No.1085350

【獣機特警K-9ⅡG】名警部ミハエルの事件簿 -小説酒場殺人事件-(前篇)【交流】

Dr.Nさん

2022-02-20 20:21:01 投稿 / 全10ページ    総閲覧数:180   閲覧ユーザー数:179

昼前、ラミナ山。

 

警官「お疲れ様です警部!」

ミハエル「お疲れ! あーなんちゅうキツい山道だよ。こんな山奥で死体発見とは。どれ(白い布をめくる)…これは酷いな」

ミハエル(モノローグ)『被害者はデb…おっと、肥満体の灰色豚型ファンガーの男子高校生A。ラミナ山の山中に全裸で打ち棄てられていた』

ミハエル「第一発見者は?」

警官「こちらの方です」

ミハエル「どうも。ラミナ署のミハエル・アインリヒトと申します。詳しいお話を聞かせていただけますか?」

第一発見者「はい。今朝山菜採りにこの山に入ったのですが、遠くに何か見慣れない灰色の物があるので近づいてみたら、この方が倒れていまして…」

ミハエル「なるほど。しかし山菜採り? こんな山奥にですか? ハイキングコースからも遠く外れた、こんな山道の奥の奥に?」

第一発見者「はい。このエリアは、山菜採りのために私が独占的に借りてるんです。おっしゃる通りハイキングコースからも遠く離れているので普段は誰も入って来ないはずなんですが、まさかこんな事になっているとは…」

ミハエル「確かにここに来る途中、『この先私有地につき立入禁止』の看板と囲いがあったな」

警官「その看板からここまで随分歩きましたし、犯人は死体が見つからないよう、意図的に囲いの奥へ奥へ入って行ったのでしょうね」

ミハエル「だろうな。今日の前にここに来たのはいつですか?」

第一発見者「昨日です」

ミハエル「昨日?」

第一発見者「はい。朝ここに入り、山菜を採って夕方には下山しました」

ミハエル「なるほど。その時に何か変わったことは?」

第一発見者「特にありませんでした」

ミハエル「ということは、死体は昨日の夜から今朝早くのうちに棄てられたということか」

翌日、ラミナ署捜査課。

 

ミハエル「死体発見現場は、確かに第一発見者が借りているものだった。まあ、独占的に借りているような場所にわざわざ死体を棄てたりはしないよな。第一発見者はシロと見てよさそうだ」

警官「警部!」

ミハエル「どうした?」

警官「被害者はひょっとして自分の息子ではないかと言う方がお見えになっておりますが」

ミハエル「分かった。案内して差し上げなさい」

霊安室。

 

ミハエル「どうですかお母さん?」

中年女性「間違いありません、息子です。どうしてこんなことに、うわあああーん!!」

ミハエル「お気の毒です。すみませんが、もう少し詳しくお話を聞かせていただけますか?」

中年女性「はい。息子は一昨日の夕方一人で出かけて、それっきりで…」

ミハエル「息子さんはどちらに行くかは言ってませんでしたか?」

中年女性「はい、何も…」

ミハエル「ということは、A君はその日のうちに殺されたってことか。酷い話だぜ」

捜査課。

 

ミハエル「お母さんの様子はどうだ?」

警官「はい、相当焦燥なさっているようです。今、休憩室で婦人警官が横についてあげてます」

ミハエル「そうか。くれぐれもいたわって差し上げなさいと伝えなさい」

警官「はっ!」

狐太朗「ミハエルさーん!」

ミハエル「おう、狐太朗君か」

狐太朗「これ、検死報告書です」

ミハエル「サンキュー。ふむ…ふむ…死因は首を紐のようなもので絞められたことによる窒息死。ふむ…ふむ…ん、『死体の直腸から別の男性の精○を検出』だって? これってつまり」

狐太朗「はい。つまり…その…そういうことです」

ミハエル「なんてこったアッー! でもそのDNAを過去の犯罪者データベースと照合すれば犯人は!」

狐太朗「それやってみましたが、残念ながら該当するデータはありませんでした」

ミハエル「ちぇっ。なんだよ、一気に事件解決だと思ったのになあ」

ミハエル(モノローグ)『我々は、被害者A君の部屋を捜査することにした』

ミハエル「うーん、どこにでもいるような男子高校生の部屋だなあ」

警官「ですね。特に変わったことは…うわっ!?」

 

バサバサバサッ!!

 

警官「しまった、積んである本が」

ミハエル「おいおい、気をつけろよ」

警官「す、すみません」

ミハエル「ん? なんだこれは?」

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お客様氏名 A

ミハエル「これは」

 

 

=To be continued=

 

 

 


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