No.933171

英雄伝説~焔の軌跡~ リメイク 改訂版

soranoさん

第155話

2017-12-13 21:24:51 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:1622   閲覧ユーザー数:1548

~第六星層・霊峰ファロース~

 

「まだまだこれからだよっ!はぁいっ!!」

「ぬああああああっ!はあっ!!」

ルーク達と共に女性との戦闘を開始したアネラスとジンはそれぞれ自己強化のクラフトで自身を強化し

「崩襲脚!空破!絶風撃!!」

「虎牙破斬!獅子戦吼!!」

ルークとガイはそのまま女性に突進して同時に技を女性に叩き込んだ後追撃に吹き飛ばし効果がある技を叩き込んで女性を吹き飛ばし

「ノクターナルライト!セヴァードフェイト!!」

「蒼波刃!もう一つ!!」

「風神拳!!」

二人が技を放ち終わるとティアやアネラス、ジンがそれぞれ遠距離技で追撃した。

「……………」

ルーク達の攻撃を受けた女性は反撃に槍から水の衝撃波を解き放つクラフト―――洗礼の矛槍をルークとガイに放ち

「っと!」

「おっと!」

放たれた水の衝撃波に対してルークとガイは左右に散開して回避した。

「……………」

「っ!?」

「あうっ!?」

「ぐっ!?」

続けて女性は水の柱を発生させる昌術―――スプレッドを無詠唱で発動して後方のティア達にダメージを与えた。

 

「オーブメント駆動――――ブレス!!大雪斬!雷神剣!!」

ダメージを受けたティア達を見て治癒アーツを発動してティア達の傷を回復したルークは跳躍からの強襲攻撃から雷撃を宿した突きへと連携して女性に攻撃を叩き込んだ。

「………!?」

弱点である雷が宿った攻撃―――雷神剣を受けた事によって女性は怯み

「雷が弱点か!受けろ雷撃!襲爪雷斬!! 」

「紫電の光!獅吼爆雷陣!!」

女性の様子を見たルークは続けて落雷を発生させる技を女性に叩き込み、ガイもルークに続くように雷撃の陣を発生させる技を女性に叩き込んでダメージを与えると共に怯ませた。

「降り注げ、光の結晶、クラスターレイド!!」

そこにティアの譜術によって発生した光の結晶が女性に襲い掛かって追撃を叩き込み

「とりゃっ!雷神脚!!」

ティアの術が終わるとジンが上空からの強襲攻撃を叩き込み

「さあ、行くよっ!まだまだまだまだまだぁっ!とどめっ!!」

ジンの攻撃が終わるとアネラスが刀による滅多斬りを叩き込んだ。

「……………」

一方女性はルーク達の攻撃によって受けたダメージを回復する為に昌術―――ヒールを発動して自身の傷を回復し

「ふえっ!?あの光ってもしかして……!」

「治癒系の術か……!」

「うげっ………治癒系の術まで扱えるなんて、めんどくさすぎだろ………」

女性が発動した治癒昌術を見たアネラスは驚き、ガイは厳しい表情で呟き、ルークは嫌そうな表情で女性を見つめた。

 

「……………」

更に女性はルーク達に大ダメージを与える為に詠唱をし

「!みんな、結界で防ぐから私の近くに集まって!堅固たる守り手の調べ クロア リュォ ズェ トゥエ リュォ レィ ネゥ リュォ ズェ…………」

女性から感じる凄まじい魔力を感じ取っていたティアはルーク達に指示をした後結界を展開する譜歌を歌い、ティアの指示を聞いたルーク達が一旦下がってティアの周囲に集まったその時ティアの譜歌が発動して結界が展開されると同時に女性は広範囲に水の竜巻を発生させる上級昌術――――メイルシュトロームを発動したが、ルーク達はティアの譜歌による結界によってダメージを受けなかった。

「……………!」

上級譜術を放ち終えた女性は続けて槍を空へと掲げて回転させた。するとルーク達を覆っている結界の下から水の竜巻が発生して結界ごとルーク達を呑みこみ、女性は槍を構えて突進してルーク達の背後へと駆け抜けた。するとルーク達を覆っていた結界は貫通し、ルーク達の中心で水圧の大爆発が起こってルーク達に大ダメージを与えた。

「くっ……まさか結界を貫通するなんて………みんな、今回復するから少しだけ時間を稼いで……!」

女性が放った水圧による強力な貫通攻撃を行うSクラフト―――アクアリムスによるダメージにティアは呻いた後自分や仲間達の傷を回復する為に譜歌を発動し始めた。

 

