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「改訂版」真・恋姫無双 ~新外史伝~ 第27話

投稿が2月ほど空いて申し訳ありません。久しぶりの投稿です。

今回は前振りと幕間と詰め合わせた感じです。

少々短いかもしれませんが、第27話どうぞ。

2017-12-06 15:01:58 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:986   閲覧ユーザー数:771

 

一刀たちが涼州に戻ったころ、ある人物に1通の書状が届いていた。

 

「詠ちゃん、この話どう思う?」

 

「……月、この話受けるべきだと僕は思うわ」

 

月と呼ばれる少女は、先の一刀が反乱起こした際、一刀の反乱を阻止するため説得に来ていた董卓であり、詠と呼ばれる少女は董卓の親友であり、片腕とも言える買駆であった。

 

この二人を悩ましている書状とは十常侍の張譲から上洛を要請する書状であった。

 

張譲はどうしても何進が持っている軍事力を対抗する為、何処の派閥に属していない董卓に目を付けたのであった。

 

元々董卓は涼州の有力豪族として名を上げていたが、更に配下の将に神速『張遼』、猛将『華雄』、人中鬼神の『呂布』が居るとなれば、将兵の質も何進の配下より上なので一気に形勢逆転できる為、張譲としては何としても董卓を表舞台に出す必要があった。

 

董卓とすれば朝廷内のゴタゴタに巻き込まれたくないという気持ちと洛陽の民が苦しんでいるのを救いたいという気持ちが混じって決断を出せない状態で迷っていた。

 

「なあ買駆っち、こんな話受けんと断ればええやん」

 

買駆に反対の声を上げたのは神速と呼ばれた張遼である。張遼は董卓の気持ちは分かるし、又張遼自身も朝廷内のゴタゴタに加わるのは気が乗らないのもあった。

 

「霞、断って済む話なら態々皆を集めないわ。でも今後の事を考えれば、この話を受けるしかないわ」

 

「今後?」

 

「ええ、この話を断ると張譲たちはきっと僕たちに何かしらの嫌がらせや無理難題を言ってくると思うわ…」

 

「チィ…」

 

買駆がそう言えば張遼も今後の事が想像できたのか、反対の声を上げなかった。

 

これは買駆の作戦だった。確かに話を断れば張譲からの何らかの嫌がらせや報復を受ける可能性はあるが、張譲が下手な行動を取れば董卓が何進に接近する可能性があるのでそのような行動を取るのは低いと買駆は見ていた。

 

では何故買駆は張譲の話を引き受けようと考えているのかと言えば、買駆は元々董卓を天下人にしたいという野望を秘めており今回の上洛を好機到来と受け取り、これを足掛かりにしてその野望を実現させ自分は董卓の下で手腕を振いたいと思っていたので、何としても董卓にこの話を受けて欲しいと思っていた。

 

「華雄、アンタはどうなの?」

 

「……私は武人だ。小難しい話は分からないが、私は董卓様の指示に従い、そして董卓様を護る」

 

「恋、ねね、アンタたちはどうなの?」

 

買駆は華雄も承諾したことに内心微笑んでいたが、それを億尾に出さずにそれぞれ呂布、陳宮の真名を呼んで確認する。

 

「断るとなれば相応の理由が必要なのですが…天の御遣いを警戒すると言っても和平して劉協様も嫁いだので、それを理由にして断るのは難しいなのです」

 

陳宮は買駆の真意に気付かないまま意見を述べたが実際のところ断る口実が無いので消極的賛成という感じであったが、その一方呂布は反応を示さなかったので

 

「恋!話、聞いてるの!!」

 

買駆は大声を出して呂布を呼ぶと呂布は陳宮が言った言葉を思い出しながら

 

「………『天の御遣い』…?」

 

「なんや恋?『天の御遣い』が気になるんか?」

 

「うん、なぜか分からないけど………敵に回してはいけない気がする」

 

呂布は話に関係ない一刀たちの事を気にしている様子であった。

 

これを聞いて買駆は不機嫌な表情を浮かべる。

 

買駆は一刀たちが反乱を起こした際、董卓が一刀たちが反乱をしない様に説得に行くことに対して反対の声を上げ、一刀たちが降伏した黄巾党や洛陽の流民などを救ったことも董卓が今迄行っていた民を思い遣る政治と被る面が多いこともあり、一刀たちの存在は董卓の天下を狙うには邪魔な存在であると感じていたからだ。

 

「……月の決断を聞きたい。僕たちはその指示に従うわ」

 

買駆は呂布の発言について何も答えず董卓に決断を促す。

 

董卓はしばらく何も言わず、他の者も何も言わず董卓の回答を待っている。

 

