No.913876

真†恋姫無双 呉√ #3

はづきさん

呉√3話目です

2017-07-13 11:44:16 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:1680   閲覧ユーザー数:1471

 

第三話「現実と覚悟」

 

雪蓮が袁術に呼ばれてからしばらくして一華たちは賊討伐のために荒野にいた

 

なぜ一華が賊討伐に駆り出されることになったのかというとそれは数日前にさかのぼることになる

柴桑:庭園

一華「297、298、299、300っと よし 素振りはこれでいいかな 次は型だ」

一華は日課である素振り300回と北郷流の様々な構えの練習をしていた

それを遠くから見ているものが居た

雪蓮「へぇ~ 一華ってあんなこともするのね」

祭「袁術から呼び出されたときすぐに一華に武器を返しましたからな」

雪蓮「そんなことがあったのね それにしても一華の武って・・・」

祭「そうですな 何からも穢されていない武ですな はっきり言って綺麗すぎます」

雪蓮「そうね でもあそこまで洗練された綺麗な武は初めて見たわよ 私」

祭「それもそうですな もしこれを冥琳が見たら・・・」

冥琳「見なくても戦に使いますよ 祭殿」

雪蓮「あら 冥琳 居たの」

冥琳「お前を探していたんだよ 雪蓮 今日はあの書類をやってもらわないといけないからな」

雪蓮「げ そうだったわね・・・ はぁ あの日にいきなり袁術に呼び出されてからな~んもいいことない」

冥琳「今は我慢しろ 我らが立ち上がるのは今は時期が悪い」

雪蓮「そうね それじゃ祭 またあとでね」

祭「分かり申した 儂もそろそろ兵の調練にいかなくてはいけませんからな」

雪蓮「祭~ それ変わって~」

冥琳「雪蓮 お前今なんて言った?」

そういう冥琳は背後に虎の面影を見せていた

雪蓮「じょ、冗談よw すぐに行くわ」

そう言って雪蓮は冥琳に連れられ、自室で職務をし、祭は自分の隊を集め調練するために訓練所の方へと向かっていった

 

 

それからまた数日後一華は軍議に参加していた

一華「えっと、なんで僕がこんな重要な軍議なんかに参加しているんですか?」

冥琳「言っておいたはずだろ できることで働いてもらうと」

一華「それはそうですがなんで僕なんかが」

冥琳「はっきり言っておこう 一華 お前が前庭園で鍛錬しているのを見た そしてそれがつかえると思ったからここに呼んだんだ」

一華「あの時誰かから視線を感じると思っていたら冥琳さんでしたか ほかにも誰かいたと思いますが」

雪蓮「それは私と祭よ って一華あなた私たちの視線を感じ取っていたの?」

一華「あ はい 誰かから見られてるなぁと思って鍛錬してましたが」

冥琳「まぁその時のお前を見て武のほうは問題ないと判断したんだ それが理由だ」

一華「分かりました そうゆうことなら参加します」

冥琳「よし それじゃ始めよう 今回は最近ちまたに出没してる賊についてなんだがあまりにも頻発に出ているからな その対策についてだ」

祭「今策殿は袁術にまた呼ばれておるからの 今のうちに対策をうとうと思うんだが・・・」

穏「そうですね~ 私たちは今兵も兵糧も不足しているのが今最大の問題ですからね~ 旧臣の人を呼び戻せるのあればその問題も解決もするんですが袁術さんがそれを認めるわけないですし」

冥琳「そうゆうことだな さて一華 この状態から打開策があるか?」

一華「そうですね~ それじゃこんな案はどうですか?」

 

 

その数日後 冒頭に言ったいた賊討伐につながっていくのであった

雪蓮「さぁ 戦よ戦! ぞくぞくしちゃうわ」

一華「雪蓮さん そんなに気を立てないでくださいよ」

冥琳「一華 雪蓮はこうゆうやつだ 仕方ないことだ」

一華「はぁ・・・ それにしても今日は僕も参加するってことですよね? これを持っているってことだから」

そういって一華は腰に帯びている二刀:白夜と水月に触れた

冥琳「あぁ 天の御遣いが賊を討伐したというのはいい宣伝になるからな もちろん保身のためと受け取ることもできるが今回に限っては前者が主な目的だな」

一華「分かりました 足手まといにならないように頑張ってみます」

雪蓮「一華 これは言い訳と思われるかもだけどありがとね この場に立ってもらえて」

一華「構いませんよ 正直いまでも人を殺めることに抵抗はありますが今と昔では場所自体が違うんです そう割り切ってますから」

そういって一華は雪蓮たちに背をむけて、自分の隊へと戻っていった

 

冥琳「それにしても今回は一華に助けられたな」

祭「そうじゃの まさか袁術に兵と兵糧を出させるとはの」

そう 数日前の軍議で、一華は兵と兵糧の不足分を袁術に出せるという大胆な策を言い出したのだそうすることで袁術の方にも賊討伐の助力をしたという良い風評も得ることができると一華が提案したのだ

冥琳「それもあっさり通してしまう袁術にも感謝しないとな まぁ浅はかなな性格にだがな」

穏「冥琳様~ もうすぐ賊の砦付近になりますよ~」

冥琳「分かった 雪蓮」

雪蓮「ええ 勇敢なる我らが孫家の兵士たちよ! ついに我らの戦をする時が来た! 高らかに謳え!剣を天に掲げよ!正義と天の意思は我らとともにあり!そして敵は我らが民に刃を向ける愚かな賊どもだ!あの獣たちに我ら孫家の力、存分に見せつけてやろうではないか!」

