No.551631
【獣機特警K-9ⅡG】二人の時間【交流】2013-03-05 19:23:14 投稿 / 全2ページ 総閲覧数:694 閲覧ユーザー数:651 |
「「乾杯!」」
カチン!
2つのジョッキがぶつかり、小気味よい音を立てた。
「ラミナ署長就任おめでとう、エルザ」
「ありがとうアーサー。君もCEO就任おめでとう…といっても随分前の話だが」
「ああ。突然、全ての役職から退いた親父の仕事が一気に回ってきて一時はてんてこ舞いだったけど、最近はようやく落ち着いてきたよ。親父はこれだけの仕事を毎日こなしてたんだよな。なんだかんだ言っても凄いよあの人は」
「ところでそのお義父様は?」
「毎日のようにドリームソフト社に顔を出している。新作ゲームのアドバイザーとして……というのは口実で、毎日テオとゲームで対戦して遊んでいるらしい。テオが『父さんなんとかしてくれ~(| ̄|▽| ̄|)』って泣きついてきたよ」
「おいおい」
「僕がいくら『業務に支障をきたすからやめて下さい』と言っても聞く耳持ちゃあしない」
「まあいいではないか。お義父様もやることが無くなって寂しがっているのだろう」
「それにしても思い出すなあ。
「覚えてるよ。ドイツビールが美味かった」
「君はいつもそれだ! たまには料理も味わってくれ」
「………/////// 言うな」
「ごめんw」
「そして花火大会の日──」
「僕たちは結ばれた」
「ああ。もしあの時、君が自分の子供も鉄拳で育てると言ったら、私は指輪を受け取らなかっただろう」
「暴力は僕の主義じゃないからな。……ありがとう」
「?」
「ありがとうエルザ、って言ったのさ」
「なんだよ藪から棒に;;;;」
「エルザ、そしてクラウディアにテオ、君たちがいるから僕は戦える。ありがとう」
「私の方こそ。君、そしてクラウディアにテオ、守るものが出来たからこそ、私も戦い続けることが出来た。ありがとう」
他の客のいない
「さてと…」
そしてアーサーはポケットから1枚の紙を取り出した。
「ん、何だそれは?」
「ホテル9 to 10のスイートルーム予約票さ。今夜はクラウディアもテオも修学旅行だし、どうかな?」
「ああ。お付き合いさせていただくとしよう」
=END=
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