No.552822

【獣機特警K-9ⅡG】9 to 10 IIにて【交流】

Dr.Nさん

クオン http://www.tinami.com/view/551025
ジャック(6年前のデータ) http://www.tinami.com/view/544844
カチャーシー(同) http://www.tinami.com/view/529004
9 to 10 II http://www.tinami.com/view/552751

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2013-03-09 00:23:57 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:559   閲覧ユーザー数:509

「ごちそうさま!」

ジャックがレジカウンターに会計伝票とクレジットカードを置いた。

ここは9 to 10 IIレストラン街にある沖縄料理の店カチャーシー。旧9 to 10からこの場所に移動した後も相変わらずの繁盛ぶりである。

 

「お粗末様でした。クオンちゃんも大分隊長の仕事が板に付いて来たようね」

レジを打ちながら、この店の料理人の蘭が笑う。

「えっ、分かるんですか?」

「そりゃ分かるよ。あんたの顔を見ればね!」

「蘭さん……」

苦笑するクオン。

「思い出すねえ。クオンちゃんが初めてうちに来たのはまだカレッジの生徒の時だったっけ。それが今やK-9隊を率いる隊長さんか。そして、LK-1(ラミナ格闘技グランプリ)初代チャンピオンと夫婦。全くこれ以上ないぐらいお似合いのカップルだよw」

「「やめて下さいよ蘭さん///////」」

クオンとジャックが顔を赤らめる。

『おかあさーん、ちょっと来てー』

「あ、さくらが呼んでるわ。あたしとしたことがちょっと長話が過ぎたようだね。じゃあね、また来ておくれ!」

「「はいっ!」」

二人は店を後にした。

“8”と書かれた壁の横のエレベーター。

ポーンという音と共に上向きの三角形のランプが点滅し、やがて扉が開いた。

「上に参ります」

頭を下げる白猫型ファンガーのエレベーターガールの横を通り、二人が中に乗り込む。

「ご利用の階をお知らせ下さい」

「15階お願いします」

「15階かしこまりましたですわ…し、失礼いたしました! 15階かしこまりました」

エレベーターガールは顔を赤らめた。

「15階、シネマコンプレックス9 to 10 IIでございます」

頭を下げるエレベーターガールの横を通り、フロアに降り立つ二人。

 

「うわ、人多いなあ…」

「だねえ。オープンから3度めの日曜だから少しは空いてると思ったんだけど…」

 

シネコンも旧9 to 10からの移設。スクリーン数も9つから一挙に30に増えたので、現在公開中のほとんど全ての映画を楽しむことが出来るようになっていた。

 

「待ってて、チケット買って来るから。僕のおごり!」

「えっ、いいのかいクオン?」

「うん! さっきはジャックが出してくれたからね!」

 

クオンはチケット売り場へと消えていった。

そして。

 

手を振りながらクオンが戻って来た。

「お待たせジャック!」

「おう!」

ジャックにチケットを渡すクオン。

 

<SCREEN 15『空手大バカ一代記IV』>

 

「えっ!? これって…。いいのかいクオン?」

「うん! その代わり、今度映画を観に来る時は僕に選ばせてね!」

「ああ、もちろんさ!」

「あ、そろそろ上映時間だ! 急がないと!」

 

二人は手を握りながらSCREEN 15と書かれたゲートの中に消えていった。

 

=END=

 


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