No.907031

真・恋姫この双子に爆焔を!Ⅰ プロローグ

アサシンさん

また始まります

2017-05-24 13:14:46 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:1089   閲覧ユーザー数:992

 

 

 

 

 

 

 

魔王城から最も遠い、未来の英雄候補と成りうる新米冒険者達が集う。駆け出し冒険者の街、アクセル

此処には駆け出しには分不相応な高級で強力な廃スペック魔道具を扱う元高名なアークウィザードが店主を務める店がある

その店の名はウィズ魔道具店、かつて。氷の魔女と呼ばれた彼女と最近入った一人の店員の二人で店をやっている

 

店主が仕入れてしまった用途が極端に限られる廃されるほどに高性能な魔道具に手を加えて最近は何とか主食がもやしから食パンにランクアップするという偉業を成し遂げた!・・・・・のだが

かつてそうだったように、コレからもそうであるかのように

店員(かずぴー(カズト))が血走った目で肩で息をするほど荒げ、床に突っ伏す黒焦げ店主(ウィズ)を睨みつけている

 

 

かずぴー「アンタって人は!アンタって人は!!なんてことしてくれやがるんだこのポンコツ店主!」

 

 

返答も出来ないほどの折檻を受けたのだろう。プルプルと時折震えるだけの店主。彼女が何をしたのか?何時もの事であるカズトの父親であるひょいざぶろーの魔道具を仕入れた・・・・と思っているのかね?

 

 

かずぴー「何でカエル殺し改の全権利売っぱらった挙句、作り方から応用編まで無料公開しやがったゴラァ!?」

 

 

そう、新米冒険者にとっておいしい、だが周辺の農家や人々にとっては脅威と成る巨大なカエル型モンスター。ジャイアント・トード、何を血迷ったのか駄魔道具量産者はコレを一匹倒す為だけに炸裂魔法と言う魔法が籠ったカエル殺し(見た目カエルのおもちゃ)を作り店主が仕入れたのだが案の定廃スッペク&無駄に高額なうえに利益とSAN値がマイナス一直線なアイテムだった故。店員が手直しをして効果をそのままに安価に仕上げたそれの全権利を売ってしまわれたのだった

 

 

かずぴー「確かに冒険者を雇うより安く済むし自衛も可能だから農家の人達とか普通の人達は超喜んでたよ?それについては俺も良い事だと思うし話してくれたから無問題(モーマンタイ)だよ?・・・・だがなぁ」

 

 

問、その売り払った際に生じる利益は何処に?

答、SHI☆I☆RE☆

 

 

かずぴー「またひょいざぶろーの作った魔道具仕入れるとか何大金無駄にしてんだごらぁああああああああああああああ!!?」

 

ウィズ「ひっ酷い!何度も言うけどひょいざぶろーさんの!カズ君の御父様の魔道具は素晴らしんだよ!?」

 

かずぴー「カエル一匹倒して肉の買い取り額を入れても二千エリス、改良前のカエル殺しは一つに付き十万エリス。そんな魔道具作るドアホの何処が?因みに今回は何仕入れやがった?」

 

ウィズ「えっとね~・・・・・最高品質のサクリファイスクリスタルを」

 

かずぴー「バカじゃねぇの!?ねぇバカじゃねぇの!!?内包する魔力が許容量を超えたりちょっとした魔力的物理的に小突けば爆裂する危険物質を仕入れるか?!それも最高品質って事は最低でも上級魔法クラスの魔力を内包してるって事じゃねぇか!!何考えて仕入れやがった!むしろそんな危険な代物作った身内もそうだがそれ意志入れるウィズもバカじゃねぇの!違った。お前バカだった!!!」

 

ウィズ「うっうわぁああああああああああああああああああああああん(号△泣)」

 

 

この店が貧乏な理由。それこそが店主の壊滅的な目利きと商才が皆無・・・・否。氷点下マイナスレベルでのド下手さが原因なのである

しかも今回仕入れたこの危険な魔道具、魔法に使う魔力を肩代わりするマナタイト結晶とは比べ物に成らない位作るのも扱うのも難しい廃スペックを誇る超頭を抱える代物なのだ

それを魔法に関してはチートで頭がアレな種族が理論上と言うか限界まで突き詰めた最高品質・・・・・コレは酷い

 

因みにコレは扱いが難しいが正しい処方と用量を守って取り扱えばマナタイトとは比べ物に成らない程の汎用性が高い、多くのマジックアイテムや魔道具その他諸々の材料となる・・・・・・・・そのお値段、粉末状にした最低品質を小さじ一杯でなんと一万エリス。それの最高品質の、一切の加工がされていない純原石・結晶体の塊がゴロゴロと。そのお値段は考えたくない・・・・・・金庫にあったハズのエリス紙幣はおろか一枚で一千万エリスの価値があるエリス魔銀貨から一エリス硬貨すら残っていない事からご想像できるだろう?

