No.1086418

【獣機特警K-9ⅡG】名警部ミハエルの事件簿 -外されたミハエル-【交流】

Dr.Nさん

2022-03-06 21:45:23 投稿 / 全11ページ    総閲覧数:181   閲覧ユーザー数:174

ラミナ市内、とあるホテルの一室。

 

黄緑豚(♂)「ねえ、ヤる前にこれで体を拭いてよ」

水色豚(♂)「何だよこれは?」

黄緑豚(♂)「ただの消毒液よ。あたしってとってもきれい好きなの」

水色豚(♂)「ハハハ、君は潔癖症なんだなw どれ、貸してみな。(拭き拭き)これでいいかい? ハハハハハ…ハ? か、体が!? ぎゃあーっ!!!」

 

 

黄緑豚(♂)「あ、ボスですか? やりました、実験は大成功です!」

夜、ラミナ市内酒場。

 

ユナ「へえーっ、このお店、夜もやってるんだー」

クリスタ「そ。ネットで調べたのよ。ランチタイムには前の出張で来たことあったけど、夜は来たことなかったでしょ?」

ユナ「うん! 昼と夜とじゃ全然雰囲気違うー。あら?」

クリスタ「どうしたの?」

ユナ「見てあそこ、カウンターで一人で飲んでるのってラミナ署のミハエルさんじゃない?」

クリスタ「ホントだわ、ミハエルさんだ」

ミハエル「ウィ~ヒック! クソッ、姉さんめ、俺が何をしたって言うんだよ!」

ユナ「こんばんはミハエルさん」

クリスタ「お久しぶり!」

ミハエル「ん? ああ、T-9のユナにクリスタか。久しぶりだな」

ユナ「隣いい?」

ミハエル「どうぞご自由に。て何でお前らがいるんだよ?」

クリスタ「出張よ。そっちこそどうしたのよ、あまりご機嫌よろしくないみたいだけど、ヤケ酒?」

ミハエル「そんなんじゃねえよ! ウィ~ヒック!」

クリスタ「はいはいw でも今が夜でよかったわ」

ユナ「そうね。これがランチタイムだったら、お日様が出てる時間帯から酒煽ってていよいよゴミクズだもんね」

ミハエル「俺はそんなゴミクズじゃねえ!」

ユナ「ゴメンゴメンw で、何があったのよ? あたしたちでよければ話を聞くわよ」

ミハエル「その事件の被害者は、豚顔の太った豚型ロボットの49歳の男だ。ホテルの一室で、全身がバラバラになった状態で死んでいた──らしい」

ユナ「らしい?」

クリスタ「何で伝聞形なのよ?」

その日の朝、ラミナ署。

 

エルザ「何だと!? 分かった、すぐに現場に向かう!」

ミハエル「事件か姉さん? よし、ちょっと行ってくる!」

エルザ「待て! どうも胸騒ぎがする」

 

カチッ!(館内放送マイクON)

 

エルザ「──ということだ。ミウ、テムナ、そして狐太朗、まずは三人だけで現場に向かってくれ。以上!」

ミハエル「ちょっと姉さん、俺は!?」

エルザ「だから待てと言ってるだろうが! 待つんだ」

1時間後。

 

ピリリリリッ、ピリリリリッ。

 

ピッ!

 

エルザ「はい、エルザ。どうだ狐太朗?」

狐太朗『ご指摘のとおりでした署長!』

エルザ「やはりな」

狐太朗『今から署長のスマホにそのデータを送ります』

エルザ「頼む。ご苦労だった、応援を出すから、そのまま捜査を続けてくれ」

狐太朗『はいっ!』

 

ピッ。

 

ミハエル「よっしゃ、いよいよ俺の出番ってわけだな!」

エルザ「いいや、今回は君には外れてもらう」

ミハエル「何でだよ!」

エルザ「いいから! これは署長命令だ!」

ミハエル「クソッ、もういいよ!」

 

ダッ!

 

エルザ「あ、待て! …たく、どこまで気が短いんだあいつは」

ユナ「へえー、そんなことがあったのね」

ミハエル「クソッ、何で俺が外されるんだよ! ウィ~ヒック!」

クリスタ「エルザ署長にも何かお考えがあったんじゃない?」

ミハエル「さあな!」

ユナ「ちょっと待って。被害者は豚顔の豚型デブロボットのおっさんって言ったわよね」

クリスタ「あ、あたしもそれちょっと引っかかってた。ロボットだったらいくらでもイケメンに出来るはずなのに、何でわざわざそんな醜い姿に?」

ミハエル「いるのさ、そういった特殊性癖の男相手に作られたセクサボットがな。ミウたちの話によれば、奴さんも本業は他にあったそうだが、男相手の売春の副業の方が遥かに収入が高かったらしい」

ユナ、クリスタ「「キモッ!」」

ユナ「そんな需要があるんだアッー!」

クリスタ「あたしたちには到底理解不能な世界だアッー!」

エルザ「邪魔するよ」

ユナ「あ、エルザ署長」

クリスタ「お久しぶりです署長」

ミハエル(ムッスゥ~)

エルザ「何だミハエル、まだ拗ねてるのか?」

ミハエル「別に拗ねてなんかいませんけどぉ~?」

エルザ「まあ私の話を聞け」

時間は戻って、朝、ラミナ署。

 

エルザ「さてと、こうしちゃいられない。内線電話」

 

プルルルルッ、プルルルルッ。

 

ツトム『はい、ツトムです』

エルザ「私だ。──ということだ。悪いが、今回の事件は君が陣頭指揮を取ってくれ。くれぐれもロボットの警官は関わらせないようにな」

ツトム『分かりました。お任せを!』

エルザ「そして、これがその時、現場の狐太朗から送られてきた動画だ」

ユナ「何か蠢いているわね」

クリスタ「これってナノマシン?」

エルザ「その通り。100万倍に拡大して、やっと視認出来るレベルのサイズだがな。このナノマシンは、テラナーやファンガーには無害だが、ロボットにだけは猛毒でな」

クリスタ「ロボットにだけ?」

エルザ「ああ。こいつはロボットの接合部から体内に侵入して、体の中からバラバラにしてしまう恐ろしい奴なのさ」

ユナ「なにそれ怖っ!」

クリスタ「だから、ミハエルさんや署長ご自身も捜査から外れたのですね?」

エルザ「そういうことだ。分かっていただけたかな、警部殿?」

ミハエル「わ、分かったよ! 俺が悪うございました!」

ユナ「しかし、そんな恐ろしい兵器を作るなんて。ブラッドファミリーのしわざかしら?」

エルザ「この科学力、おそらくはな。これから全力で警戒に当たらなくてはならない」

 

ところが。

半年後、T-9ルーム。

 

ユナ「そういやあの殺人…いや殺ロボットナノマシンの話、その後聞かないわね」

クリスタ「あ、そういえば。ちょっとエルザさんに電話で聞いてみようかしら」

 

クリスタ「やっぱり何も起きてないんだって。エルザさんも不思議がってたわ」

モンド「何でそんなもん作らせたんだよ! あたしたちもロボットでしょうがあ!」

スレイ「だから俺も途中でそれに気づいて開発を中止させたって言ってるでしょ;;;; そんな怖い顔すんなって、モンドちゃん;;;;」

 

 

=END=

 

 

 


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