No.526065

英雄伝説~光と闇の軌跡~ 419

soranoさん

第419話


あけましておめでとうございます。今年も応援よろしくお願いします。

2013-01-01 09:20:02 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:1203   閲覧ユーザー数:1109

~無色の学舎・旧校舎~

 

「突撃開始っ!!」

「みんな、頑張って!!」

戦闘が開始されるとユリアとミントはそれぞれクラフトを使って味方全員の闘志を高めた!

「「「「……………」」」」

一方人形兵器達は電撃をそれぞれケビン、クローゼ、ツーヤ、アガットに放った!

「っと!」

「ハッ!」

「!!」

「チッ!!」

攻撃に気付いたケビン達はそれぞれ回避をし

「チッ。あの人形兵器達も厄介やな。先にあいつらを仕留めとこか…………」

回避をしたケビンは舌打ちをした後魔術の詠唱を開始しようとしたその時

「さぁ参りますぞ…………」

「んな!?」

なんとフィリップが目にも止まらぬ速さでケビンに近づき、近づかれたケビンは驚き

「むんっ!」

「ぐっ!?」

驚いたケビンはフィリップに鞘で殴られ、吹っ飛ばされた!

「しゅっ、しゅっしゅっしゅっ…………!」

一方フィリップはレイピアで闘気による球を描き

「ほれっ!!」

闘気の球を吹っ飛ばされているケビンに放った!放たれた闘気の球はケビンを閉じ込めるかのように結界を作った!

「はぁぁぁぁぁぁぁ…………せいやぁぁぁぁっ!」

そしてフィリップは全身にすざましい闘気を込めた後、レイピアから闘気によるレーザーを放った!放たれたレーザーはケビンを閉じ込めている結界を貫き、そして結界は破壊された!

「秘技!エスメラスハーツ!!」

「あいたっ!?ぐっ……」

フィリップのSクラフト―――秘技・エスメラスハーツを受けたケビンは悲鳴を上げ、さらに大ダメージを受け、呻いていた!

 

「「「「………………」」」」

一方人形兵器達も一斉にアーツ―――ラグナブラストを放った!

「わわっ!」

「チッ!」

「クッ!」

「ハッ!」

「!!」

攻撃に気付いたミント達はそれぞれ慌てて回避をし

「ケビンさん、今回復します!」

クローゼは魔術の詠唱を開始して、ケビンの傷を回復しようとしたが

「させません!」

フィリップがクローゼに強襲しようとし

「私がお相手します、フィリップ殿!」

ユリアが立ちはだかって、フィリップと激しい剣撃の攻防を繰り広げていた!それを見たクローゼは再び魔術の詠唱を開始したが

「「「「………………」」」」

「うっ!?」

「かはっ!?」

「っつ!?」

「やん!?」

人形兵器達が放った雷に命中し、仲間達と共に呻いた!さらに攻撃を放った人形兵器達はそれぞれアーツを放とうとした!

 

「させるかぁっ!ドラグナーエッジ!!」

「えーい!インパルスドライブ!!」

「えい、やあ、はあ!!」

「十六夜………”突”!!」

敵達の行動を見たアガット達はそれぞれ妨害するクラフトを放って攻撃すると共にアーツの駆動を妨害した!

「あっち、行け~!!」

「ふおらぁぁっ!フレイムスマッシュ!!」

さらにミントとアガットはクラフトを放って、人形兵器達を吹っ飛ばし

「神速!鳳凰剣舞!!」

ツーヤは目にも止まらぬ速さで一体の敵を何度も攻撃し、倒し

「回復が遅くなってすみません。………ティア・オル!!」

「助かりましたわ~。」

アガット達が攻撃している間にクローゼがアーツを放ってケビンの傷を回復した!

「「「……………」」」

一方残った敵達は再び雷を放った!

「ガッ!?」

「うっ!?」

「くっ!?」

敵の攻撃によってアガット、クローゼ、ツーヤはダメージを受けてしまい

「今助けたる!………そらっ!!」

ケビンがクラフトを使って、アガット達の傷を回復し

「行っくよ~!プラズマボルト!!」

「闇の炎に呑まれろやっ!闇界獄滅炎!!」

ミントとケビンが魔術による雷を敵達に放った!

