No.1092443

【獣機特警K-9ⅡG】夫婦店【交流】

Dr.Nさん

2022-05-23 19:23:00 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:107   閲覧ユーザー数:97

某日、ラミナ署。

署長室に呼ばれたクオン、そしてソウとナタリア。

 

エルザ「ということで、我がラミナ署でも今度の町内会の縁日に露店を出すことになった。地域の方々との交流も、警察の大事な仕事だからな」

クオン「そこでソウとナタリア、ボクから君たち二人を推薦しておいたんだけど、どうかな?」

ソウ「はい、喜んでやらせていただきます!」

ナタリア「わたしも喜んで!」

エルザ「それはよかった。しっかり頼んだぞ!」

ソウ、ナタリア「「はいっ!」」

ソウ「でも露店って何の店をやったらいいんだろう?」

ナタリア「さあ…?」

エルザ「だったら焼鳥の店なんかどうだ? 私の行きつけの店があってな、そこの大将に話をしておくから、習いに行くといい」

ソウ、ナタリア「「分かりました!」」

そして縁日当日。

 

ソウ「よし、焼けてきたぞ!」

ナタリア「いい焼き具合、いい匂いです! 修行の成果がありましたね先輩!」

ソウ「だな! さて、そろそろ呼び込みをやるか」

ナタリア「ですね!」

ソウ「さあ、いらっしゃいいらっしゃーい!」

ナタリア「おいしい焼鳥はいかがですかー!」

 

豚『ヘッヘッヘ、ウィ~ヒック!』

 

店の5メートル先を、千鳥足の豚顔の水色の豚男が通った。

 

ソウ、ナタリア「「うわあ…」」

ソウ「毎年必ず出てくるんだよな。お祭りだからといって、昼間っから酒呑んでハメ外す奴が…」

ナタリア「はい…。全く困ったものです」

ソウ「うわあ、こっち来たよ…」(心底嫌そうな顔)

ナタリア「あ、ダメですよソウ先輩、たとえ露店とは言え客商売ですから。どんなお客さんにも笑顔笑顔!」

ソウ「そうだったな。ごめん、ナタリアちゃん」

豚「ウィ~ヒック!」

ソウ「いらっしゃいませ! うわ、酒臭っ!」

ナタリア「先輩、笑顔笑顔」

ソウ「ごめん」

豚「おっ、ここは焼鳥の店か。ウィ~ヒック! 知ってっかお前、焼鳥にはウィスキーの炭酸割りが合うんだよ。ウィスキーを炭酸で割ってキューッとやる! 俺のお気に入り! ウィ~ヒック!」

ソウ「はあ」(別に聞いてないし)

豚「さっきそれでボトル1本空けてきたんだ。あとは焼鳥を腹に詰めるだけってかwww」

ソウ「…(だから聞いてないし)。えーっと、何を差し上げましょう?」

豚「適当に見繕ってくれ。辛子をたっぷりと付けてな」

ソウ「分かりました」(あーもう、さっさと渡してさっさと帰ってもらおう)

ソウ「お待たせしました。50クロウ(約500円)になります」

豚「うむ。では!/(`・ω・´)キリリッ ウィ~ヒック!」

ソウ「あ、お客さん、お金お金!」

豚「えっ、金取るの?」

ソウ「町内会のお祭りとは言え、店ですから」

豚「今はない! ウィ~ヒック!」

ソウ「そんな、困りますよ」

豚「今夜払おうじゃないか」

ソウ「今夜って。今払っていただかないと」

豚「だから今夜ホテルで払うって。俺の体でな。ウィ~ヒック!」

ソウ、ナタリア「「は!?」」

豚「かわいい顔しやがって。こっちに来な! ウィ~ヒック!」

 

ガーッ!

手を伸ばす豚男。

 

ナタリア「きゃあーっ!」

ソウ「ナタリアちゃんあぶなーい! 何しやがるこの豚顔豚ー!!」

 

豚男とナタリアの間に割って入るソウ。

ところが、豚男が腕をつかんだのは。

 

ソウ「えっ、俺!?」

豚「かわいい顔しやがって、ウィ~ヒック!」

ソウ「!?!?!?」

豚「モロ俺の好みだぜ! ウィ~ヒック!」

ソウ「うわーっ、俺にそっちのケはねえー!!」

豚「遠慮はいらない、今夜ベッドで俺をキツく縛ってくれ! ウィ~ヒック!」

ナタリア「離せ…」

豚「はい?」

ナタリア「ソウ先輩を離せーーーー!!!」

 

ブウン!

 

ナタリアは、力任せに辛子の瓶を豚男に投げつけた!

 

バキャッッ!!!

 

豚「うわああ!! 目が! 目があああ!!!」

 

転げ回る豚男。

 

ナタリア「今です先輩!」

ソウ「分かった! 食い逃げ及び酩酊迷惑行為防止法違反の現行犯で逮捕する!!」

 

ガチャッ! ガチャッ!

翌日、ラミナ署。

署長室に呼ばれたソウとナタリア、そしてクオン。

 

エルザ「二人共お手柄だったな」

ソウ、ナタリア「「はいっ!」」

エルザ「あの豚男はこのあたりでも有名なアルコール中毒で、昼間っから酒浴びてあちこちで迷惑をかけていた奴だ。本当によくやった!」

ソウ「そうだったんですね」

ナタリア「それにしても先輩、カッコよかったです! 豚男とわたしの間に割って入って、わたしを守ってくれました!」

ソウ「ナタリアちゃんもカッコよかったぜ! 豚男に辛子の瓶を投げつけて、とっさにあんな行動が出来るとはなあ」

ナタリア「先輩…」

ソウ「ナタリアちゃん…」

ナタリア「先輩…♥」

ソウ「ナタリアちゃん…♥」

ナタリア「……♥」

ソウ「……♥」

エルザ、クオン「「……」」(=▽=)(=▽=)

エルザ「クオン、君に次の命令を出そう」

クオン「何でしょうか?」

エルザ「今すぐこの二人を連れて帰ってくれ、頼む」

クオン「承知しました」

 

 

=END=

 

 

 


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