね」

「うん! あら?」

「どうしたのイッちゃん?」

「『年末特集、暮らしとお掃除展 10階催事場』ですって。ねえ、見に行ってもいい?」

「もちろんさ。さすが美化委員の鑑だねw」

「お褒めの言葉ありがとうw」

「『我が国に本格的な電気掃除機が登場したのは1931年(昭和6年)。当時の大卒初任給の半年分にもあたる超高級家電でした。』ですって」

「へえーっ。面白いなあ、今の掃除機の形とあんまり変わらないね」

「ほんと。見て、こっちは『掃除機のある当時の生活風景』ですって」

「さすが超高級家電だね。何かお金持ちの家っぽいな」

「うん。あら?」

「どうしたの?」

「この写真に写ってるのって、さっきの受付の二人じゃない?」

「はははは、まさか。彼らのおじいさんおばあさんとかじゃないの?」

「ううん、この風天中学の制服、そんなに古いわけないもの」

「確かに! 女の子の方は嬉しそうに掃除機かけてるけど、男の子の方はなんかすっげえ複雑そうな顔してる…」

 

=END=

 

 

 


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