 

「「「………………」」」

しかし敵達も再びアーツ―――ラグナブラストを一斉に放ち、一斉に放たれたアーツはミントとアーツの魔術とぶつかり合った後、2人の魔術を相殺し、さらに残っていたアーツの雷共にミントとケビンを襲った!

「わわっ!?」

「っと!?」

攻撃に気付いたミントとケビンは慌てて回避をしたが

「「「…………」」」

「やん!?」

「あいたぁっ!?」

敵達が続けて放った雷に命中し、悲鳴を上げた!

「2人とも、大丈夫ですか!?………癒しの息吹!!ティアラル!!」

それを見たクローゼは心配した表情で魔術やアーツを放って回復し

「う、うん。でもまだピリピリするよ~。」

「麻痺もしたようだね………キュアレイン!!」

ミントの言葉を聞いたツーヤは魔術でミントとケビンの状態異常を回復し

「「「………………」」」

一方敵達は再び雷を放ち、雷はアガットを一斉に襲った!

「チィッ!厄介な攻撃だぜ!」

攻撃に気付いたアガットは舌打ちをしながら回避をしていた。

「「「…………………」」」

そして敵達はアーツ―――ラグナブラストを放った!

「…………もう、怒った!ハアアアアアアアアアアア―――――!!」

それを見たミントは頬を膨らませた表情で呟いた後、竜の姿に変化し

「惑星轟雷爆撃(プラネットサンダースパーク )!!」

すざましい雷のドラゴンブレスを放った!ドラゴンブレスは敵達のアーツを呑み込み、さらに周りをすざましい勢いで破壊しながら、敵達を襲った!

「「「!?」」」

ドラゴンブレスを受けた敵達は大ダメージを受けて麻痺した上今にも壊れそうな状態になり、さらにドラゴンブレスによって敵達の背後の壁は完全に破壊されていた!

「そこだぁっ!ドラグナーエッジ!!」

「こいつで終わりやっ!封印王の槍!!」

「止めです!エアロシックル!!」

それを見たアガット、ケビン、ツーヤはそれぞれクラフトや魔術、アーツを放って止めを刺した!

「やったね!それにしてもここが『虚構』の世界でよかったよ~。また旧校舎を壊しちゃったし………」

「ま、”また”!?」

敵達が滅されるのを見て喜んでいるミントの言葉を聞いたケビンは驚き

「………そういえばあの元秘書野郎が学園を占拠した時、野郎をしめる為にエステルと一緒に旧校舎の一部を壊していたな………」

「え!?ミントちゃん、そんな事を………!?」

アガットが呟いた言葉を聞いたツーヤは驚き

「ミ、ミントちゃん………」

「や、やっぱり血は繋がっていなくても母娘やな~。ハ、ハハ………」

クローゼとケビンは表情を引き攣らせて冷や汗をかいていた。

 

「ハアアアアア―――ッ!!」

「せいっ!せいっ!せいっ!」

一方フィリップと戦っていたユリアはフィリップに激しい剣撃を放っていたがフィリップは全て捌き

「はぁーいっ!はいっ!はいっ!」

「あぁっ!?」

さらに剣技―――空蝉を放ってユリアにダメージを与えると共に怯ませ

「せーいっ!せいっ!せいっ!」

そして目にも止まらぬ突きを放つ剣技―――飛燕を放った!

「クッ!?なんて速さだ………!っつ!?」

フィリップの剣技にユリアは顔を顰めながら捌いていたが、それでもいくつかの攻撃は命中してしまい、ダメージを受けた。

「そらっ!!」

フィリップが技を放ち終わったその時、人形兵器達との戦闘を終え、加勢する為に放ったケビンの矢がフィリップを襲った!