因みにコレを扱えるのは物創りや魔法系職業の中でもトップクラスの職業の者が年月と経験を積み重ねて始めて扱う事が出来るトンデモアイテムをこれだけカエル、もとい買える程の備蓄と価値ある権利を売り払った現状は主食がパンからもやしへ逆戻りである・・・・・コレは泣ける

 

 

かずぴー「・・・・・はぁ、油断していた俺にも落ち度があるし、之は俺が扱う。ドジッ娘は可愛いし萌えるがさすがにそれで魔力爆発が起きて店が吹っ飛んだら首吊れる」

 

ウィズ「うぁああ・・・・・・今何て?」

 

かずぴー「とりあえず仕入禁止だから変な物買って来るな、金庫の金も使うな・・・・・新しい金庫買う?いや、作るか」

 

ウィズ「ねぇカズくん今さっき何て言ったの?お願いもう一度!りぴーと!////」

 

かずぴー「とりあえず今月の食費と税金分は稼がねぇと。ウィズ、店番よろしく」

 

 

加工して売り出しても駆け出し冒険者には絶対に買えない、故に彼が向かう先は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

冒険者ギルド

 

 

かずぴー「こんちわ・・・・・仕事紹介してください」

 

ルナ「あはは、またなんですねかずぴーさん」

 

かずぴー「そうなんですよ、はぁ」

 

ちょむすけ「なぁなぁ~」ちょんちょん

 

かずぴー「ありがとう、でもふみふみするの止めて。萌えるから」

 

ルナ「はうわぁ~♪・・・・・はっ!?えと御仕事でしたね、少々お待ちを」

 

 

受付でルナさんが書類に目を通している中、フードの中からうなじを前足でふみふみして落ち込むかずぴーを元気づけるちょむすけ(ウォルバク)癒される

と言っても幾ら紅魔族とは言えいきなり高ランクの依頼・・・・はとっくの昔に金策の為に受けられるモノは受けてしまってないので、件の魔道具と関わっているジャイアント・トードの討伐依頼を受けてギルドを後にするかずぴーとちょむすけ

カエル狩りに来た一人と一匹の目の前で

 

 

アクア「ひゃうっ!?」パンクンチョ♪

 

カズマ「ちょぉ?!おまっ。食われてんじゃねぇえええええええ!うぉおぉおおおおおお!!!」

 

かずぴー「マミった、それにあの戦い方・・・・・逝けるか?」

 

ちょむすけ「なぁ~」

 

 

マミった相方の女神がカエルの動きを止めている間に相棒が止めを刺す。なるほど、捕食中は動かないのか。金属鎧で攻撃その物を無くした戦術を取っている人達ばかりだからこんな作戦は今まで誰も考え付かなかったのか

 

 

かずぴー「あっ、救出されたアクアが次のカエルに突っ込んで行ったって幾ら神属性付与されてたってアイツ等には打撃系は聞かないのに・・・またマミった」

 

ちょむすけ「にゃぁぁぁ」

 

かずぴー「おおまた動きが止まった所で止め刺しに行った・・・・・捕食対象を幾つか作れば単独でもカエルを仕留められるか?帰ってから作ってみるか」

 

ちょむすけ「にゃん」

 

 

アレ?二人とも街に戻って行った、ヤッパリ武器だけだとカエルの相手は大変か。出来たら二人に試して貰おう

街にカエルもとい帰る二人を横目に俺はもっと街から離れてからカエル狩りを始めた、打撃にバカみたいに強いらしいので色々試してみたが・・・・・アカン、鎧通しとか普通に岩砕く一撃とか全部無力化された。なのに魔法は元論普通の刀剣で簡単に倒せるってどういう事だ?