雪蓮が号令を下すと兵士たちは「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」と叫び、それは大気を震えるほどで、それを聞いていた一華もついに始まると覚悟を決めたのだった

そうして、孫家と賊・・・黄巾賊との戦いは始まったのだった。結果は目に見えていたがやはり孫家の圧勝。

追い詰め、火矢は放たれ、燃え盛る火の中で、轟くほどの阿鼻叫喚。

耳に入ってくるのは命を失いそうになると思われる瞬間の悲鳴や、鼻に突き抜けてくるほどの人のやめる匂い、一華の目の前には以前自分の世界ではありえないほどの世界の現実だった

 

 

一華「・・・あの人らは人間じゃない・・・か」

一華は終わった後の戦場を護衛なしでただ歩いていた。そこにはただ黒くなった死体くらいしかなかった。

一華「言われはいたけれど・・・やっぱしこれは人間だよ・・・でもこれが現実 今僕がいる世界」

現代では全くと言っていいほど見なかった光景 だが今自分がいる世界の常識を突き付けられた一華

そう思いながら戦場だったところを歩いていたら

――ガサッ

一華「ん? 誰か・・・」

賊「はぁ・・・はぁ・・・よくもやりやがったな・・・俺たちを焼き払いやがって!何が人間じゃないだ!お前らの方がよっぽど人間じゃないぜ!」

一華と相対したのは黄巾の残党だった

賊「覚悟しやがれ。俺たちにあんな仕打ちをしたんだからな。ただで死ねるとは思うなよ」

そういって賊は薄気味悪い笑い声を出しながら一華に近づいてきた

この男は間違いなく一華を殺す気でいる それもただ殺すだけではなく、ただ残酷に、猟奇的に殺すだろう

一華「・・・・・・これが今僕がいる世界か・・・」

そう言って一華は白夜と水月を構え・・・・・・

 

 

雪蓮「あれ? 冥琳 一華は?」

一華が賊と鉢合わせた頃雪蓮が一華が居ないことに気づき冥琳に尋ねた

冥琳「いや 知らない どこかを歩いてるんじゃないのか?」

雪蓮「護衛もつけずに? 危なっかしいわね 祭 少し見に行ってくれるかしら?」

祭「心得た それにしても誰もつけてずにとはのう」

そういって祭は天幕から出て一華を探しに向かった

冥琳「それにしても雪蓮 私はてっきりあなたが探しに行くと思っていたんだがな」

雪蓮「そこまで思っちゃいないわよ それに私は今から袁術ちゃんに報告に行かないといけないし まぁ吉報は・・・・・・期待しないで頂戴ね」

そういって雪蓮は袁術に報告するために天幕から出ていった

 

雪蓮と冥琳が話しているころ一華を探しに出ていた祭だったが、程なくして一華を見つけることになった

祭「北郷よ こんなところにおったのか・・・ まったく・・・ん?」

祭は一華を見つけるなり声をかけたが一華は祭に気づいてない様子だった。ただ茫然と立っている。そして両手の白夜と水月からは血のしずくがこぼれていた。その足元には胴体にクロス字き斬られた賊の死体が転がっていた

祭「黄巾賊の残党がおったのか・・・おい 北郷大丈夫か?」

そういって祭が声をかけるものの一華からの反応はなかった

祭「おい! 北郷!」

一華「あ・・・祭さん どうかしたんですか?」

祭「どうしたかじゃないわ お主を探しに来たのではないか それで体は大事ないか?」

一華「大事ないって?」

祭「黄巾賊の残党と戦ったんだろ 怪我などおっておらぬかと聞いておるのだ」

一華「あぁ・・・ そういえばそんなことあったんだ 大丈夫です 怪我なんて負ってませんよ」

祭「?? そうか では天幕に戻るぞ」

一華「はい」

そういって一華は祭の後についていき本陣へと戻っていった

 

 

 

天幕へと戻ってきた一華だったが、冥琳と報告から戻ってきた雪蓮からこっぴどく怒られていた

雪蓮「一華 あなた護衛もつけずにどこ歩いていたのよ 金輪際こんなことしないで頂戴」

冥琳「そうだな 一華よ 今回は怪我が負わなかったもののもしけがを負ったらどうするのだ これからは出歩くときは護衛をつけろよ」

一華「はい・・・分かりました」

冥琳「まぁ一華のことはこれくらいにして雪蓮 報告はまた明日にでもしていいだろう そろそろ戻るとしようか」

雪蓮「そうね 兵をまとめ次第戻りましょ」

そういって雪蓮たちは本城に戻る準備をし、二半刻後(30分)兵をまとめて柴桑へと戻っていった

 

 

はづきです まず最初に更新遅れてすいません

学校の課題とかに追われて執筆の時間が作れませんでした(´・ω・`)

さて、今回一華君に一応の戦闘をつけましたがいかがだったでしょうか?

今回一華は二刀流にしてみましたがどうでしたか?

一応武器に関しては本文中に出した白夜と水月ですね

白夜は白い刀身に日に当てると淡い青色を出す刀で水月は最初から淡い青色をしていてこっちは氣によって白くなったりする刀になっています

おそらく今週で学校のやばい課題は終われると思いますので来週からなるべく早く更新していきたいと思います

では最近暑いですが皆さま体にはご注意を ではではアデュー

 


 
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