「!!ひゅっ!」

矢に気付いたフィリップは武器を振るって叩き落とし

「喰らいやがれっ!!」

「せーいっ!せいっ!せいっ!」

「ぐっ!?」

アガットが放ったクラフト―――スパイラルエッジを回避した後、剣技―――飛燕を放ってアガットにダメージを与え

「はっ!」

「んなっ!?」

一瞬でケビンに詰め寄り

「はぁーいっ!はいっ!はいっ!」

「あいたっ!?」

剣技―――空蝉を放ってケビンにもダメージを与え、さらに怯ませた!

「貫け!氷剣!!」

「!!」

そしてクローゼが放った魔術に気付いて、その場から回避し

「続けて行きます!ソウルブラー!!」

「ひゅっ、ひゅっ、せいっ!!」

続けて放ったクローゼのアーツを武器で撃ち落としていた!

「癒しの雨よ、降り注げ!ヒールレイン!!」

「聖なる水よ!我等に聖なる慈悲を!トータルヒーリング!!」

一方クローゼがフィリップを攻撃している間にツーヤとミントはユリア達に治癒魔術をかけた。

 

「フム………回復は厄介ですな!」

それを見たフィリップはミントとツーヤに強襲しようとした!

「わわっ!」

「………!」

それを見たミントは慌てながら、ツーヤは冷静な様子でそれぞれ武器を構えて迎撃態勢を取っていたが

「これでも喰らえや!!」

「!!」

ケビンがクラフト―――ゴルゴンアローを放ち、攻撃に気付いたフィリップはミント達に襲い掛かるのを止めて回避し

「はーっ!ダークマター!!」

「んっ!?」

ユリアが放ったアーツによってダメージを受けた!

「吹き荒れよ!………吹雪!!」

さらにクローゼが魔術を放った!

「!!………せいっ!」

クローゼの魔術に気付き、フィリップは回避をした後魔術の詠唱を開始しているツーヤに気づいて、ツーヤに強襲した!

「………かかりましたね!ハリケーンブリザード!!」

しかしその時ツーヤは呟いた後、自分の周囲に猛吹雪を発生させた!

「なっ!?おっ!?」

ツーヤが放った魔術に気付き驚いたフィリップはダメージを受けると共に身体全体が凍結し、さらに吹っ飛ばされた!

 

「大地に降り注ぐ光よ!矢となり、敵を貫け!シャインアロー!!」

「ぬっ!?」

そしてミントが放った魔術を受けてさらにダメージを受けると共に呻いた!

「らあぁぁぁぁぁぁぁぁ…………!」

「我が主と義のために………覚悟!」

そこにアガットとユリアがそれぞれSクラフトを放つ構えや動作を始め

「くらえっ!ファイナルブレイク!!」

「チェストォォォ!!」

同時にSクラフトを放ち、フィリップに命中させた!

「お、お見事…」

2人のSクラフトが命中したフィリップは地面に膝をつき、戦闘不能になった!

 

「やれやれ、やはり老骨ではいささか役者不足でしたな………」

「よ、よく言うわ………メチャメチャ全開だったやんけ………」

「つ、強かったよ~。」

地面に膝をついて苦笑しているフィリップの言葉を聞いたケビンとミントは疲れた表情で答え

「さすがは”執行者”達を一人で相手にしただけはありますね………」

「『鬼の大隊長』殿の伝説………しかと確かめさせて頂きました。親衛隊の隊士として………自分の力不足を痛感させられます。」

ツーヤとユリアはフィリップの強さを称賛した。

「はは………世辞は無用に願います。……………この先に待ち受けるのはわたくし以上の強者達。”裏”の守護者達に関しては”表”の守護者達とは比べ物にならない守護者達。異界の英傑の方達や”神”の力なしでは試練を超える事は決してできません。更なる覚悟を持って挑まれるがよろしいでしょう。」

「”表”と”裏”…………つー事は試練ってのは最低でも8つはあるって事だな………」

「………あの森にある石碑は4つ。そして”表”と”裏”という言い方からして、恐らくそうでしょうね………それも異界の英傑や”神”の力なしで越えられないということは………」

