No.111617

G×S!夕陽が紡ぐ世界 ~五話目~

さん

色々と書き直しをしています。

注・小鳩と愛子の出番があります。

本作はArcadiaとにじファンにも投稿しています。

2009-12-11 13:06:29 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:7826   閲覧ユーザー数:6780

『おーい、横島』

 

学校の帰り道、友達の銀一と歩いていた横島を同じクラスメイトの夏子という女の子が呼び止めた。

 

『なんや、夏子』

『あれや、あれ』

 

夏子の指さす先を見てみると子猫が木に登ったまま降りられずに鳴いていた。

 

『ニャ~ン、ニャ~ン』

 

(なんや前にもこんな事があった気がするな~)

『ま、ええか。あの子猫を助けたらええんやろ?』

『そういうこっちゃ』

『大丈夫か横っち?』

『まかせとき』

 

横島はするすると木に登ると子猫に手を差し伸べた。

 

『ほら、こっちに来いや。はよ降りるで』

『…ニャ~ン』

 

子猫は一度鳴くとトコトコと近づいて横島の頭の上に乗った。

 

『乗ったな、じゃあ降りるで』

 

そうして木から降りると夏子に子猫を差し出して言った。

 

『ほれ、ちゃんと助けたで楓』

『・・・・・・・』

 

→ → →『・・・・・・・』

 

銀一は何か夏子から噴き出して来る黒いモノを感じて少しずつ後ずさっていった。

 

『…なあ、夏子』

『何や……#』

『楓って誰やろ?』

 

銀一は夏子から溢れてくる黒いモノに怯えながら『それを女に聞いたらアカンやろ!』と心の中でツッコンだ。横島の手の中に居る子猫も動く事が出来ずに汗を流しながら怯えていた。

 

『私が知るわけないやろーー!!#』

『な、何やーー、何を怒ってるんやーー!』

『だいたい私を目の前にして他の女の名前を呼ぶなんてどういうつもりやーー!!#』

『何やしらんが堪忍やーー!』

 

怒りが爆発した夏子は横島を追いかけ回した。

 

『銀ちゃーーん、助けてくれーー!』

『アホーー、こっち来んなやーー!』

『水臭いやないかーー、一蓮托生・呉越同舟やーーーっ!!』

 

この追いかけっこは忠夫が力尽きて捕まり半殺しになるまで続いたという……

銀一という罪のない少年を道連れに……

 

 

 

 

「…何か懐かしい夢だったな、……ところでタマモ」

「何?」

「俺の布団に入る時には狐の姿になれと言った筈だが」

 

タマモは布団の中でじゃれつきながら言った。ちなみに、下着姿。

 

「気にしなーい、気にしなーい♪」

「いいから早く布団から出て着替えんかい、こんな所を誰かに見られたら……」

 

だが、非常にも部屋の扉は開かれる。

 

ガチャッ

 

「タダくん朝ですよ、はy……」

 

はい、お約束ですね解ります。

 

「ふふーん♪」ゴロゴロ

 

楓が見たのは布団の中で横島にじゃれつくタマモ(くどい様だが下着姿)の姿であった。

 

「タ、タダくん…やっぱり……」

 

楓は瞳を潤ませながら後ずさっていく。

 

「ちゃうんやーー!!ワイはロリやないんやーー!!」

「ちゅっ♪」

 

タマモが頬にキスをすると楓は泣きながら走り出した。

 

「ふえぇーーーん!タダくんのロリペドーー!!」

「人聞きの悪い事を言うなーー!!」

「言わせときなさいよ♪」

 

横島は楓を負い掛けようとするがタマモがしがみ付いたままなので動けないでいると廊下から楓が何処かへと電話をかける音が聞こえて来る。

 

ピポパポ……トゥルルルルル

ガチャリ

 

『え~~ん、もしもし、麻弓ちゃ~ん』

 

「待たんかーーーい!!」

 

 

 

 

 

 

「………朝から何だ、このカオスは?」

 

歯ブラシを咥えながら稟はそっと呟いた。

 

 

 

 

 

 第五話「広くて狭い世界」

 

 

 

横島達が加わり、賑やかさをましたSHUFFLE!世界と違い横島達が消え去った此処GS世界では…

 

