No.639134

【獣機特警K-9ⅡG】姿なき殺人者(3)【交流】【戦闘】

Dr.Nさん

2013-11-23 08:18:04 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:604   閲覧ユーザー数:552

「気になることって?」

「クオン隊長、今まるで透明人間だって言ったよね?」

「うん、言ったけど」

「いるんだよ、幻獣にもそういう奴が」

「なんだって!?」

「幻獣の一部には姿を消す能力を持っている奴がいるのさ。それこそまるで透明人間みたいにね」

「じゃあ犯人は幻獣!?」

「その可能性は非常に高いね。幻獣のとんだ恥さらしさ!」

「なるほど。しかし、透明になれる幻獣なんてどうやって相手にすればいいんだ…」

「隊長、わたしにいい考えがあります!」

手を挙げたのはソラ。

「なんだ。言ってみろ」

「狙われたのはファンガーだけなんですよね?」

「うん、そうだけど」

「だったら…」

・・・・・

「確かにいい考えだがそれは危険だソラ!」

「大丈夫ですって。わたしの体は丈夫なんです。K-9隊に入る時にボディ交換してますし(http://www.tinami.com/view/552361 )。ジョニーさんも協力お願い!」

「おうよ、任せときな!」

閑散とした大通り。

 

『フン、人っ子一人いやしねえ。市民の奴ら、まだ怯えて外には出て来やがらねえのか。この光学迷彩ライフルが獲物を求めて泣いてやがるぜ』

 

そこにラミナ中学バレーボール部のジャージを着た1人のファンガーの女子生徒が歩いてきた。

『お、ターゲット発見! よし、ファンガーだ』

 

バシュッ!

「きゃあっ!!」

背中から血しぶきを上げ、倒れる女子生徒。

 

『やったぜ!』

 

ムクリ。

 

『何っ!? あいつ起き上がりやがった!』

「残念だったわね。わたしはロボット、単なる囮! この血しぶきも赤い絵の具よ!」

『くっ…!』

「そこです、ジョニーさん!」

「おう!」

 

パン! パン! パン! パン! パン!

空に向けて引き金を引くジョニー。

『なっ!?』

鮮やかな赤や黄色に染まった下半身と翼が空中に浮かび上がった。

「ペイント弾さ! あとは頼んますキリカ警部!」

「任せとけ!」

 

バッ!

ビルの屋上から竜人態のキリカが飛び出す。

「この野郎! やはり幻獣だったか!」

 

それを地上から見上げるクオンたち。

「行っけえーキリカ警部ー!! あ、でも隊長、キリカ警部って空飛べましたっけ?」

「ああ、今回のために宇宙軍から飛行ユニットを借りてきたそうだよタツヤ」

「ああ、なるほど。あっ、そこだっ! 行けえー警部ー!!」

 

「この幻獣の恥さらしめ! あたしは空飛べないってのに!」

空飛ぶ下半身にカタナで斬りかかるキリカ。

『くそっ!』

バシュッ! バシュッ! バシュッ!

キリカに向けてレーザー弾が発射される。

「へっ、そんなの当たらねえよ! 竜化なめんな!」

ザクッ!!

「やった、手応えあり!」

何もない空間から赤い血が滴り落ちる。

『こいつ、僕の右手を傷つけやがった! 商売道具の右手を! くそっ、覚えてろ!!』

空飛ぶ下半身は飛び去って行った。

 

「待て、逃げるな!!」

追いかけようとするキリカ。

ボムッ!

「!?」

しかし、最後に放たれた一発が彼女の背中の飛行ユニットを直撃した。

 

プスン、プスン…。

「しまった、飛行ユニットが! うわあーっ、落ちるーっ!!」

「警部!」

「キリカ警部!!」

「うわあああああっ!!」

 

ボフッ。

 

キリカが落ちたのは、ルネの使い魔であるヒッポグリフのぐり之進の背中だった。

「大丈夫かキリカ?」

「サンキュー。助かったよぐり之進」

「51kgってとこか。ルネはもう少し軽いぞ」

「ほっとけっ! しかしあの声…どこかで聞いた気が…」

数日後、カフェ・ラ・ヴォルペ。

 

「えーっ、つまんなーい!」

叫び声を上げるロボちゃんズ。

「つまんないって、いったいどうしたのさ?」

「見てキリカお姉ちゃん」

レイナが見せたのはゴロゴロコミックの最新号。

「なになに? 『服部夕太先生がケガのため、今月の『×猿の迷宮』はおやすみします』?」

「うん。せっかく楽しみにしてたのにねー」

「ねー」

「そりゃ残念だったね。ん、待てよ? 服部夕太…まさか!」

 

=To be continued=

 


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