No.961441

真・恋姫外史 がんばれ一刀お笑い道中~僕が外史に降りた理由~ 第二十二話

アキナスさん

第二幕のはじまり

2018-07-27 00:49:08 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:1345   閲覧ユーザー数:1030

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紆余曲折の末、董卓軍の将達からの信用を勝ち取った一刀。

 

その報は深夜、夜闇に紛れて汜水関より戻った明命によって孫策軍へと伝わり、雪蓮と冥琳はすぐさま袁術の所へ向かった。

 

「ほう、説得は成功したのじゃな?」

 

「ええ。後は動くだけよ」

 

「動くと言っても、どう動くんですか?」

 

「明命から聞いた話によると、向こうとしては袁術、孫策軍には連合軍の最後尾に陣取ってもらいたいとの事だ。こちらと連携しての大規模な挟撃作戦を考えているらしい」

 

「次の戦いでは袁紹様が先陣を務めると言ってますし、何かと理由をつければ問題ないですかね」

 

「一つ問題があるとすれば、呂布対策に前面に集めている将達の中に雪蓮と祭殿も入っている事だが・・・・・・」

 

「作戦開始直後に私と祭が呂布に挑みかかるふりをして、そのまま董卓軍に合流すればいいんじゃない?」

 

「確かにな。それと一刀曰く、作戦決行の合図は汜水関に一刀の旗を掲げるのだそうだ」

 

「ああ。ねの旗ね」

 

「今の洒落ですか?」

 

「違うわよ!」

 

「とにかく、妾達は連合軍を背後から攻めれば良いのじゃな?」

 

「そのとおり」

 

「了解した。七乃」

 

「は~い。お膳立ては任せてください」

 

 

 

 

 

戦いの時は再びやってきた。

 

連合軍の先陣は袁紹軍と、呂布対策に選ばれた将達。

 

将達の内訳は関羽、張飛、夏侯惇、夏侯淵、孫策、黄蓋である。

 

袁紹軍の後方には中央に曹操軍が布陣し、左翼を公孫瓚軍、右翼を馬超の軍が固める。

 

袁術、孫策軍は予備兵力として最後尾に布陣していた。

 

今回の戦の前、最後の軍議において、張勲が巧みに袁紹を誘導した結果である。

 

「で、どうするんすか?麗羽様」

 

「そうですわね。とりあえず、挑発でもしてみましょうか?敵が出てくれば良し。出て来なければ攻城戦をするだけ・・・・・・あら?」

 

袁紹がそこまで言った時、汜水関の門が開き始めた。

 

「向こうはやる気みたいっすね」

 

「手間がはぶけましたわ。貴方達!呂布の足止めは任せましたわよ!」

 

「言われずとも!」

 

「あいつは鈴々がやっつけるのだ!」

 

「いや!奴の首級はこの私が・・・・・・」

 

「姉者。私たちの任務はあくまで足止めだ」

 

「分かっている。しかし、別に倒してしまっても構わんのだろう?」

 

「それはそうだが・・・・・・」

 

「さあ、やりましょうか。祭」

 

「策殿。くれぐれも熱くなりすぎぬよう」

 

「分かってるわよ」

 

各々構えを取る連合軍の将達。

 

「・・・・・・行く」

 

呂布を先頭に、汜水関から出撃する董卓軍。

 

 

 

運命の第二戦が今、始まった・・・・・・

 

 

 

 

正面からぶつかる両軍。

 

その最前線で、呂布と将達の死闘が始まっていた。

 

「呂布覚悟!」

 

「うりゃりゃりゃ~~!!」

 

「その首もらった~~!」

 

「・・・・・・邪魔」

 

関羽、張飛、夏侯惇の相次ぐ攻撃を防ぎ切り、呂布は方天画戟の一振りで三人を弾き飛ばす。

 

「姉者!」

 

「援護するぞ!」

 

熟練の弓使い二人の援護射撃が放たれ、呂布の前進を阻む。

 

「さあ、行くわよ!」

 

「策殿!」

 

単身呂布に挑みかかる雪蓮。

 

「てえい!」

 

雪蓮の一撃は容易く呂布に受け止められた。

 

そのまま顔を近づける雪蓮に、呂布は呟くように言った。

 

「・・・・・・敵?」

 

その問いに雪蓮もまた、周りに聞こえないように微小な声で返答した。

 

「演技よ演技。あなたを止めるためにここに配置されちゃったのよ。悪いけど、少しの間付き合ってもらうわよ」

 