 

都庁地下にある会議室には忠夫に関わりを持っているメンバーが集められていた。

 

 

令子・おキヌ~

 

「何の話があるんでしょうね?」

「さあ?……」

 

横島さんが居なくなって数週間、私達は仕事そっちのけで彼を捜し続けた。死んだとは誰も考えなかった、きっとどこかで身を隠しているのだと。そのうち『あ~、死ぬかと思った』と呑気に現れる筈だと。

反デタントの過激派達は神魔の正規軍に捕えられていた。

ハルマゲドンを画策し世界を滅ぼしかけたとして厳しく処罰されるとの事だ。

 

 

この世界は横島さんが守った世界、愛した女性の命と引き換えに…

あの時の慟哭は今でも忘れる事が出来ない。

この世界は横島さんが守った世界、でも今の私達にはあまりにも広く、そして狭い世界。

 

 

雪之丞・タイガ―・ピート~

 

「まさか、横島の捜索を打ち切るなんて話じゃないだろうな」

「そんなのワッシは許せないんジャー!」

「僕もそんな話は認めません!」

 

友人達三人は憤っていた。彼らにとって横島は得難い友人なのだから。

雪之丞は魔に墜ちかけた自分を闇から救ってくれた、

ピートとタイガーは人外の力を持つ自分を唯の友人として受け入れてくれた、

横島からすれば何の事はないただ、当たり前の事。

 

 

冥子・めぐみ・エミ~

 

「え~そうなの~、そんなの冥子は嫌なの~」

「私だって嫌です!」

「もしそうなら上層部全員呪い尽くしてやるワケ」

 

彼女達も横島を見捨てるような事は許せなかった。

冥子はその能力ゆえに避けられている自分を普通に女の子として扱ってくれた。

魔鈴も魔女と疎まれていた自分に自然体で接してくれた。

エミも呪術師で殺し屋でもあった自分を恐れずに居てくれる。

横島からすれば女の子に対して当たり前の事。

 

 

シロ~

 

「拙者は一人でも先生を見つけて見せるでござる!」

 

彼女は何処まででも諦めない。

シロにとって横島は師匠、そして兄、そして意識し始めた恋しい男性。

彼にとっても大事な弟子、そして妹、当たり前だがロリとは認めてない。

 

 

令子・おキヌ~

 

「もし、そんな事になったら…私……」

(ママがそんな事をするはずないと思うけど、もしそうなら…)

 

二人にとって横島は掛け替えのない存在。

おキヌには幽霊だった頃からの想い人、楽しい時も悲しい時も彼と共にいた。

暫しの別れの時、流してくれた涙を今も忘れていない。

令子にとって彼はただの丁稚だった。

彼女は覚えてなくとも魂には刻まれている、彼への想いを。

認めたくないだろうが認めざるを得ない、彼を想っている事を。

彼が其処に居る。それが当たり前だった、だが今は……

 

 

愛子~

 

『横島くん…こんなの…青春じゃない…』

 

彼女は人では無く妖怪、それは自分でもよく分かっている。

横島も彼女を妖怪として認識しているし、人とは見ていない。

だが、ただそれだけ。彼にとって彼女は“愛子という名の九十九神”。

妖怪と認識した上で仲間として受け入れている、あくまでも自然体で。

彼女にとってそれは何よりも心地良かった。

 

小鳩~

 

「横島さん…何処に居るんですか?」

『小鳩……』

 

誰もが離れて行った、誰も近付いて来なくなった。

当然だろう、誰も貧乏神に取り付かれた者に関わり合いたくなどない。

だが横島は、彼は違った。いくら元から貧乏だったとはいえ、自分から歩み寄って来た。

貧乏神の呪いを中和させる為ではあったが、彼との結婚式は彼女にとってある意味での本物の儀式であった。そして何時かは本当に彼の隣に立ちたい、そう想っている。

 

 

 

「揃った様じゃな」

 

美神美智恵や小竜姫、ヒャクメなど神魔の陣営を連れて老師がやって来た。

 

彼女達もまた横島を想う者達。

 

