No.1019536

【サイバ】天空市お店定点観測シリーズ グランベリーハウス編【交流】

Dr.Nさん

  グランナ https://www.tinami.com/view/907599
     柊 https://www.tinami.com/view/779325
    瑠璃 https://www.tinami.com/view/779333
(名前のみ)
あたご寫眞館 https://www.tinami.com/view/750626

2020-02-11 18:11:05 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:123   閲覧ユーザー数:116

製菓材料の店、グランベリーハウス。

 

どう見ても20代前半にしか見えない美魔女、齢64のグランナ・ブランシェが経営するこの店は品揃えの豊富さでも有名で、バレンタインデー前ともなると、市内外から多くの人が手作りチョコの材料を求めてやって来る。

 

「こんにちはー」

「こんにちはグランナさん」

「おや、虹島神社の柊さまと瑠璃さまじゃないか。いらっしゃい!」

 

やって来たのは、ここから少し離れた場所にある虹島神社のW祭神、柊と瑠璃。

 

「遠くからわざわざありがとね。今日は何をお探しかい?」

「これを見て下さい」

 

瑠璃が差し出したのは、横幅12センチぐらいの小さな箱。

中は3つの部屋に仕切られ、それぞれ別の形の小さなチョコレートが入っている。

 

「これは試作品なんですけど」

「試作品?」

「はい。あたしと柊ちゃん二人で作ったんです。ねー柊ちゃん!」

「はい、瑠璃ちゃん!」

「なかなか良く出来てるじゃないか。このまま店に並べても決しておかしくないぐらいだよ」

「ありがとうございます! それで、これをたくさん作って、2月14日にあたしたちのブロマイドを付けて販売しようと思っているんです」

「はい! この前、そのための新しい写真をあたご寫眞館で撮ってきました」

「それはそれは…。初詣の時(https://www.tinami.com/view/1014003 )みたいにパニックにならなきゃいいけど(^^; で、どのくらいの量を用意するんだい?」

「はい、一つ1000円で1000箱。でも今回は、利益は全額寄付するつもりなんです。ねー柊ちゃん!」

「はい、瑠璃ちゃん! そのためにこれから二人で徹夜作業が続きますけど、瑠璃ちゃんと一緒だったら連日の徹夜も平気です! ねー瑠璃ちゃん!」

「だね、柊ちゃん!」

「あはははは、相変わらず見せつけてくれるねえw よし分かった、1000箱分の材料だね。倉庫で揃えてくるからちょっと待ってな」

「「はいっ」」

「お待たせ」

 

グランナが揃えた材料を台車に載せて戻ってきた。

 

「かなりの量になったけど、今日は車かい?」

「いえ、虹島神社から空を飛んできました」

「そう。じゃあ宅配便で送ろうか?」

「いえ、今日持って帰ります」

「持って帰るって、これだけの量大変だよ」

「大丈夫です。ねー柊ちゃん!」

「そうですね瑠璃ちゃん!」

 

女神ップルが恋人繋ぎをすると、その手の周りにポッと暖かな光が現れた。

その光に、荷物が引き込まれて宙に浮く。

 

「あー。お二柱が神様だってことすっかり忘れていたよw」

「では失礼します。行きましょ柊ちゃん!」

「はい瑠璃ちゃん!」

 

恋人繋ぎのままチョコレートの材料の大荷物を従え、空を飛んでいく柊と瑠璃。

 

「ありがとねー! 気を付けて帰るんだよー!」

 

晴れ渡った空を見上げ、手を振って見送るグランナ。

 

『ごめんくださーい』

 

「おや、次のお客さんだね。いらっしゃいませ!」

 

 

=つづく=

 

 

 


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