artbook事務局発行の「Girls2018」（P58）に掲載していただきました。

童話の「人魚姫・The Little Mermaid」を描いてみました。
「人魚姫」は、毒にも等しい人になる薬を飲んで、歩くたびに激痛を訴える足を得る代わりに
美しい声を失ってまでも、想い人の傍に行くけれど、想い敗れて海に身を投げて

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泡と消えてしまいます。
幼い子に読ませる物語としては、最後に「海の泡になる」っていう綺麗な終わり方ですが、
私は、王子の幸せな未来を心をこめて祈る以外何もできない切ない状況の中、
海の水に沈んだ瞬間に人魚に戻って、鱗が剥がれていくくらい苦しくて痛々しい
心境なんじゃないかと思い、そんな瞬間をイラストにしてみました。