小竜姫にとって彼は久しぶりにやって来た修行者の一人だった。

でも今は心を許した唯一人の男性。

 

ヒャクメは神界の仲間からも心を覗かれるのを恐れられていた。

だが彼はそんな事も関係なかった。

 

ワルキューレ。彼女にとって彼は任務遂行の為の障害でしかなかった、だから令子から遠ざけた。

だが彼は自分の意思で強くなった、戦士であると認めざるを得ないほどに。

 

パピリオ。最初はただ面白そうなペットだった、そして敵だった。

だが彼は魔族であり敵であった姉を愛してくれた、命を賭けて闘ってくれた。

結果、姉は死んでしまったが今でも愛し続けてくれている。

そしていつの間にか自分も女として彼を愛している。

 

ぺスパ。姉を誑かした憎い相手、愛する人の前に立ちふさがった倒すべき敵。

だが、姉が命を賭けて愛した男、愛した父の願いを叶えてくれた男。

愛とは違うが気にはかかる。

 

 

 

 

歩いて来る猿神に雪之丞は食って掛かる。

 

「てめえ、この猿!横島の捜索を打ち切るってのはどういう事だ!」

「……何の事じゃ?」

「とぼける気か、捜索打ち切りの報告なんだろう!」

「馬鹿モン!そんな事はワシが許さん、誰がそんな事を言ったんじゃ!」

 

「へ……?」

 

凍てつくほど冷たい空気が辺りを包む、そして…

 

「このクソガキッ!!」

 

バシイィィンッ!!

 

「がはあっ!!」

 

令子の神通鞭が雪之丞に襲い掛かる。

 

「みんな~、お願い~」

 

ギャオオオーーーーーーーーンッ!!

 

冥子の式神十二神将が雪之丞に襲い掛かる。

 

「ぎゃあああ~~~~~~っ!!」

 

「全く、困った方ですね」

 

めぐみによるエミ顔負けの呪いが雪之丞に襲い掛かる。

 

「ぐわああ~~~~、む、胸が苦しい!!」

 

「紛らわしい御仁でござるな」

 

シロの霊波刀が雪之丞の“霊体”に襲い掛かる。

 

「ぐわあ~~!!や、止めてくれ~~~!!」

 

『ちょっと教育が必要ね』

 

愛子の本体の机から異空間に飲み込もうとする舌が雪之丞に襲い掛かる。

 

パクンッ!モグモグ……ペッ!!

 

「……せ、青春万歳…」

 

「貧ちゃん」

『任せとき!!兄ちゃん、今日からアンさんは“さらに”貧乏や』

 

小鳩に頼まれた貧の神通力で貧乏の呪いが雪之丞に襲い掛かる。

 

「い、嫌だぁ~~っ!!ゆ、諭吉ぃ~~、行かないでくれぇ~~~!!」

 

「ウフフ、雪之丞サンッタラ」

 

ピロロロロ~~~♪

 

病(や)キヌが奏でるネクロマンサーの笛の音色は幻覚作用を持って雪之丞に襲い掛かる。

 

「ぎゃあああああ~~~~~~~っ!!寄るな触るな近づくな勘九郎!!何故服を脱ぐ!?やめろお~~~~~~~っ!!」

 

 

 

 

 

 

そして数十分後、HP1の彼が其処に居た。

 

 

「まったく、まぎらわしい。で、ホントの所は何なのママ?」

「横島君とタマモちゃんのことだけどある程度の事が解ってきたわ」

「な、何が解ったんですか?」

 

横島とタマモが神魔の過激派に襲われ行方不明になってから数週間、彼女達は気が気ではなかった。

神界と魔界も同様で、もしどちらかの勢力が単独で行ったものであればハルマゲドン突入はおそらく間違いはなかったであろう、表現は悪いが両陣営が関わっていた為に最悪の事態にならなかったのは不幸中の幸いであった。

 

そしてヒャクメが説明を始める。

 

「横島さんが襲われた場所を調べていたら時空震の痕跡があったのね~」

「時空震って事は未来か過去に居るって事?」

「どうもそうじゃ無いみたいなのよ」

「??」

 

不思議がっている令子達に猿神が説明を付け加える。

 