魔弾で殆ど傷らしい傷を付けず仕留めたカエルを冷凍しつつ考えた。斬撃刺突魔法には滅茶苦茶弱いのに打撃に部類する攻撃には魔法付与以外は全く効果が無いっと

 

 

かずぴー「これだけ狩ればしばらくは大丈夫・・・・だよな?回収はギルドに任せて報告に戻りますか」

 

ちょむすけ「すぴぃ~・・・・・zzzz」

 

かずぴ「守りたい、この御猫様」

 

 

周囲からカエル殺し(誘き寄せ専用)で集まって来たジャイアント・トードの防腐兼食い荒らされ無い様に氷り漬けにしてアクセルへとちょむすけを起こさない様にゆっくりとゆったりとした足取りで帰るかずぴーであった

なお、穏やかな空気を読まずに襲い掛かって来たモンスターの方々には御退場願った。接近?視認?させる訳がない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギルド

 

受付にて

 

 

ルナ「お疲れ様でしたかずぴーさん、こちらが報酬と成ります。それと指名依頼が来ていますがいかがなさいますか?」

 

かずぴー「指名依頼?私に?」

 

ルナ「はい、かずぴーさんと同じ盗賊の冒険者の方が」

 

かずぴー「同業者から?依頼内容は?」

 

ルナ「それが本人に直接伝えるとの事です。こちらのメモに場所と日時に関して書いてあるとの事です」

 

かずぴー「ふむ内容と報酬は其処で話すと、確かに受け取りました」

 

ルナ「ギルドから見て問題は無い人ですのでご安心を。あっ、それと先ほど変わった仲間募集の張り紙が出てますよ」

 

かずぴー「変わった募集?・・・・・ああ。コレあの駄女神と同郷のヤツか」

 

 

ルナさんから報酬とメモを受け取ってギルドを出る前に募集の張り紙を見て見れば・・・・・さすがアクシズが崇める御神体御本人。コレ普通に詐欺だな。地球の特に日本は自国他国問わず宗教には碌でもない目に会って来たからこんなのあったら即通報もんだよ

テーブルで待っている二人、特にカズマの顔は俺と同じくコレ誰も来ないだろって確信している

駆け出しの街で上級職だけ募集するか普通?アークプリースト(アクシズの)が居るからって宝くじが当たるとか良い事ばっかりとか普通に日本人なら超警戒するわ、むしろ危険視するわあんな募集の張り紙

コッチに気が付いたカズマに軽く手を振りギルドを後にした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アクセルの街

とある喫茶店兼宿の一室にて

 

 

かずぴー「場所は此処で合っているか」

 

 

手元にあるメモに書かれている場所と部屋の番号そして時間共に間違いはない・・・が間違っていたら不味いので三回程扉をノックすると中から入って来るよう言われたので一言声をかけて中に入った

中に居たのはかなり軽装な頬に刀傷がある銀髪チョートヘアに紫色の瞳を持つ少女だった

 

 

かずぴー「アンタが俺に指名依頼を?」

 

クリス「そうだよ、アタシはクリス、見ての通りってか受付のお姉さんに聞いただろうけど盗賊をやってるわ」

 

かずぴー「知っているだろうが紅魔族のアークウィザード、かずぴーだ。出来れば本名では無くカズと呼んでくれ」

 

クリス「それじゃカズさんって呼ぶわね。アタシの事はクリスでいいよ。ささっ。話し次第じゃぁ長話になるから座って座って」

 

 

部屋にあったイスに腰掛けお互い向かい合うように座る

 

 

かずぴー「それで?私は貴女と面識はない筈ですが、どのような経緯でこの状況に成ったんでしょうか?」

 

クリス「もう同業者なんだから堅くるしい話し方しなくていいわよ。確かに面識はないんだけどね、この街では君結構有名なんだよ?紅魔族なのに常識的だったり、貧乏店主さんの御店唯一の店員さんだし」

 

かずぴー「・・・・・はぁ、盗賊のアンタが俺みたいな若輩者のに一体何の様だ?」

 

クリス「うん、それでね。君ってエリス教徒?」

 

かずぴー「・・・・ぁあ”?」

 

クリス「ピィッ?!」

 

かずぴー「俺がこの世で魔王以外に嫌いなモノは何か教えてやろう、その一つが宗教だ。俺はアクシズ教徒でもエリス教徒でも無いし、入信するつもりも無い。アクシズと違ってマシだが布教目的なら他を当たってくれ」

 

 

そう言って立ち上がり部屋を出ようとした所を後ろからエリスのが飛びついて来て止められた

 

 

クリス「ちょちょちょちょっと待って!そうじゃないの!入信して欲しいとかそう言うことじゃないの!」

 

かずぴー「はぁ、今のは俺が悪かった。ちゃんと最後まで話しは聞こう。だから離れてくれないか?色々と当たっているから」

 

クリス「へ?・・・・・/////!?」バッ!

