No.774489

【獣機特警K-9ⅡG】トリッカーズ絶体絶命!(前編)【交流】【戦闘】

Dr.Nさん

なんか古淵工機さんと前後編でトリッカーズピンチの小説を書くことになりまして、前半が俺の担当になりました。
古淵さん、あとは頼んだ…(バッタ死)

タカト(ⅠG) http://www.tinami.com/view/388370
カナコ(ⅠG) http://www.tinami.com/view/384942

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2015-05-01 01:30:38 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:678   閲覧ユーザー数:636

午前10時、カナコの住むマンション。

カナコとタカトが話をしている。

 

「トリッカーズへの依頼だって?」

「そうなのよ。これ見て」

「スマホの写真?」

 

<トリッカーズのみなさんへ ぼくのおじいちゃんは小さな町こうばをけいえいしています。ところがこのまえ、BFふどうさんというわるいふどうさんやさんに土地のけんりしょをだまし取られてしまいました。あのこうばは、おじいちゃんと死んだおばあちゃんとの思い出のばしょで、おじいちゃんの生きがいです。あの日以来、おじいちゃんはずっと寝たきりになってしまいました。BFふどうさんにけんりしょを返してもらおうとおねがいしたら、「BFふどうさんのほんしゃに10万ホーン持ってきたらかえしてやる」と言われました。そんな大金とてもよういできません。トリッカーズのみなさん、どうかけんりしょを取りかえして!>

 

「なるほどな。駅の掲示板っぽいけどどこで撮ったんだこれ?」

「今日の午前1時頃、ラミナ中央駅よ。大騒ぎになりそうだったから、撮った後こっそり消してきたけど。もうユキヨちゃんとミクちゃんが下調べに行ってるわ」

 

「ただいまー」

「あ、帰ったわね二人とも。どうだった?」

「普通の不動産屋さんだったよ、BF不動産」

「建物は新しかったけど最近オープンしたのかしら? それ以外は至って普通、特に怪しいところはなかったわ」

「なるほどね。ご苦労様」

「こんにちはみなさん」

「あ、セリナさん」

「メール見たわよカナコちゃん」

「で、依頼受けるのかカナコ? どこの誰からの依頼かも分からねえのに」

「あたしはそのつもりよ。どこの誰かはその権利書を見れば分かることだし。善は急げ、決行は今夜0時! みんなはどう?」

「異議なし!」

「うん!」

「まあここで依頼を受けなきゃトリッカーズの名が廃るしな」

「あの…ごめんなさい」

「セリナさん?」

「わたしゼミのレポートを明日までに仕上げなければならないんです。出来れば1日延ばしてくれたらありがたいんだけど…」

「なあに、たかが権利書を取り戻すぐらい4人で充分よ。セリナさんはレポートに集中して」

「いいの?」

「任せといて!」

午前0時、BF不動産本社。

 

「なんかあっけなく入れたね。鍵も簡単に壊れたし」

「警報機が作動する様子もなし。不用心ねえ」

「まあそのおかげで助かっているんだけどね。どこかしら権利書?」

「よし、任せろ! 探しものは得意だ!」

「ってルプス、そこらへんのオフィスデスクの引き出しを開けまくってどうするのよ? 普通権利書とかの重要な書類、引き出しに入れっぱなしにしないって…」

「悪かったなっ!」

「金庫よ、金庫を探しましょ」

「「うん!」」「へえへえ」

「あった! あったわよ金庫!」

「よし、あたしに任せて」

「バニーは金庫破りの天才だもんね。頼んだわよ!」

 

ギ…ギ…ギィ…ギィ…。

 

チン!

 

「開いたよ」

「ご苦労様。って権利書一通だけ?」

「なんか少ない気がするわね、不動産屋さんなのに」

「どれどれ…書かれている住所には確かに小さな町工場が建っているわ」

「この建物散々探したけど金庫はこの1つだけ、隠し扉のたぐいもなし。これでいいんじゃねえか? さっさと頂戴して帰ろうぜ」

「そうね」

 

パカッ!

 

「きゃあーっ!」

「うわあーっ!」

「痛ってえ、なんで急に床が抜けるんだよ。みんな大丈夫か?」

「うん…なんとかね」

 

「ハーッハッハッハ! ようこそトリッカーズの諸君!」

「あっ、その声はスレイ!」

「いかにも! 罠とも知らずご苦労だったな! 君たちはこれから我々ブラッドファミリーが実行に移そうとしている壮大なプロジェクトの遂行に少々邪魔なもんでね」

「壮大なプロジェクトだって? 今度は何を企んでやがるんだ!?」

「それは言う必要はない。ん、4人か? 1人足らないようだが? まあいい、お前らを使って残りの1人もおびき寄せればいいだけのことだ。しばらく眠っていてもらおう」

 

シューッ。

 

「ゲホッ! ゲホッ! これは催眠ガス!」

「みんな…嗅いじゃだめよ、息を止め…て」

「そんなこと言ったって…。もう…だめ、気が遠く…」

「ぐがーっ、ぐがーっ」

セリナの家。

 

ノートパソコンの前でセリナが伏して寝ている。

窓から差し込む明るい光に目を覚ます彼女。

 

「ふう…もう朝か」

『みんな大好き、ちょうちん焼きに新しい仲間が増えたよ! 納豆ヨーグルト味とチョコレートくさや味、そしてバナナシュールストレミング味!』

「あ…テレビつけっぱなしで寝ちゃったみたいね。カナコちゃんたち帰ってきたかしら?」

『「んまーい!」「うん、いける!」「最高ー!」。さあ、青いちょうちんのお店に急gブブピパレポビギャ』

「えっ、なにこれ? 放送事故かしら?」

 

『やあ、おはようトリッカーズの諸君…いや、今は1人だよな?』

CMが消えた画面に、机にふてぶてしく両足を投げ出した黒ずくめの男が映しだされた。

「あの男はブラッドファミリーのスレイ!!」

『君たちの仲間4人は預かっている』

(薄暗い部屋で両手を縛られて目隠しをされ、天井から吊るされているディアたち4人が映る)

「カナコちゃん!! みんな!!」

『返して欲しければ今夜0時、H地区の廃ビルに来い。来ない時はこいつらの命は…分かってるな? ハーッハッハッハ!!』

 

スレイは消え、テレビは普通の番組に戻った。

 

「なんてことなの…。行かなければ、どんなことがあっても! 待っててねみんな、必ず助け出すから!」

 

数分後。

「お邪魔しますよ」

「あ、ノワールさん」

「大変なことになったようですね。私もお手伝いしましょうか?」

「お願い出来るかしら? 人数は1人でも多いほうがいいわ」

「分かりました。では早速行動計画を」

 

 

そしてこの時、もう1人そのテレビを見ていた者がいたことをセリナたちは知らなかった。

トリッカーズとは何かと因縁の深い、K-9隊隊長クオン・ココノエその人である!

 

=To be continued=

 

 


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