「時空震のベクトルが過去にも未来にも向かっておらんのじゃよ。つまり二人はどうやら平行世界の何処かに飛ばされたと考えるのが自然じゃ」

 

『へ、平行世界ーー!?』

 

呆然としている皆の中で令子が問いかけた。

 

「ちょっと待ってよママ、いくら何でも平行世界っていうのは考え過ぎじゃない?」

「私も最初はそう思ったけどそう考えざるを得ない事実があったのよ」

「何それ?」

「…入って来てください」

 

美智恵がそう言うと扉を開けて一組の夫婦が入って来た。

 

「!!」

「よ、横島さんのご両親…」

「申し訳ないがもう一度詳しい説明を頼む」

 

そうワルキューレに言われ百合子は大樹に肩を抱かれながら辛そうな顔で語り始めた。

 

「忠夫は…私達夫婦の実の息子ではないんです」

 

「そ、そうなんですか?」

 

「ええ、私は生まれつき妊娠が出来ない体で色々治療を受けていたんですが…」

「そんなある日でした。病院からの帰り道で突然目の前の空間に放電が起こったんです、そして放電が収まった後に傷だらけの子供が横たわってました。それが忠夫です」

「あの子は忠夫という名前以外の記憶を失っていました、だから私達が養子として迎え入れたんです」

 

「そこで私の時間移動能力を使ってヒャクメさまに霊視してもらったの。そして解ったのはその時の時空震も今回と同様に別の世界からの移動らしいという事」

「つまり小僧はもともと別の世界の人間だという事か」

 

そうカオスは聞き返す。

 

「あんた居たの?」

「居ちゃ悪いのか!ワシだって小僧の事は心配しておるんじゃぞ」

「はいはい。…ちょっと待って、それっておかしいわよ。横島クンの前世は高島っていう陰陽師でれっきとしたこの世界の住民だったわよ、なのに何故別の世界から横島クンがやって来るのよ」

 

小竜姫が呆れた顔で答えた。

 

「それなんですけど、どうやらヒャクメが原因らしいです」

「え~~ん、あれは事故だったのね~私だけが悪いわけじゃないのね~」

「どういう事ですか?」

「あの時アシュタロスを嬢ちゃんの力を使って時間移動させた時に高島の魂もそれに巻き込まれたと言っておったな」

「ええ、でも横島クンは無事に転生してたんだからあまり気にしてなかったけど」

「どうやらその時に高島さんの魂は別の世界に飛ばされていたらしいんです」

「…つまりそれって、下手したら横島クンと私達は永遠に出会えなかったかもって事?」

「はい…」

「だからあれは事故なのね~」

 

ポン

 

肩を叩かれたヒャクメが振り返ると其処には…

 

「ちょっと向こうでOHANASIしましょうね~」

 

病(や)キヌが降臨してました。

 

「お、おキヌちゃん?」

「さ、逝きましょう」

「字が違うのね~、いや~おキヌちゃんから何か黒いモノが~。見えないモノまで見えてしまうこの目が憎いのね~。小竜姫~助けてほしいのね~!」

「い、嫌ですよ。諦めなさい」

「い~~や~~」

「くすくす」

 

 

 

 

「…話を戻しましょう。以上の事から考えると横島君は神魔の過激派から攻撃を受けた際おそらく文珠で転移を試みたと思うわ、でも攻撃の影響を受けて別の世界へと飛んでしまった。多分だけどもと居た自分の世界に」

「じゃあ、もうヨコチマには会えないって事でちゅか?そんなのパピは嫌でちゅよ!」

「落ち着かんか。今も神魔両陣営の調査部隊が全力をあげて二人を捜しておる所じゃ」

 

そこにハンカチで手を拭いているおキヌが戻って来る。

……ハンカチが赤く滲んでいるのはおそらく気のせいだろう。

 

「横島さんにもう一度会える可能性はまだあるんですね」

「おキヌさん・お帰りなさい」

「勿論です。諦める理由など何処にも有りません!」

(そうですとも、諦めてたまるものですか!横島さんは私のものです)

 

と、小竜姫。

 

(何を考えてるか丸わかりよ!アイツは私の…そうよ!アイツは私の丁稚なんだから)

 

と、美神。

 

(美神さんには横島さんは似合いません。横島さんは誰にもワタシマセン。クスクス)

 

と、おキヌ。

 

(式神の子達も~横島君には懐いてるの~。お母様も~横島君なら六道を任せてもいいって言ってくれてるし~、私も横島君好きだし~)

 

と、冥子。

 

(私には横島さんが必要なんです!私も横島さんに必要な存在になって見せます。諦めてたまるもんですか!)

