TINAMIX REPORT
TINAMIX
占領下の子ども文化<1945〜1949>展 レポート
白魔は踊る 白魔は踊る

『白魔は踊る』
大和町六・案 三宅広計 パラダイス社 1948年8月25日 和歌山
データ的な詳細は一切不明。GHQの検閲では刀を抜いた場面が「不適切」とされた。しかし、微分的なコマ割り、唐突にあらわれる「民主主義」の文字など、なにか「先走った」感のある作品。正義の白頭巾「白魔」が抜くピストルに「これは催涙ピストル」とわざわざ注釈が入る平和主義っぷりが泣ける。

図版は「占領下の子ども文化<1945〜1949> ―メリーランド大学所蔵プランゲ文庫「村上コレクション」に探る―」(会場にて販売・定価3500円)より引用。なお、「村上コレクション」とは、プランゲ文庫のアシスタントキュレーターであった故・村上寿代氏が、児童書に光を当て、整理と目録作成の中心的役割をはたしたことにちなむ名称である。また、図版表紙の手書き英字は、検閲時に表題のローマ字表記、検閲年月日等のデータが書き込まれたものである。

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