昨年（2017年）に見たアニメの中でマイフェイバリットなのが「少女終末旅行」です。
原作漫画の味のある描線の再現は無理としても（原作者自身が作ったＥＤアニメはありますが）、オリジナルの雰囲気を損なわないキャラデザイン、さらに音（声優の演技、音響、劇中音楽）、映像美(背景等）が魅力を増し、原作の持つテーマ性を余すところなく伝えていました。漫画のアニメ化における理想の姿だったよう思います。

チトとユーリの乗り物であり家であるケッテンクラートを少女終末旅行仕様で作りたいなと思いたち、タミヤの1／35のキットを入手しながら、お盆時期まで手がつかず、放映1周年のこの時期になって一応のロールアウトになりました。
原作漫画、映像から受けた印象の再現を心がけ、キットの改造に挑戦し、妥協を交えてやっとこさ形になりました。

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やはり、チトとユーリも乗っていてほしいと、1/35の兵隊さん人形の改造にも初挑戦しました。
全般に残念！な出来ですが、絶望と少し仲良くなれたように思います。

（ケッテンクラートの改造）
・荷台の延長。手すりの枠一つ分後ろに伸ばしました。手すりは切り取って後ろにずらして使い、不足分は真鍮線で補填しました。
・併せて側壁の後部下部への延長しました。右側は燃料タンク据え付け分切りかかれている仕様にしました。
・エンジンカバーは二つ窓にメッシュですが、一つ窓にスリットに改造。キットではカバー部が落ち込んだ形になりますので、天井にプラ板を貼り高さを調整しました。
・キットでは遮光カバーになっているライトはＨアイズで置き換え、前輪カバーの支柱は真鍮線で付け加えました。劇中では目立つハンドル下のスプリングも加えてみましたが、あまり目立っていません（残念）。
・前輪のナンバープレート、方向指示灯は削り取り、前部のフック、バックミラー、荷台のシート等のパーツをオミットました。
・左側面の荷物入れ、右側面のシャベル、左側手すり後部の銃架台を付け加えました。
・食料箱、背嚢、水タンク等小物も作ってみました。燃料タンクはマジックのキャップが適当な太さに思えたので、キャップを切って作りました。

（兵隊さん人形の改造）
・どうすればいいかわからないまま、上半身の切り詰め、胸板、肩を削り落とし、小柄な少女の体型に近づけようとしています。腕、脚は関節の外側を削ることで長さと太さを減らす方向で作業しました。チトの腕はハンドルを握らせる関係上、キットの腕を元にしていますが、背中にはみ出す形で胴体に貼り付け、隙間や腕の周囲をエポパテで固めてから、自然に見える腕のラインを削り出す方法でやってみました。
・二人の顔は幸いにも大福顔ですのでパテを丸めて作り、ヘルメットはボールペンのキャップやマーカーの軸先から型取りしたものを元に作りました。顔が上手に書けませんでした。（無念！）

少しでも雰囲気が近づけられればいいなと思いつつ、こんなところです。いつもながらのマイペースでいたら、いつの間にかフィギュア付きのキットも販売されているとか…（フィギュアだけほしいかな…）

（2018年10月　製作）