No.990662

レミリアは悪魔の事を嘆く

第一話 嘆きの悪魔1

レミリアが悪魔である事を嘆く小説です。

2019-04-20 19:50:32 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:632   閲覧ユーザー数:632

「なぜ、私は悪魔なのかしら!?」

 

レミリア・スカーレットは悪魔である事を嘆いていた。

時はある日の夜、場所は人里である。

レミリアは血だらけのドレスを乱しながら、飛び方も忘れているようで、東の方、紅魔館へと走っていた。

 

「私はなぜ、マリサを殺したのかしら!?

神様私を助けてください・・・・。」

 

バサ!

レミリアはやっと、飛び方を思い出して飛んで紅魔郷へと帰る。

この小説に現れる様々な心象風景はその道中の事である。(また、この日はレミリアの運命を変えた、運命の日でもある。)

 

この小説は神様を信じる(人殺しの)悪魔の物語である。

 

 

「おはよう。パチェ。」

 

友人パチュリー・ノーレッジに挨拶する。

返事はないが、振る舞いからして聞いているのだろう。

 

 

 

「おはよう。フラン。」

 

妹フランドール・スカーレットに挨拶する。

そうすると。

 

「おはよう。レミリアお姉さま。」

 

眠そうにしながら、フランドールは挨拶を返す。

 

今は運命の日の一ヶ月半程前。カレンダーで言えば5月の中旬である。

紅魔館には、今はレミリア、フランドール、パチュリー、メイド長が住んでいる。(その他は暇を出されている。)

 

レミリアは7,8歳程の幼女体型に水のような透き通るような髪をしていた。

フランドールは6,7歳程の幼女体型に輝くような金色の髪をしていた。

パチュリーは13,14歳程の少女体型に暗室の明かりを思わせるような紫色の髪をしていた。

 

レミリアとフランドールは悪魔で、パチュリーは魔女である。

 

この日はまだ、レミリアは悪魔である事になんの疑問も持っていなかった。

 

「おはよう。サクヤ。」

 

終わりに、レミリアはメイド長に挨拶する。

 

メイド長は背が高く、顔の左右にお下げがある銀髪の美少女だった。

だが、この小説ではなんの意味もない為、”メイド長”としておく。

 

 

 

つづく


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
0
0

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択