「アドルさん達やサティアさん達の力が必要って事だよね?」

「………それだけ”裏”の”守護者”の連中は相当ヤバイって事やな………」

「わかりました………肝に銘じさせていただきます。」

フィリップの忠告を聞いたアガットとツーヤは考え込み、ミントが呟いた言葉を聞いたケビンは考え込み、クローゼはフィリップの言葉に頷いた。

「それでは、これにて失礼を…………わたくしめが消えたら次なる道が拓かれましょう。どうか試練をくぐりぬけ無事、お戻りになりますよう………」

そしてフィリップは光になって消えた。

 

「やれやれ………とんでもない人でしたな。」

「ええ………でも、これで次の領域への道が拓かれたみたいです。一度、周遊道に戻って他の石碑を調べましょう。」

「ああ、そうするか。」

その後ケビン達はエルベ周遊道に戻り、他の石碑を調べていると新たに光っている石碑があり、石碑が指す人物―――アネラスを連れて来ると転位ができ、転位をするとかつてエステル達が探索した結社の拠点の一つ―――湖畔の研究所の構造が逆になった研究所、”鏡の隠れ処”であった。そしてケビン達は探索の途中で出会った人物達―――グラッツ、カルナ、クルツを倒した後、屋上に向かって到着した。

 

~鏡の隠れ処・屋上~

 

「………遅かったわね。」

声がした方向を見るとそこにはなんとキリカがいた。

「あ、あう………」

「………はあ、やっぱり予想通りか。」

キリカを見たアネラスは不安そうな表情になり、ジンは疲れた表情で溜息を吐いた。

「そこにいる男はとりあえず置いておいて………久しぶりね、エステル、それにアネラス。私が帰国して以来かしら。」

「あ、あはは………お久しぶりです。」

「キリカさん………」

「こらこら………とりあえずで置いておくなよ。俺にも一言あってもいいだろう?」

キリカの言葉を聞いたアネラスは苦笑し、エステルは懐かしそうな様子でキリカを見つめ、ジンは尋ねたが

「ま、あなたとは共和国でしょっちゅう顔を合わせてるし。それとも感動に目を潤ませて抱きついて欲しかったのかしら?」

「い、いや……そいつは遠慮しとくぜ。」

キリカの言葉を聞いて表情を引き攣らせて首を横に振った。

「さて………ケビン神父だったかしら。ここまで来たからにはもうルールは判っているわね?」

「ええ、察するにあなたが執事さんに続く『守護者』………次なる領域への道を塞いでいる『敵』っちゅうわけですな。」

「ふふ、正解よ。こんな悪趣味な舞台での勝負などあまり気は進まないけれど………まあ、そこは割り切るとするわ。」

ケビンの言葉に頷いたキリカは自分の武器を構えた!

「”偃月輪”………!」

「東方武術で使われる左右一対の飛び道具か………!」

それを見たアネラスとケビンは警戒の表情で呟いた。

「ジン………直接手合わせするのは数年ぶりかしら。悪いけど遠慮なく得物を使わせてもらうわ。」

「ま、元々”泰斗流”は無手だけの流派じゃないからな。得物を使わせれば門下一のヴァルターをも凌いだ”飛燕紅児”の実力………久々に見せてもらうとするぜ。」

「フフ………お望みとあらば存分に。」

ジンの言葉にキリカは不敵な笑みを浮かべて頷いた後、牛の姿をした獣人の戦士を2体召喚した!

「泰斗流門下―――キリカ・ロウラン。第二の”守護者”としてお相手を務めさせてもらうわ。」

配下を召喚したキリカは武器に闘気を纏わらせて宣言した!

「望む所よ………!」

「勝負だ、キリカ………!」

「………全力で行かせてもらいますっ!」

そしてエステルとアネラスはそれぞれ剣を構えて、獣人の戦士達に向かい、ジンはケビンと共にキリカに向かった!

 

こうしてケビン達はキリカ達との戦闘を開始した…………!

 

 

 

という事でクルツ達は略して、いきなりキリカ戦です。キリカ戦が終わればさらに話を飛ばしていよいよ軌跡キャラ中最強の一人である第3の守護者戦です♪ちなみに今年の目標はエウシュリー新作が発売するまでに3rd篇を終わらし、今年中には零篇の3章終了までは書けたらいいなと思っています。………感想お待ちしております。

 


 
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