 

と、めぐみ。

 

(横島先生は誰にも渡さぬでござる。先生と添い遂げるのは拙者でござるよ)

 

と、シロ。

 

(引き離された二人が運命によって再び巡り合う。ああ、青春だわ)

 

と、愛子。

 

(横島さん、小鳩は横島さんが帰って来るのを信じて待っています。そして今度こそ本当の結婚式を……ぽっ♪)

 

と、小鳩。

 

(ルシオラちゃんの為にもヨコチマはパピが貰いまちゅよ。だがらどんな世界に行ったとちても逃がちまちぇん)

 

と、パピリオ。

 

(マリア・横島さんと・離れたくない・一緒に居たい)

 

と、マリア。

 

《フフフフフフフフフフフフ》

 

 

「横島君は帰ってこない方が安全と思うのは僕だけでしょうか?」

「いえ、僕もです」

「モテモテのはずじゃのに羨ましい気がしないんジャー」

「マリアも成長したのー。嬉しいやら寂しいやら」

 

ジーク、ピート、タイガー、は女性陣を見つめながら何処となく怯えていた

て、カオスは成長したマリアを見ながら感慨にふけていた。

 

「神よ、彼を救い給え」

 

唐巣神父は横島の為に祈りを捧げていたが………

 

『え~、でも面白そうなんですが』

 

神(キーやん)に祈りは届かなかった…

 

 

 

「奴は愛されてると思ってよいのだろうか?」

「どうでしょう」

「愛されすぎるのも問題なワケ」

 

ワルキューレに美智恵にエミはそんな光景を溜息交じりで見つめていて、

 

「忠夫の奴め、まるでハーレムじゃないか。うらやm……

 

言い終わる前に大樹は百合子の折檻を受けていた。(残酷すぎる描写の為文章に出来ません)

 

「横島よ、早く帰って来い。じゃないと…胃が痛い」

 

そんな中、猿神は一人胃を押さえながら俯いていた。

 

再び彼女達が彼に会える日は来るのだろうか?

この世界に彼が帰って来る日はあるのだろうか?

それはまだ、解らない。

 

 

 

 

 

 

 

そしてSHUFFLE!世界。

 

ブルッ

 

「どうかしたの、タダくん?」

「いや、何だか向こうの世界から殺気めいたものが」

(どうせ、美神達が諦めてないんでしょうね。でも無駄よ、ヨコシマは私の物よ。この世界ならライバルは…増えそうね)

 

 

続く

 

 

 

 

 

 

 

「いやなの~、くらいの~、こわいの~、ごめんなさいなの~」

 

 

駄女神(ヒャクメ)は未だに部屋の隅で震えていた。

 

 

 

 

 

 

 キャラ設定3

 

美神令子

 

美神除霊事務所の所長にして忠夫の上司。

前世はアシュタロスに作られた魔族メフィスト・フェレス。

横島の前世である高島と恋仲になるが本能で記憶を封印している。

横島が好きだが高すぎるプライドが邪魔して素直になれない。

横島への呼び方は「横島クン」

 

氷室キヌ

 

300年前に死津喪比女を封印するために人柱となった少女。

幽霊の時から横島に想いを寄せており生き返ってからも想いは変わっていない。

どこか一歩引いた感じがあり今一つアピール不足。

怒らせると病キヌに進化する。

横島への呼び方は「横島さん」

 

六道冥子

 

GS業界でも屈指の派閥を持つ六道家の一人娘。

12体の式神を持つが霊力が不安定になりがちですぐに暴走させ周りに甚大な被害をもたらす。その為友達が少なく令子やエミに頼りがち。

男の中でも横島だけは普通に女の子として接してくれるためいつの間にか彼に想いを寄せるようになる。

横島への呼び方は「横島くん」

 

