No.1057586

風見幽香 ~ 1万2000年の歴史2 『普通の旧友だった彼女』

小説の人さん

風見幽香が幻想郷巡りをする話。

2021-03-25 16:41:16 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:158   閲覧ユーザー数:158

紅魔館のテラス。

内庭の2階のテラスにテーブルとイスを並べて、カーテンで閉め切ったまま、(吸血鬼なので太陽の日にあたらない様)レミリア・スカーレットはあくびをする。

この紅魔館では暇な時間が流れていた。

居眠りしている者(紅美鈴)、読書にいそしむ者(パチュリー・ノーレッジ)、レミリアに構う者(十六夜咲夜)、それぞれ、余裕のあるゆっくりした時間を過ごしていた。

しかし、そんな者達に構わず、来訪者があった。

幽香である。

門戸を叩く幽香。

暇をもてあましていたレミリアはそれを聞いて、メイドに連れて来る様に申し付ける。

かのメイド長は、粗相(そそう)がない様に、気遣いながら、幽香を案内する。

”お久しぶり”とレミリアが挨拶(あいさつ)する。旧友であるのだ。

紅魔郷が幻想郷に来てから、もう20年は経つが、その間に何回か(特に最初の20年前の一年)会う機会があったのだ。

”ごきげんよう”と幽香が返事を返すと、レミリアは何だかんだと彼女をもてなす。

メイドに紅茶をいれさせ、お菓子を用意させ、一緒の時間を過ごすのだった。

 

「最近どうかしら?」

 

「何が?」

 

「畑は満開かしら。今は夏だから、きっと、咲き乱れているわね。」

 

「その通りよ。向日葵程、大きな花はほとんどないから。見応えがあるわよ。」

 

しばらく時間を過ごすと何を思ったのか、テラスに付いているカーテンを幽香がめくる。

レミリアはさっと身を隠す。

幽香がカーテンを閉めると、レミリアがテーブルの下からひょこっと顔を出す。

それに”フフッ”と笑う幽香。こうして、午後のティータイムは過ぎていくのだった。


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