「…………」

ティアの行動を見た女性はティアの詠唱を妨害する為に槍を構えてティアに向かって行ったが

「させるかよ!」

ルークが女性の槍を剣で受け止めた。

「コォォォォォ………フンッ!!」

そこにジンが横からクラフト―――零頸を放って女性にダメージを与えると共に吹き飛ばし

「やあっ!スパークダイン!!」

「!?」

アネラスが落雷を発生させるアーツで追撃し、弱点属性のアーツを受けた女性は怯んだ。

「女神の慈悲たる癒しの旋律――――リョ レィ クロア リョ ズェ レィ ヴァ ズェ レィ…………」

その時ティアの譜歌によって広範囲かつ最上級回復譜術の一つ――――リザレクションが発動してルーク達の傷を完全に回復した。

「これで決めてやるっ!奥義――――無想覇斬!!」

「行くぜっ!神速の斬り、見切れるか!閃覇瞬連刃!!勝てない勝負はするもんじゃないぜ!」

そしてルークは神速の抜刀で女性の全身を斬り刻み、ガイは無数の斬撃波を放った後女性を中心に球体を生成した後剣を鞘に収めると同時に球体を炸裂させた。

「――――――――!!??」

ルークとガイのSクラフトによるダメージに耐え切れなくなった女性はグリモアに変身し

「ノクターナルライト!!」

元の姿に戻ったグリモアをティアが短剣を投擲して止めを刺した!

 

「刃に更なる力を―――シャープネス!!」

「堅き守りよ―――バリアー!!」

レイス達と共に青年との戦闘を開始したキールは一時的に物理攻撃力を上昇させる昌術をファラに、メルディは一時的に物理防御力を上昇させる昌術をレイスに放ってそれぞれ二人を強化し

「邪霊一閃!!」

メルディの昌術で強化されたレイスは高速で青年に詰め寄って先制攻撃代わりの斬撃を放った。

「……………」

しかし青年は盾でレイスの攻撃を受け流し

「鷹爪落瀑蹴!連牙弾!!」

「…………」

更にファラの上空からの強襲攻撃、連続正拳攻撃の連携を全て盾で防いだ。

「…………」

「キャッ!?」

そしてファラの連続正拳攻撃が終わる瞬間、空中回転斬り―――烈空斬でファラの背後を取った後真空と雷撃が宿った突き―――風雷神剣による連携攻撃でファラにダメージを与え

「斬り裂け―――烈空刃!!」

「…………」

「………ッ!」

更にレイスが放った無数の風の刃を震脚とともに繰り出す、高威力の連続突き――――空破絶掌撃で回避すると共に反撃し、青年の一瞬の反撃に対してレイスは間一髪のタイミングで細剣(レイピア)で受け止めた。

「やあ~っ!ブルーアセンション!!」

その時戦術オーブメントの駆動を終えたクローゼがアーツを発動し、クローゼのアーツによってレイスとつばぜり合いをしている青年の足元から凄まじい水のエネルギーが発生して青年にダメージを与え

「ダークフォース!!」

「レイ!!」

更に詠唱を終えたメルディの昌術によって発生した暗黒の衝撃波で吹き飛ばされた後キールの昌術によって発生した上空からの光の雨を受けて更なるダメージを受けて怯んだ。

 

「鳳凰天駆!まだだっ!爪竜―――斬光剣!!」

味方の昌術によって敵が怯んだ事によって見せた隙を逃さないかのようにレイスは闘気による鳳凰を纏った突撃で攻撃した後更に 瞬時に敵を斬りつけ光の大爆発を起こしながら追撃と共に敵から離れ

「やあ~っ!ダークマター!!」

「臥龍空破!鷹爪落瀑蹴!獅子戦吼!!」

レイスの攻撃が終わるとクローゼがアーツで敵にダメージを与えると共に動きを封じ込め、ファラがクローゼに続くように敵を空へと打ち上げた後自身も跳躍して空からの攻撃を叩き込み、止めに獅子の闘気の衝撃波で敵を吹き飛ばした。

「死の顎門(あぎと)全てを喰らいて闇へと返さん――――ブラッディハウリング!!」

そしてファラの攻撃が終わると詠唱を終えたメルディが昌術を発動し、メルディが発動した昌術によって敵の足元から発生した暗黒のエネルギーがまるで呪いの叫びのような音を響かせながら敵に追撃し

「猛き焔(ほむら)よ、汝に触れし者全てを滅さん――――エクスプロード!!」

メルディの昌術による攻撃が終わるとキールが発動した昌術によって発生した大火球が敵に襲い掛かって炎の大爆発を起こして敵を上空へと打ちあげた。

 

「……………!」

「くっ!?」

「「キャッ!?」」

一方上空に打ち上げられた敵はクラフト―――鳳凰天駆で後方から援護や攻撃をしていたキールやメルディ、クローゼに反撃を叩き込み

「――――――!」

「ぐっ!?」

「あうっ!?」

「くはっ!?」

「「キャッ!?」」

続けてクラフト―――緋凰絶炎衝で敵陣を駆け抜けてレイス達全員に大ダメージを与えた。

 

「………………」

そして敵は大技を放つ為に剣に凄まじいエネルギーを集束し始めた!