 魔鈴めぐみ

 

すでに失われていた魔法を現代に蘇らせた女性。

だが、現代においても彼女を魔女と蔑む者が居る中で変わることなく女の子として扱ってくれる横島は彼女にとって無くてはならない心の拠り所になっていく。

横島への呼び方は「横島さん」

 

 小竜姫

 

妙神山修行場の管理人で竜神の女性。

横島の才能をいち早く見いだし、心眼を与えて霊能力を目覚めさせるきっかけを与えた。

彼の師匠としての誇りもあるが神魔の闘いに引き込み、その心に消える事のない傷を与てしまったという自責の念もある。

気づいた時にはすでに彼を愛していた。

横島への呼び方は「横島さん」

 

 犬塚シロ

 

人狼族の少女。本来ならまだほんの子供の筈だが犬飼に傷つけられた際、令子と横島の霊波によるヒーリングを受けた時に超回復によって急成長を遂げた。

タマモとはお互いを認め合ってはいるが恋のライバルでもある。

横島への呼び方は「先生」

 

愛子

 

机の九十九神。50年以上前から学校の生徒を本体の机の内部に作り上げた異空間に取り込んで自分の学校を作り上げようとしていた。

横島と令子を取り込んだが令子によって自分が自分勝手な学校を作ろうとしていた事に気付き、取り込んでいた生徒をそれぞれの時代に帰した。

その後は一生徒として学校に住み着いていて、妖怪である自分を普通に仲間として扱ってくれる横島に想いを寄せる様になる。

横島への呼び方は「横島くん」

 

花戸小鳩

 

横島が住んでいるアパートの隣の部屋に住んでいる少女。

悪徳高利貸の祖父のせいで貧乏神にとり憑かれていたが、横島が無自覚に受けた貧乏神の試練に打ち勝ったおかげで長年の貧乏神の呪いから解き放たれた。

その恩とは別に、横島が本来持っている優しさに触れて彼に心より想いを寄せている。

横島への呼び方は「横島さん」

 

貧乏神(貧ちゃん)

 

花戸家に取り付いていた貧乏神。

忌み嫌われている筈の貧乏神なのにそれでも家族として扱ってくれる小鳩を心より大事に思っている。横島が試練に打ち勝ったおかげで福の神に反転した。

外見は福の神ではなく貧乏神だった頃に戻っているが、花戸家には若干の福が戻って来ている。

一応、貧乏神としての力も未だに使える様である。

横島への呼び方は「横島」

 

 ヒャクメ

 

心眼の能力を持つ神族の女性。

神界の仲間達も心を読まれるのを恐れて近づかない自分に普通に接してくれる横島に想いを寄せている。

横島への呼び方は「横島さん」

 

 パピリオ

 

ルシオラ、ペスパと共にアシュタロスに作られた魔族。

今は妙神山で小竜姫の下で修業中。

最初から忠夫には結構懐いており、今も彼の事が大好きである。

横島への呼び方は「ヨコチマ」

 

 マリア

 

カオスが作り上げた人工魂(メタ・ソウル)をもつアンドロイド。

横島や令子達と過ごすうちにその心は人間の物とさほど変わりないほどに成長している。

横島の事もカオスと同じくらいに大切な存在と認識している。

横島への呼び方は「横島さん」

 

 横島百合子

 

GS世界での横島の母。

養子とはいえ掛け替えのない大事な息子として横島を愛している。

魔神大戦において横島を巻き込んだ美智恵達に確執はあるが横島自身が彼女達を責めようとして無い為気持ちを抑えている。

横島への呼び方は「忠夫」

 

 横島大樹

 

GS世界での横島の父

百合子同様に息子として横島を愛している。

横島があのような性格に成長したのは紛れもなくこの男の責任。

横島への呼び方は「忠夫」

 

以降はまたの機会に。

 

 

 

 

 《次回予告》

 

この歌声はあの娘の物。

 

この想いもあの娘の物。

 

そしてこの命も……

 

だから、だから私は……

 

それなのに何故貴方は……

 

次回・第六話「二人で奏でる天使の鐘」

 

リコリス…私は…

 

 


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