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No.911321
みらくる☆さん
絹枝「同姓同名?嘘はやめて!」 怒る絹枝。それをたしなめるような口調でまなみは返す まなみ「う~ん、嘘をついてたのはね、真奈美なんだよ タネは思ったより簡単なの
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あの娘の本当の名前は、望月真奈美」 (そうだったのか…) まなみ「だって片桐家からホームステイするのに、苗字が望月だったら あんたたちが変に思うでしょう。あの子もね、嘘つきたくないって最後まで 抵抗したんだけど、だったらこの話自体なしにするって言われて。泣く泣く折れたの でも良かったよ、あの娘マジメだから口滑らせたらって心配してたんだ 家の事情は複雑でさ、まぁ名前が同じなのは偶然みたいだけどね でも凄くエンジョイはしてみたい 同年の友人が欲しかったようだし 友達になってくれてありがとね。絹代さん?だっけ」 香子に向けてにっこり笑った。どうやら香子を絹枝と思っているようだ 少しの静寂 絹枝が躊躇いを跳ね除けるように言った 絹枝「うちらを真奈美さんに会わせて! ちゃんとお別れも言えてないんだ だから、お願い!」 まなみ「それは無理」 絹枝「え」 まなみ「明日、うちの家族と真奈美の婚約者の家族でね、顔合わせの食事会があるの だから私も留学先から帰ってきたってわけ。すごく大事な会食なの つまり、彼女は大事な時期だってこと たかがちょっと暮らしただけの、しかも年の近い男が会いに行ってみなさいな うちの家族は酷く動揺するわ わざわざそんな面倒起こされるのはゴメンよ 真奈美、早く帰って来いって言っても渋って 最後には無視までしたらしいじゃない。あの娘らしくもない でもちゃんと戻ったみたいね」 携帯端末を見ながら彼女は頷いた 会わせて欲しい。 元々俺が頼もうと思っていた事。だがこれでは結果は同じだったろう しかし絹枝の表情はまだ沈んでなかった 俺の耳元にささやく 絹枝「私が説得してみる 任せて、手は出さないから」 1. 「わかった」 2. 「ここは俺が説得してみる」 3. 「俺達は所詮は赤の他人なんだ。諦めよう…」
2017-06-24 00:07:37 投稿 / 1778×1000ピクセル
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絹枝「同姓同名?嘘はやめて!」
怒る絹枝。それをたしなめるような口調でまなみは返す
まなみ「う~ん、嘘をついてたのはね、真奈美なんだよ
タネは思ったより簡単なの
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