前回は1970年頃の少女マンガ全体の変化を概観し、「告白」という概念の登場と「障害」としての眼鏡の発見について述べた。今回は、障害として発見された眼鏡と「告白」という儀式がどのように物語を成立させるかを検討し、従来の「眼鏡を外したら美人になる」という偏見を粉砕し、真実の眼鏡っ娘の姿を復権させる。>>本文
文:はいぼく
はいぼく
1972年うまれ。1996年に都内某大学を卒業し、現在は高等遊民。90年代初頭から眼鏡に対する傾倒の度を深め、95年から本格的な啓蒙活動を開始。http://www.meganegane.com/を拠点に、精力的な眼鏡活動を展開中。
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