「……皆さん。私はこの話を受けようと思っています。しかし私たちが行くのは洛陽の民を守るために行くものであり決して宦官たちの手助けに行く訳ではないことを分かって欲しいのです」

 

「分かっているわ。月が苦しんでいる人たちを見過ごせないのは皆、分かっているから」

 

董卓が毅然とした言葉で言うと買駆は自分の思いを隠して董卓を支持する。

 

「月がそこまでの決意ならしゃあない。何があっても月はうちらが守る!そうやろう華雄、恋、ねね」

 

「当然だ。もし何かあっても私がこの武に賭けても董卓様をお守りいたします」

 

「月は恋が守る」

 

「霞に言われるまでもないのです。ねねも智を尽くして月を守るのです」

 

「皆さん、ありがとうございます……」

 

全員から賛同の意見を貰うと董卓は礼を言いながら頭を下げたのであった。

 

 

そして上洛することに同意したが、買駆は易々と張譲に従う気が無かったので出来るだけ高く買って貰うつもりで董卓に対してある程度の地位を要求する。張譲としては董卓を番犬代わりとして扱うつもりでいたので地位については高位を与える気が無かったが、武力を背景に交渉されては張譲も譲歩せざるしか無く、何進を牽制するということで董卓を三公九卿の1つである衛尉(宮門警備を担う)に任命され、董卓たちは上洛したのであった。

一方、一刀の元に孫家に馬術訓練として出向していた蒲公英が帰還したが、炎蓮は予告通り、新たな嫁候補も一緒に同行させていた。そしてお互い自己紹介を行う。

 

「シャオはね、孫尚香って言うの。これからヨロシクね!あっ皆も私の事、シャオと呼んでいいからね」

 

今回こちらに来たのが雪蓮とは天真爛漫に掛けては負けず劣らず小蓮であり、その性格は以前の外史と変わっておらず、これには一刀や紫苑は苦笑を浮かべた。

 

小蓮はお互いの自己紹介が終わると一刀の顔をじっと見ていたので、一刀は気になり声を掛ける。

 

「俺の顔をじっと見て、俺の顔に何か付いてる?」

 

「ふ~ん。いい顔してるね。雪蓮お姉ちゃんが一刀の事、気にいった理由が分かる気がするな。シャオを選べば良い先物買いになると思うよ」

 

いきなり小蓮は一刀に対して自己アピールをするが

 

「ねえシャオ…紫苑や翠お姉様の胸とか見てみなよ。シャオのその身体じゃご主人様を篭絡するなんて無理に決まってるじゃん」

 

呉で仲良くなった蒲公英が小蓮の自己アピールに呆れた表情をしながら否定する。

 

「そ、そんな事ないもん。シャ、シャオだって、一刀に胸をタップリと揉んでもらえれば、お姉様たちなんか直ぐに追い越すんだから……」

 

小蓮は諦めずにまだ自己アピールするが、現状では紫苑と翠の胸の差を比較すれば明らかに圧倒的な大差が付いていると言っても過言ではないだろう。

 

「それにここには居ないけど、璃々も紫苑や翠お姉様に負けないくらい胸があって、下手したらまだ成長しているかもしれないよ」

 

「そうね…確か璃々がシャオちゃんくらいの時には翠ちゃんに近いくらいの大きさはあったかしら…」

 

蒲公英と紫苑の言葉を聞いて小蓮は衝撃を受けていた。

 

紫苑や翠だけでは無く璃々まで胸が大きく、更に蒲公英もある程度サイズがあるのだから、どう考えても勝ち目は無い。それよりも孫家内のライバルとも言える雪蓮や孫権こと蓮華に胸の大きさに負けているのだからどうしようもない。はっきり言えば、胸は素質か遺伝子であるが、それが有る者は若年の頃から出るものであるが、小蓮の場合、上二人にそれを吸い取られてしまい結果的には出涸らし状態になってしまったと言っても過言ではないだろう。

 

「巨乳人なんて嫌いだ―――!」

 

小蓮の悲しい叫びが城内に虚しく木霊したのであった……。

 

後書き

 

今回は自分の小説と関係ない話ですが、別のサイトである小説家になろう(こちらサイトにもこの物語を投稿中です)の18禁サイトで連載中である

    

  「恋姫✝無双 ~北郷一刀争奪戦?!」(小説自体は現在休止状態?)

 

の動画連載を発見しました。(恐らく作者さんは動画作成の方を優先しているみたいです)

 

少々小説と違っていますが面白いのでぜひ見て下さい。

 

http://www.nicovideo.jp/user/12840657/video?order=a

 

上記が作者である一斗缶さん(そこではyakutatazu01)のユーザーページとなっております。

 

 

 

 

 

 

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