「・・・・・・ん」

 

その後すぐに後ろへ飛び退る雪蓮。

 

「やっぱり半端じゃないわね。みんな!足止めに徹しましょう!倒そうなんて欲張らないように!」

 

「くっ・・・・・・やむを得んか」

 

「悔しいけどしょうがないのだ」

 

「姉者」

 

「分かっている!くそ!」

 

悔しがりつつも雪蓮の言葉に従う将達。

 

そこからは間断無い攻撃で、呂布の前進を止めていた。

 

呂布が止められ、徐々に押し込まれ始める董卓軍。

 

「袁紹様。我が軍が優勢です」

 

「当然ですわ。董卓軍と言っても所詮は烏合の衆。名門袁家の長であるこの私にかかれば、おちゃのこさいさいですわ。お~っほっほっほ!」

 

兵士の報告に対し、上機嫌に高笑いをする袁紹。

 

そんな中、汜水関の内側では・・・・・・

 

 

 

「そろそろ頃合いかな?」

 

「ですね。お前達!旗を揚げるのです!」

 

「「「了解しました!」」」

 

 

 

・・・・・・

 

 

 

 

「ん?袁紹様。あれを」

 

「何ですの?」

 

兵士の指差す方向、汜水関の上方を注視する袁紹。

 

そこには、ひらがなでねと書かれた大きな旗が掲げられていたのであった・・・・・・

 

 

 

 

「策殿!」

 

「分かってる!行くわよ祭!」

 

汜水関に掲げられた旗を見た雪蓮と祭は、呂布めがけて突っ込んで行く。

 

「無謀だ!孫策殿!」

 

関羽の呼びかけを意に介さず、二人はそのまま突進して行き・・・・・・呂布を素通りした。

 

「「「「!?」」」」

 

そして呂布の後方で振り向くと、ゆっくりと呂布の両隣へとやって来た。

 

「・・・・・・演技、終わり?」

 

「ええ。ここからは一緒に戦わせてもらうわ」

 

「よろしく頼むぞ」

 

「・・・・・・こくっ」

 

「う、裏切ったのか?孫策!」

 

「まあ、そういう事になるわね」

 

激昂する関羽と、悪びれない態度の雪蓮。

 

その傍若無人ぶりに、他の将達も怒りの感情を露わにした。

 

「裏切りは許せないのだ!」

 

「同感だ!この場で叩っ切ってやる!」

 

「ま、恨まれるのは承知の上よ。いいわ。かかってきなさい」

 

 

 

 

 

「報告!汜水関に一刀様の旗が上がりました!」

 

「来たか。では動くとしよう・・・・・・そちらもよろしいな?」

 

「当然じゃ。七乃」

 

「は~い。みなさ~ん。今より私達は董卓軍に味方しま~す。裏切りの罪悪感とか気にしないでド~ンとやっちゃいましょう!」

 

 

 

 

 

「え、袁紹様!一大事です!」」

 

「何事ですの?」

 

「え、袁術軍と孫策軍が裏切りました!後方から攻撃を仕掛けてきています!」

 

「なんですって!?」

 

部下の報告に耳を疑う袁紹。

 

そこに再び悪い知らせが舞い込んでくる。

 

「袁紹様!董卓軍の侵攻が止めきれません!我が軍が劣勢です!」

 

「呂布は止めていたのではないんですの!?」

 

「それが、孫策と黄蓋も董卓軍についてしまったので、止めきれなくなってしまったようで・・・・・・」

 

「おのれ孫策・・・・・・猪々子さん!斗詩さん!貴方達も加勢してきなさい!」

 

「よっしゃあ!腕が鳴るぜ!」

 

「自信ないなあ・・・・・・」

 

気合十分の文醜と、ため息をつきつつ共に前線へと向かう顔良。

 

「袁紹様。後方の袁術、孫策軍への対応は・・・・・・」

 

「こっちは董卓軍の相手だけで手一杯ですわ!華琳さんにでも任せておきなさい!」

 

「はっ!では、そのように」

 

袁紹は後方に目をやり、不機嫌そうに呟いた。

 

 

 

 

「美羽さん。私を裏切ったらどうなるか、分かっているのでしょうね」

 

 

 

 

 

どうも、アキナスです。

 

戦いが始まりました。

 

とはいっても、寝返りプラス挟撃という時点で既に董卓軍側が有利ではありますが。

 

反董卓連合はこの戦況を覆すことが出来るでしょうか?

 

では、また次回・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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