No.1085435

【獣機特警K-9ⅡG】名警部ミハエルの事件簿 -小説酒場殺人事件-(後篇)【交流】

Dr.Nさん

2022-02-21 22:14:19 投稿 / 全9ページ    総閲覧数:163   閲覧ユーザー数:162

小説酒場ナルオK。

 

カランカランカラン。

 

マスター「いらっしゃいませー」

ミハエル「どうも。私はこういう者です」

マスター「警察!?」

ミハエル「あー別にそんな驚かれなくても結構ですよ。何もやましいことがなければね。えっと、この会員証は、この店のですね?」

マスター「はい、当店のものです」

ミハエル「この会員証の主、A君はこちらの会員さんで間違いないですか?」

マスター「はい、間違いありません。彼がどうかしたのですか?」

ミハエル「実は殺害されまして。ラミナ山の山中で全裸遺体で発見されました」

マスター「何ですって!? 一体何があったのですか!?」

ミハエル「まあまあ。しかし小説酒場とはあまり聞かない店ですな。ここはどういうお店なのですか?」

マスター「はい。このタブレットをご覧下さい」

ミハエル「これはネットの小説投稿サイトですかな?」

マスター「半分当たりです」

ミハエル「半分?」

マスター「ここに来たお客さんは、酒を飲みながらこの専用のタブレットで自由に小説を投稿したり、他の客が投稿した小説を読んだりするんです。と言っても、それが出来るのはこの店内のみ、つまりここの会員だけですけど」

ミハエル「この店の中だけで閉じたサイトってわけだな。だから半分ってことか」

警官「作品の終わりに『いいね』が付いてるのがありますね」

マスター「ネット上の小説投稿サイトと同じです。もっとも、いいねを付けられるのも、先程申し上げた通り、店内からのみになりますが」

ミハエル「なるほど。ってこれは!! A君のページがあるぞ!」

警官「本当だ! 複数の作品にいいねがついてますね。『いいね げ』、『いいね げ』、『いいね げ』…みんな同じ人だ」

ミハエル「この『げ』って人は?」

マスター「はい、この方もここの会員の方です。これが縁でA君と意気投合したらしくて、よく二人で酒を酌み交わしていました」

ミハエル「ちょっと待った! A君はまだ未成年だぞ、あんた、知っててやってるんですかな!?」

マスター「う。そ、それは;;;;」

ミハエル「まあいい。今重要なのは殺人事件です。今後未成年者への酒類提供の件でこの店に捜査が入るかどうかは、マスター、あなたの協力次第です」

マスター「わ、分かりました…」

マスター「お待たせしました。これが『げ』さんがボトルキープしていた酒です」

ミハエル「してい“た”?」

マスター「あの方は相当な酒好きのようで、かなりのペースでボトルを空けられるんです。前回、ちょうどこれを飲み終わったところです」

警官「○に『げ』って書いてありますね。クマの顔とともに」

ミハエル「だな。これは『げ』さん本人のもので間違いないですか?」

マスター「はい。ご本人がマジックでラベルに書くところを、目の前で見てましたから。あの方は、店にやって来る時も、いつも既に酒のにおいをプンプンさせてました。そして、店でもいつもボトルをラッパ飲みしてました」

警官「ボトルをラッパ飲みって…」(呆れ)

ミハエル「ありえねえな。どんだけゴミクズのアル中なんだよ…(呆れ)。この店ではこんな飲み方が流行っているので?」

マスター「いや、さすがにラッパ飲みをするのはあの方だけです」

ミハエル「だろうな。いや、待てよ! 大至急このボトルを鑑識に回すんだ!」

警官「あ、はいっ!」

ミハエル「ではマスター、『げ』さんの住所、本名などを教えて下さい」

マスター「お客さんの個人情報をお教えするわけには…」

ミハエル「未成年者への酒類の提供…」(ボソッ)

マスター「わ、分かりました;;;;」

ラミナ署捜査課。

 

狐太朗「ミハエルさん!」

ミハエル「どうした狐太朗君?」

狐太朗「ご指摘の通りです! ボトルに残っていた唾液のDNAと、被害者の体内から検出された精○のDNAが一致しました!!」

ミハエル「よし、でかしたぞ狐太朗君!!」

 

・・・・・・

翌日、ラミナ署捜査課。

 

カタカタカタカタ、カタカタカタカタ。

 

デスクトップパソコンで報告書を書いているミハエル。

 

じーっ。

じーっ。

 

そして、それを横から覗き見しているミウとテムナ。

 

ミウ「へえー、容疑者ってこの豚顔のデブい水色豚のおっさん?」

ミハエル「おい、勝手に覗くな!」

テムナ「ええやん。かたいこと言いっこなしや、ウチらとお前の仲やないかw」

ミハエル「たく!」

テムナ「えーと、下鹵鹵露賂滷炉(49)。アラフィフのおっさんがなんで男子高校生を?」

ミウ「だからアッー!の末じゃない?」

テムナ「ああ、アッー!かいなアッー!」

ミハエル「シャレかよ。男子高校生とコトに及んだのはいいが、久しぶりにヤッて疲れているところに『恋人にしてくれ』としつこく言われたから、だそうだ」

ミウ「ひどーい!」

テムナ「ヤリ捨てかい!」

ミハエル「過去に男、女、複数の相手と付き合ったことがあるが、何度も修羅場になったことがあるから、恋人はめんどくさいんだとよ」

ミウ「そんなの自分が悪いんじゃない!」

テムナ「せやせや! 身から出た錆や豚が!」

ミウ「あ、ちょっと待って。こいつ豚だよね? でも、ボトルに描いてあったのはクマ。なんで?」

ミハエル「ああそれな。それを指摘すると、奴は急にキレてな。『俺は豚じゃねえ、クマだ!!』って」

ミウ、テムナ「「……」」(=▽=)(=▽=)

ミウ「訳わかんない。どう見ても豚顔の豚じゃない」

テムナ「せやせや、鏡から逃げんな!」

警官「失礼します。警部、ロビーに奥さんがお見えになってます」

ミハエル「なにっ、ネフティスちゃんが!? すぐ行く! ネフティスちゃあ~ん♥」

 

ミウ「行っちゃった。やれやれ、鬼警部が奥さんのことになると途端にあれだわw」

テムナ「全くやw さて、ウチらも仕事に戻ろk

 

ブチッ!

 

テムナ、ミウ「「あーっ!?」」

ミウ「な、なんてことするのよテムナ;;;;」

テムナ「そ、そんなこと言うたかて、まさかこんなところに延長コードがあると思わへんかったし;;;;」

ロビー。

 

ネフティス「はーい、ミハエルさん! ちょっと早かったかしら?」

ミハエル「いや、今日はもう上がるよ。ちょっと待っててね~」

ミハエル「さて、報告書をセーブして、ネフティスちゃんとデーt…なんだこりゃあ!?」

ディスプレイの上に貼られた付箋。

 

ゴメン、間違ってコンセント抜いちゃった(ミ)

今度食堂でおごったるさかい堪忍やで(テ)

ミハエル「ミウとテムナは!?」

警官「何か急ぎの用事が出来たと言って、さっき二人揃ってお帰りになりました」

ミハエル「ミウー!!! テムナー!!!」

 

 

=END=

 

 

 


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