-いつもの朝-

起きてすぐの日課は玄関の錠を開けること
メイを学校まで送ってくれる北条さんが入りやすいように

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それでもはじめは律儀に呼び鈴を鳴らしていたのだが
他人行儀と言うことで、勝手に入って玄関で待ってもらうのが
慣例になっていた

彼女とは当然家を出る時間も違う
一緒に登校なんて、したこともなかった

で　今日はちょっと違っていて

洗面所をでると子供がいた　
小学生位の子だろうか　

女の子「オッス」
俺「あ、ああ　おはよう」

なれなれしいぞ。なんなんだこの娘は
俺「ええと　おじょうちゃんは迷子かな？」
女の子「何言ってんのさ　姫さん出しとくれ」

言葉遣いも荒いな…
俺「えっと　もうちょっと優しく話そうね　いつもは
お兄さんが来ているんだけど　真似かな？」

女の子「今日は用事あって、アタシが代わりに来たんだよ」

おそらく北条さんがいつも出入りしているのを見て
真似したくなったらしいな…
第一小学生ならもう登校準備だろうに。

女の子「ああもう面倒くさい　
勝手に上がらせてもらうよ！」
俺「え？」

おいおい、一体なんなんだ
子供はあまり得意ではないので、戸惑ってしまうな

だから…

１.　つまみ出す
２.　やんわり注意しよう
３. 熱いゲンコツをお見舞いしなければ

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なんなんだこの娘は（棒）


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