「(なるほどな。そう言うことだったら喜んで協力しようじゃないか)」
「ありがとうございます魔法ちょうちんさん」
ヴォルペ・ドゥエ2階の煌月家の居住スペース。
その浴室。
「(ほい、出来たぞ)」
「わあ、本当に広い! 凄いわね、空間拡張の魔法(https://www.tinami.com/view/895013 )って。これなら子供五人でも余裕で入れそう」
「(ま、俺にとっちゃ造作も無いことさ。あと一つ、風呂場が快適になる魔法も使っていいか?)」
「ええ、千里眼の魔法(https://www.tinami.com/view/823659 )以外なら」(にっこり)
「(…チッ)」
翌日。
「やほー、来たよディアナちゃん!」
「わーい、実花ちゃんも美季ちゃんもいらっしゃい!」
煌月家の玄関で、手を取り合って喜ぶ実花、美季、ディアナ。三人はクラスメイトで大の仲良しさんなのである。
「ソフィアお姉さん、クレアお姉さん、今日はよろしくお願いします!」
「お願いします!」
「こちらこそよろしくね」
「二人とも、自分の家だと思ってくつろいでいいのよ」
「「はいっ!」」
「本当にすみません、モニカさんにリクさん」
「いいえ、いいんですのよ」
「お二人とも、『リル☆ウルフ』の高視聴率社長表彰の旅行、楽しんできて下さいね」
「ありがとうございます」
「では、行ってまいります」
夜。
「「「「「ごちそうさまでしたー!」」」」」
「お粗末さまでした」
「あーおいしかった!」
「うん! イタリアン最高! ねえ、ディアナちゃんって、毎晩こんなごちそう食べてるの?」
「今日は特別よw お客様をお招きするから、パパとママが腕によりをかけたの」
「みんな」
「あ、ルチアおばあちゃん」
「お風呂が沸いたから、五人で一緒に入ってらっしゃい」
「「「「「はーい!」」」」」
・・・・・・
『GAME SET! WINNER TEAM L&L!!』
「「「「「いえーい!」」」」」(ハイタッチ)
「またまたあたしたちの勝利ー!」
「うん!」
「さ、次の対戦いこ、次!」
「はいはいはい」(パンパンパン)
「あ、ママ」
「いつまでネット対戦やってるの! もう10時よ、子供は寝る時間です!」
「はぁーい」
「じゃ、寝よっか?」
「そうね、寝ましょ」
「「「「「おやすみなさーい」」」」」
「はい、おやすみ」
同時刻、ホテルのスイートルーム。
「もう10時ね。あの子たち、もう寝ちゃったかしら? ちゃんといい子にしているかしら?」
「気になるの真季ちゃん?」
「そりゃ気になるわよ。至さんは気にならないの?」
「あの子たちだったら大丈夫さ」
「どうしてそんなことが言えるの?」
「だって、僕と真季ちゃんの子供だもの」
「ぷっw それもそうね。さ、もう1本開けましょうか」
「おいおい、まだ飲むのかい?」
「ええ、こんな機会めったに無いんですもの。今夜はとことん行くわよw」
「はいはい。お付き合いしますよお姫様w」
そしてひと月後、煌月家。
「お母さんっ!」
「どうしたのモニカ、そんな怖い顔して?」
「何なんですか、この薄いpdfは!!」
「薄いpdfは薄いpdfよ。いいじゃない、今回はヒロピンものじゃないんだし」
「そういう問題ではありませんっ!!」
「(いい! 実にいい!)」
「(だろ、茶トラぬい?)」
「(リトルカブズとリル☆ウルフのコラボ、想像していたのとは少々違ったが、こういったほのぼのキャッキャウフフ路線もいいよな!)」
「(ああ。しかし、天は二物も三物も与えるものだな)」
「(うん?)」
「(ルチアさんな、俺が教えた千里眼の魔法を一瞬でマスターしやがった)」
=END=
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