「なっ!?まさかあれは……!」

「はいな!偽物のリッド、”極光剣”を放つつもりだな!」

敵の大技に見覚えがあるキールは信じられない表情で声を上げ、メルディは真剣な表情で仲間達に警告した。

「―――クローディア、それにファラ達も下がっていてくれ。”極光術”に対抗できるのは”極光術”だ。」

「お兄様………」

「え………ま、待って……!レイスは全ての”真の極光術”を扱えるリッドと違って”極光壁”しか使えないんでしょう!?これじゃあ、あの時と……バリル城の時と一緒の結果になってしまうよ……!」

その時レイスが仲間達を庇うかのように仲間達の前に出て細剣を構え、レイスの行動をクローゼは心配そうな表情で見守り、ある事に気づいてかつての出来事を思い出したファラは表情を青褪めさせ、悲痛そうな表情で声を上げた。

「心配は無用だ、ファラ。あれから成長した君達のように私も成長している証拠を今ここで見せてあげるよ。」

ファラの心配に対してレイスは優し気な微笑みを浮かべて返した後細剣を構えて敵同様凄まじいエネルギーを集束し始め、そしてそれぞれの凄まじいエネルギーを集束し終えた二人は同時に大技を放った!

「―――――――!」

「我が内なる力を知れ!!己が無力を知れ!!極光剣――――――ッ!!」

敵とレイスが同時に放った”真の極光術”の一つ――――極光剣は最後の一撃がぶつかり合った瞬間、大爆発を起こして敵とレイス、それぞれをふっ飛ばした!

 

「グッ………!?」

「お兄様……!」

「レイス、大丈夫!?」

大爆発によってふっ飛ばされて地面に叩き付けられて呻き声を上げたレイスの様子を見たクローゼとファラはそれぞれ血相を変えてレイスに駆け寄った。

「私は大丈夫だ………それよりも、今の内に”グリモア”に止めを……!」

「今、治療しますから無理をして立ち上がらずじっとしていて下さい、お兄様!」

「レイス………わかったわ!キール、メルディ!私が少しの間だけ敵の動きを止めるから、その間に大昌霊を呼んで!」

細剣を支えに立ち上がろうとしているレイスを制したクローゼは治癒アーツを放つ為に戦術オーブメントを駆動させ、レイスの言葉に力強く頷いたファラはキールとメルディに指示をし

「ああ!」

「はいな!」

ファラの指示に二人はそれぞれ力強く頷いた後詠唱を開始した。

「ハァァァァァ…………点穴縛態!!」

その場で集中して両手に闘気を集中させたファラが両手を前に突き出すと敵は突如自身の周囲に発生した闘気によって動きが封じ込められた。

「三界を流浪する天の使者よ……疾風の翠刃にて敵を斬り裂け――――シルフ―――――ッ!!」

「いくよ~!切り裂け!」  

「!?」

そして詠唱を終えたキールが光り輝く”クレーメルケイジ”を天へと掲げると”クレーメルケイジ”から背中に虫のような羽を生やした子供の妖精――――インフェリアの大昌霊の一人にして”風”を司る大昌霊――――シルフが現れ、シルフは巨大な竜巻で敵を引き寄せた後上空まで舞い上げて地面に叩き付け、地面に叩き付けられた敵は大ダメージを受けると共に怯んだ!

「全てを穢す、深淵の闇よ!黒きを紡ぎ、絶望を示せ!シャドウ―――――――ッ!!」

「闇、あれかし!!」

「!?」

続けてメルディがキールに続くように”クレーメルケイジ”を天へと掲げると”クレーメルケイジ”から全身が漆黒の闇に覆われた外套と甲冑を纏った暗黒の戦士――――セレスティアの統括昌霊にして”闇”を司る大昌霊―――シャドウが現れ、シャドウは自身の得物である双刃剣を振るった。すると双刃剣を振るった瞬間双刃剣から巨大な闇の刃が解き放たれて敵に再び大ダメージを与えると共に怯ませた。

「荒れ狂う殺劇の宴!殺劇舞荒拳――――ッ!」

そこにファラが敵に詰め寄って拳と蹴りによる神速の連続攻撃を敵に叩き込み

「まだ終わらないよっ!はぁぁぁっ!火龍炎舞!燃えろ~っ!!」

更に続けて炎を纏った蹴りを連続に繰り出して最後の一撃に炎の爆裂を起こした!

