No.969972

【サイバ】紙の情報は古くなる【交流】

Dr.Nさん

2018-10-11 19:23:26 投稿 / 全8ページ    総閲覧数:177   閲覧ユーザー数:166

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北城家居宅。

 

「唯ー、ちょっと来てくれるかしら?」

「なあにお母さん? わ、なあにこのたくさんの古い本!?」

「押入れの整理をしていたら出てきたの。次のゴミの日に出すから、これ紐で縛っといてくれない?」

「うん、分かった!」

「えーっと、こういう時は似たようなサイズの本をまとめるのがコツなのよね。えっと、これはこっち、これはこれと同じサイズね。それにしても、どれもこれも面白くてついつい見入っちゃう。部屋の掃除の敵は古い本とはよく言ったものねw」

「終わったかしら唯? あれ、いない? ていうか、全然やってないじゃないの! あの子ったらもう!」

その日の午後。

唯の部屋にはいつもの三人。

 

「で、これがその時持ってきた本なの?」

「うん!」

「なんか古そうな本ねえ。『保存版 天空市グルメガイド』」

「『和洋中華、何でもこれ一冊でOK!』だってさ」

「ねえ、今の気分は?」

「んー、和食も洋食もいいけど、中華かな?」

「偶然だな、俺も中華だ!」

「実はあたしも! やっぱあたしたちって気が合うのねw」

白虎楼(パイフーロウ)(香港料理)>

 

「わあ、おいしそう!」

「うん!」

「お値段も良心的だな!」

 

<スタッフ紹介 店長の虎 凛蓮(フー リンリン)さん>

 

くらぁ~っ×3

 

<料理人の超 五華(チャオ ウーファ)さん>

 

シャキーン!!(`・ω・´)×3

 

「店長はアレだけど、料理人さんはあたしたちの味方ね!」

「うん!」

「友達になれそうだな!」

「ねえ、今度行ってみない?」

「行ってみないって唯、店長が出てきたらどうするんだよ?」

「あ…」

「ていうかこの本、2001年の発行じゃないの。この店まだあるのかしら?」

「あー。昔の本に載っていたお店が今は無くなってるってよくある話だわね。ネットで調べてみましょ」

 

「えっと、白虎楼…検索っと!(カチッ) あ、ヒットした!」

「まだあったわね」

「お、料理の値段もほとんど変わってねえ。良心的だな!」

「行きたい!」

「行きたい!」

「行きたい!」

「「「行きたーい!!」」」

「でも死にたくない…」

「だよなあ…。あの店長が出てきたら、俺たち石化確定だぜ…」

「あ!」

「どうしたの唯ちゃん?」

「見てここ!」

「見てって?」

「ここよここ」

「うん?」

<10月14日(日)は店長が中国に出張のため、料理人一人での対応となります。ご了承下さい。>

「「「チャーンス!」」」

「これは行くしか!」

「行くっきゃねえな!」

「でも料理人一人って言ったって、2001年の本に載っていた人とは限らないわよ」

「そう言えばそうね。あ、ブログだって」

 

カチッ!

 

「リンリンさんとウーファさんが交代で書いてるみたいね。しかも今日も更新されてる」

「ということは、スタッフはこの本の発行当時と変わってねえってことか!」

「「「チャーンス!」」」

「決まりね!」

「決まりね!」

「決まりだな!」

「これは神様がくれた千載一遇のチャンス! いざ行かん、10月14日は白虎楼へ!」

「白虎楼へ!」

「白虎楼へ!」

「「「イエーイ!!」」」

そして10月14日。

 

「さあー、乗り込むわよー!」

「うん! 今日はこのために朝食抜いてきたんだし!」

「だな!」

「せーのっ」

「「「ごめんくださーい!!」」」

「いらっしゃいませ! 何名様だい?」

 

 

=END=

 

 


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