No.551060

【獣機特警K-9】ニュージェネレーション【交流】

Dr.Nさん

6年後の世界である「K-9ⅡG」の更にその後11年後、つまり今のK-9隊世界から見て17年後、K-9隊のサードジェネレーションあるいはフォースジェネレーションあたりのお話。

2013-03-03 23:39:43 投稿 / 全7ページ    総閲覧数:635   閲覧ユーザー数:600

「行ってらっしゃい、あなた」

「ああ、行ってくる」

「気を付けてねパパ」

「おみやげ頼むぜ父ちゃん」

「パパがんばってねー」

「シヅルもハヤトもユキハもママの言うことをよく聞いて、いい子にして待っているんだぞ!」

パパ・父ちゃんと呼ばれた男が、10歳ぐらいの子供たち3人の頭を撫でながら言った。

「「「はい!(おう!)(うん!)」」」

例のこと(・・・・)もくれぐれも頼んだぞ!」

「うん、任せといてあなた!」

ここはファンガルド宇宙空港の見送りゲート。

 

大勢のファンガー、テラナー、ハーフファンガー、そしてロボット達が行き交うこの巨大空港で、第7次エンタラティカ観測隊の宇宙船(ふね)が、今、発とうとしていた。

 

惑星エンタラティカ──ここファンガルド星から120光年離れた星。まだまだ謎の多い極寒のこの星には、毎年1回観測隊が派遣されている。但し、ワープ航法を繰り返すので、実際に現地に着くのは片道三ヶ月程度である。

 

『第18ゲートより第7次エンタラティカ星観測船・ミステリーランタン号が出発いたします』

港内放送の後、空港の巨大なガラス窓に1隻の船の姿が現れ、そして宇宙へと消えていった。

 

愛する人の乗った宇宙船を見送った4人。

「さあ、みんなおうちに帰るわよ」

「「「はい!(おう!)(うん!)」」」

<ブラックバーン>の表札の掛かった家のリビング。

 

「そう、昨日見送ってきたんだ。ごめんね、あたし仕事で見送りに行けなくて」

「ううん、気にしないでカナコちゃん」

「しかしユキヨちゃんもタカト君がしばらく留守になって寂しくなるわね」

「ううん、この子たちのためにも寂しがってる暇なんかないわ。ところでミクちゃん遅いわね」

 

とユキヨが言った時、インターホンが鳴った。

『遅くなってごめーん、ユキヨお姉ちゃん』

「待ってたわよミクちゃん。さ、上がって」

「やっと完成したよ、例のアレ」

ミクが大きなトランクを開けると、そこには3組の子供サイズのスーツが入っていた。

「すっごい! さすがFIT(Fangald Institute of Technology)を主席で卒業した科学者ね!」

「おだてたって何も出ないよーw」

「早速着せてみるとしますか。シヅルー、ハヤトー、ユキハー、みんないっしゃーい」

「なあにママ?」

「何か用か?」

「ユキハたちになにか用ー?」

「はいこれ、あなた達にプレゼント!」

「わあカッコいい!」

「すげえ! この前言っていた強化スーツだな?」

「着てみていいー?」

「もちろん! 3人とも早く着替えていらっしゃい」

「「「はい!(おう!)(うん!)」」」

3人は子供部屋へと消えていった。

「それにしても早いわね。トリッカーズが姿を消して十数年、か」

「あたしたちが消えた直後は世間は大騒ぎだったわよね。警察に逮捕されたとかミッション中に全員死んだとか。本当は単なる引退なのにw」

「でもそれもいつの間にか騒がれなくなったねー」

「まあ世間なんてそんなものよ」

「出来たわママ」

「ちょっと照れるぜ」

「ユキハたちカッコいいー?」

そこには着替えたシヅル、ハヤト、ユキハが立っていた。

見た目こそ昔のトリッカーズのそれにそっくりだが、ミクの手で様々な改良が施された新型の強化スーツである。

 

「すっごい! みんな昔の怪盗ラピヌと怪盗ルプスにそっくりじゃない!」

「そりゃわたしとタカト君の子供だしw あなた達の子供にはスーツは渡してあるの?」

「もちろん」

「昔の怪盗バニーそっくりだよーw」

「ホントはトリッカーズなんていない方がいいんだけどねえ」

「まあこんな世の中だから」

「ということで、みんな、5人で仲良くやるのよ!」

「「「はいっ!!(おうっ!!)(うんっ!!)」」」

 

新生トリッカーズの誕生ももうすぐである。

 

=END=

タカト・ユキヨ夫婦の三つ子の子供たち。

シヅル…白い毛並みのオオカミ犬型ファンガーの女の子。性格は子供時代のユキヨにそっくり。

ハヤト…タカトカラーのウサギ型ファンガーの男の子。性格は子供時代のタカトにそっくり。

ユキハ…白い毛並みのウサギ型ファンガーの女の子。なぜか両親よりもミクお姉ちゃんに懐いて育ったので、性格は子供時代のミクにそっくり。

 


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