No.1078883
【獣機特警K-9ⅡG】因果応報、人を嘲笑わば【交流】![]() Dr.Nさん 2021-12-06 00:02:37 投稿 / 全9ページ 総閲覧数:133 閲覧ユーザー数:125 |
テムナ「クソッ、なんやねんこのツイートは!」
ミウ「ホント悪趣味ったらありゃしないわ!」
昼過ぎ、ラミナ署署員食堂。
ミハエル「よう、お二人さん。なんか随分荒れてるみたいだけど、どうしたん?」
テムナ「どうもこうもないわ! 見てやこの写真付きのツイート!」
ミハエル「うん?」
judahlly @judahlly_jp きのう 19:30
おいおい、こんな時期に外で寝るとか、風邪を引いても知らんぞwwwww
ミハエル「なんだこれ? 人が倒れてるな。制服姿の警官も二人写ってるけど、ひょっとしてお前たち?」
ミウ「そ。昨日の夜、徒歩でパトロール中に道路に倒れている人を見つけてね、救急車呼んで、到着するまでこの人を介抱してたのよ」
テムナ「その様子を、野次馬の一人が面白がってツイートしたらしいんや!」
ミハエル「ひでえ話だな。人が倒れてるのを面白がるとか、悪趣味にも程があるぜ!」
ミウ「でしょでしょ!」
テムナ「あーマジムカつくわ! ん?」
ミウ「どうしたのテムナ?」
テムナ「見てみ、ツイートが更新されたわ」
judahlly @judahlly_jp たった今
今から仲間三人で焼肉パーティーでえーすwwww
ミウ「銀とピンクともう一人、豚型ファンガーの男が三人写ってるわね。自撮り棒よねこれ。どいつがjudahllyかしら?」
テムナ「まあ普通に考えれば、自撮り棒持った真ん中の眼鏡の奴やろな。でも後ろの車、黒塗りのエ□グランドとか、こいつらに相応しい車やで!」
ミウ「わたしたち今夜も寒空の街を徒歩パトロールだというのに、いいご身分だこと!」
ミハエル「まあまあ、気持ちは分かるけどさ、二人とも自分の仕事しようや、な?」
ミウ「あら、ミハエルさんにしては珍しくまともなこと言うじゃない」
テムナ「熱でもあるんとちゃうか自分?」
ミハエル「やかましいわ!!」
ところが。
夜、大通り。
ミウ「うー、さっぶ!」
テムナ「上になにか羽織ってきたらよかったな」
ミウ「でもそれなら警官って分からくなるしねえ」
キキーッ! ドーン!! ガラガラガラガラガシャーン!!!!!
ミウ「な、なに今の音!?」
テムナ「交通事故かいな!?」
通行人「あ、おまわりさん!」
ミウ「どうしました?」
通行人「そこの交差点で事故です! 信号無視して交差点に入ってきたエ□グランドが、大型トレーラーに横からすり潰されるみたいに!」
ミウ「分かりました。案内して下さい!」
テムナ「うわー、グッチャグチャやなー」
ミウ「早く救急車を! ってこの三人は!!」
テムナ「どないした?」
ミウ「数時間前にツイートしていたjudahllyとその仲間たちじゃないの!」
テムナ「あ、ホンマや! なんてことや…」
・・・・・・
翌日、ラミナ署署員食堂。
ミハエル「で、どうなったんだ?」
ミウ「一応救急車を呼んだわよ。無駄だとは分かってはいたけど、一応決まりだしね」
テムナ「あ」
ミウ「どうしたのテムナ?」
テムナ「タイムラインに昨日の事故の写真が流れてきたわ、写真付きで…」
ミウ「ホントだ。またあたしたちが写ってるし、これは救急車やパトカーが到着する前ね。またどこの野次馬かは知らないけど、何もこんなグロいのをツイートしなくてもねえ」
ミハエル「やれやれ、人が倒れてるのを面白がってツイートした奴が、今度は自分の無残な姿をツイートされたってか。とんだブーメランだな」
それ以来、アカウント「judahlly_jp」のツイッターが更新されることは二度と無かったという。
=END=
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ミウ https://www.tinami.com/view/610063
ミハエル https://www.tinami.com/view/395141