こんな日が来るとは思わなかった
あまりにも突然だったから
でも、
いつかこうなる気がしてた
貴方が、私から去りゆく日が
いつか来るとわかっていた
貴方と私
あまりにも違いすぎる
それでも
それでも!
ずっとこの日が来なければいいと思っていた
いつか、貴方の傍らに寄り添えればいいと思っていた
でも、もう、
貴方の横には私じゃない誰かがいて
私が心の底から憧れていた場所に棲んでしまった
羨ましくて
羨ましくて
羨ましくて
どうにかなってしまいそうだ
貴方の腕が
私以外の女を抱く
そう考えただけで、
おかしくなってしまいそうだ
悲しくて
悲しくて
悲しくて
このまま
狂ってしまえるなら
どんなに楽だろう
-私
私はこんなに弱かったのか?
男が一人いなくなっただけのことじゃないか!
-違う!
あの人は、ただの男じゃなかった
あの人は、特別だった
私にとって
特別だった
貴方の声を思い出す
貴方の顔を思い出す
このまま
狂ってしまえるなら
どんなに楽だろう
もう
貴方の声を思い出さなくてすむ
貴方の顔を思い出さなくてすむ
-このまま
-狂ってしまいたい
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自身の経験だけでなく、近しい方々からうかがったエピソードから、
炎華が勝手にその心情を想像して書いたものです。
この話までは、ずっと前に書いたもので、
もうつきあいのなくなってしまった方もいらっしゃいます。
また、未だ、炎華につきあってくださっている方々もいらっしゃいます。
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