RIONA（りおな）　19歳
自称「はいぱーマッドサイキッカー」。高校中退後、かつて超能力系マジックブームの礎を築いたMr.マリックの元へ弟子入りした妄想の末マジックを習得。18歳のころから繁華街などの路上で本格的にストリートマジシャンとして活躍している。
クロースアップ・マジックを主流とし、そのなかでもトランプを使ったカード当てを得意とするがトランプは一切登場しない。そのため客はエアーで合わせるごっこスタイルとなるが、想像で引いたカード、または茶化してころころ数字を変えてみたりしてもその過程全てを的中させることができるため相当レベルが高いというかガチ超能力に近い。しかし傍から見るとなぜだか腑に落ちないので実際に相手になった人にしか凄みが伝わらない。

他のネタも展開こそ月並みだが、客から借りた紙幣を通りすがりの酔っぱらいの吐しゃ物から出現させたり、ハエの羽をちぎって復元させて飛ばしたり、ギッチギチに結んだコンドームがいとも簡単に解れたり、ハトとカラスの死骸を使って腹話術したりと内容がマッドなので一定層にはとても見せられない代物となっている。

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それでも一度TVのオファーがあり、初回の打ち合わせでテーブルの上に置いた立派なカマキリを水中にいると思わせてハリガネムシを出すというマジックを披露しディレクターが吐しゃ。元気よく飛び出した2匹のハリガネムシがDの吐しゃ物を浴びてNOの字に固まって死ぬという一連のショーでTV出演は遠のいたという伝説がある。

そんな風なのでマジックだけで生計を立てれているか謎だが、ミステリアスの周りは香ばしくなるもので、「古田に野球教えたんはワシや」が挨拶の両手にワンカップおじさんや、近隣のゲーセン全てを実家と呼称する太鼓の守護神様、「あいほんみしちゃる」でお馴染み最新のiPhoneをひけらかしてくるたび何故だか体が弱ってくキャトられジョブズ等が固定客として存在している。
ちなみにワンカップおじさんがパチンコでボロ勝ちしたときにマジシャンらしくしろという事で蝶ネクタイ（結構高いやつ）をもらったものの合わす服がないのでそのまま首からかけている。また頭の眼球は太鼓の守護神から左目の代わりにと貰ったプライズ品で一応ヘアゴムといっしょにつけている。

常に眼帯をしているが理由は謎である。お金のために犠牲にした等諸説噂は飛び交っているが、少なくとも片目でクロースアップマジックをこなす程の実力があるのは確かである。