「―――――!!??」

ファラが放った秘奥義――――火龍炎舞に耐えきれなかった敵は”グリモア”に変身し

「止めっ!」

ファラは拳による止めの一撃を叩き込んでグリモアを一撃で滅した!するとグリモアがいた場所に封印石が現れ、更にその背後に転移陣が現れた。

 

「あ…………」

「バイバ!封印石だな!」

「あれが僕達を封印していた……という事はあの中にいる人物は……」

「君達の件を考えると恐らくあの封印石の中にいる人物はリッドだろうね。」

封印石の登場にファラが呆けている中声を上げたメルディの話を聞いたキールが考え込んだその時、クローゼの治療によって傷が回復したレイスがファラ達に近づいて来た。

「レイス………傷は大丈夫なの?」

「ああ。元々打ち身による衝撃が強かっただけだったから、それ程大した傷は負っていないさ。」

「本当に大丈夫なの?」

無事の様子のレイスの答えを聞いてもファラは再度心配そうな表情でレイスに訊ねた。

「ふふっ、そんなに心配しなくてもお兄様は致命傷を受けていませんでしたから、治療をし始めた時点でも命に支障はありませんでしたよ。」

「ハハ、そういう事さ。心配をかけてすまなかったね。」

「……………よかった~……………レイスが私達を再び庇おうとした時、バリル城でレイスが私達を庇って死んだ事を思い出したから、本当によかった~…………」

「ファラちゃん…………」

「………………」

クローゼとレイスの答えを聞いて安堵の表情で溜息を吐いたファラの様子をアネラスは辛そうな表情で見つめ、ジンは重々しい様子を纏って黙り込んでいた。

 

「そう言えば………あんたは何で”極光剣”を使えたんだ?確かあんたは”極光壁”しか使えないんじゃなかったのか?」

「ハハ、実は私が生まれ変わってからクローディアや私達の世界である強敵と戦わなければならない事態が起こってね……その強敵との決戦の際、いかなる攻撃も通さない絶対障壁を強敵が展開して私達を窮地に追い込んだのだが………その際に一か八かで”極光壁”のエネルギーを剣に集束させたのさ。そしてそれが切っ掛けとなって、”極光剣”を習得したんだ。」

「あの状況でよくそんな”賭け”ができたな………」

キールの疑問に苦笑しながら説明したレイスの答えを聞いたルークは驚き

「バイバ!それじゃあレイスは”試練”も受けずに自力で”極光剣”を覚えたんだな!凄いな!」

「クィッキー♪」

「幾ら極限状態だからと言って、本来は”セイファートの試練”を超えなければ習得できない”真の極光術”を習得するなんて滅茶苦茶だ………」

「ふふっ、リッドが知ったら”試練も受けずに極光剣を使えるようになるなんてレイスだけずりぃぞ”とか言って文句を言いそうだね。」

メルディは驚いた後クィッキーと一緒に興奮し、キールは疲れた表情で溜息を吐き、ファラは微笑んでいた。

「フフ…………それよりも、転移陣も現れたけど、もしかしてあれが中間地点に向かう転移陣かしら?」

「ああ。ここがファロース山の終点だったから、間違いないだろう。」

「そんじゃあ封印石を回収した後さっさとここから出ようぜ。」

「他のグループの皆さんも、きっとボク達を待っていますの!」

メルディ達の様子を微笑ましそうに見守っていたティアは転移陣に視線を向け、ティアの疑問にレイスは頷き、ガイの提案に続くようにミュウは嬉しそうな表情で言った。

 

その後封印石を回収したルーク達は転移陣に乗ってその場から消えて中間地点に到達した――――――

 

 

 

これにてエターニア篇は終了です。せめて年内にグレイセス篇かデスティニー篇の始めは更新したいな……ちなみに現在の私の閃Ⅲの進歩状況は3章のジュノー海上要塞攻略途中です。オーレリアがとにかく強すぎてマジで噴きましたww特にマスタークオーツのカクヅチと自前のヴァルハラの組み合わせが凶悪過ぎるwぜひ閃Ⅳでも使用可能になって欲しいものですね。後夏至祭前日の夜のイベントでポカーンとしました(遠い目)そしてあのイベント見た後私の小説の閃Ⅲ篇でクレアどころかサラも攻略が可能かもしれないと思ってしまいました(ぇ)


 
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