リセットされ、反復する物語を記述する「恋愛探偵組白書」――それを手に合成人間とたたかう桜田子鐘の可能世界の冒険に未来を問う。待望の投稿評論、あざやかに掲載!
「内面」と「ゲーム」の解離を生きる大塚英志著『多重人格探偵サイコ』――規格品でしかない「自分」、その固有性を語らんとする軽やかな暴走=暴力を論ずる同時代評論!
救済の偶然性、透明な諦念、避けられぬ不条理、ただ生きること、祈りに似た、労働し、描くこと、白紙を緻密に、丁寧に、埋めるように。花輪哲学の現代性を問う後編!
『刑務所の中』が注目を集めているマンガ家・花輪和一。その中期以降、特権的モチーフとなったドッペルゲンガー少女を軸に「縄文性」の主題を取り出す花輪評論・前編!
200万めがねっこのバイブル、白熱のめがね論ついに最終回!めがねっこの歴史をひもときつつ総括します。めがねの未来はどうなるの?もう、毎号クライマックス!!
70年代における「乙女チック」とそれ以後を検討し、同時に80年頃に起きた少女マンガの変化を鮮やかに読み解く。少女マンガと恋愛に斬り込む眼鏡論いよいよ全面展開!
「内向的な秀才、あるいはブス」そんなメガネっ娘イメージの起源と変遷を、30年以上に及ぶ少女マンガの歴史を実証的に分析しつつ探る短期集中連載第二回。ズレめがね万歳!
「ちょっと内気な優等生」そんなメガネっ娘イメージの起源と変遷を、30年以上に及ぶ少女マンガの歴史を実証的に分析しつつ探る短期集中連載。すべてのメガネっ娘萌え必読!
これは「音響派」と呼ばれる音楽の紹介記事である。もはやジャンルでなく、ある種の傾向でのみ語りうる音楽の可能性。「音を聴く」行為、それ自体を鮮烈に経験し直すこと。
劇場版『少女革命ウテナ』のラジカルさとは何か。同作の自己批評性に言及しつつ、常に共同体回帰を欲望し、かつ描き続けてきた、日 本のアニメ表現につきまとう困難について語る渾身のレビュー記事!
チャンピオン系誌から突如彗星のように飛び出した富沢ひとし著『エイリアン9』。驚きのぷにぷに感と目の覚めるようなハードSF、そして描かれないはずの音が鳴り渡る無情の連続世界。ドリルが僕らを「カカカ」と壊す。
リーフインタビューに絡め、ギャルゲーの表現論を小特集として掲載。ゲームの中で感動や驚きを生み出す技法を分析しつつ、ノベルゲームの意味を考えること。思わず熱中してしまう作品が生まれるきっかけにしたいです。