 

 

クリスが正常に戻るまで数分待ち。落ち着いた所で話しを聞いた

 

 

かずぴー「義賊に神器の回収?」

 

クリス「うん、私は義賊として活動しながら紅魔族とは違った変わった名前の黒髪黒目の人達の手から離れた。もしくは盗まれたりした物を回収するよう女神エリスからの神命を受けているの」

 

かずぴー「エリスの先輩であるアクアが勇者候補達にばら撒いた神器の回収ねぇ。それを何で俺なんかに話したんだ?」

 

クリス「私これでもかなりエリス様に似ているって言うか相性がイイらしくて、夢の中とか信託の形で密命を受けているの。それでついこの前エリス様から君に接触するよう頼まれたの」

 

かずぴー「ほほう?俺はまだ一度も死んだ憶えが無いんだが、幸運の女神が幸運値±ゼロな俺に何か御用なのか?」

 

クリス「うん、一つ目はエリス教徒なら教会を通じて君とアタシを女神直轄の特務神殿騎士として。そうでなかったらエリス教徒に入って欲しかったらしいわ」

 

かずぴー「文字通り女神の使徒ってか」

 

クリス「そう言う事に成るわ。アタシも正直盗賊でも一人で活動するにはそろそろ限界を感じていたからこの話が来た時は渡りに船って感じたわ、二つ目は君がこの世界の住人として転生している事ね」

 

かずぴー「・・・・・へぇ。アンタはそこまで知らされているのか」

 

クリス「アタシもこの役目を承諾した時に聞かされた時はビックリしたわ。勇者候補が異世界人だなんて、君の事はつい最近見つけて凄い驚いたらしいわ」

 

かずぴー「そりゃぁアクシズの御神体を通さずにこの世界に生れるなんて普通は気が付かないだろ・・・つい最近?」

 

クリス「そう、君、ついこの前魔剣の勇者や私達が仕留め損ねた悪魔を倒したでしょう?」

 

かずぴー「確かに妹と一緒に爆裂魔法叩き込んで殺ったが。それがどうした?」

 

クリス「三つ目、之が最後で一番の理由なんだけど。君がその時使った杖があるでしょう?」

 

かずぴー「竜の魔杖の事か?」

 

クリス「そうそうれ。エリス様曰く『それは既に神々の創る武具と同等』らしいわ」

 

かずぴー「・・・・・・・マジで?」

 

クリス「アタシも最近聞かされた時は思考が停止したよ。人の身で神器を創る人がいるなんて」

 

かずぴー「つまり話しを纏めるとアレか?勇者候補やこの世界の事を知っている俺を味方に入れてクリスと義賊活動しつつ使用者の手から離れた神器を回収したり俺に神器を創ってくれってか?」

 

クリス「と言うより神器を扱える人物である所が重要らしいよ?それとハイ」

 

 

クリスは腰のポーチから銀製の鎖を通した三つのネックレス?を渡された

 

 

かずぴー「・・・・・何だこれは?」

 

クリス「一つはエリス教徒の証、もう一つはエリス教徒と王族だけに分かる使徒の証よ、そしてこれは女神エリス様と連絡が取れる神具よ」

 

かずぴー「俺引き受けるって言ってないんだが?」

 

クリス「えっ?引き受けてくれないの?」

 

かずぴー「・・・・・はぁ、幾つか条件がある」

 

クリス「何々。ある程度の要求は呑む様に言われてるしアタシも出来る限りの事はするわ」

 

かずぴー「一つ。こんなアクセサリーとかは何も持ってはいないが俺はある女神を信仰している。つまり掛け持ちする事に成るが問題無いか」

 

クリス「ん~まぁ問題ないかな」

 

かずぴー「二つ、悪魔崇拝をしている訳じゃないが。魔王軍幹部のバニルの様に人を害さない、直接的に殺傷行為を行わない悪魔系種族とは敵対しない、問答無用で存在しているだけで滅するとか抜かしたり実際に殺るなら俺は貴様を魔王とは別の不倶戴天の仇敵として対応させてもらう」

 

クリス「・・・・・それは流石にアタシの一存では判断出来ないわ」

 

かずぴー「どうでもいい、要求が呑めなくても俺には何の問題も無い、事魔王悪魔に関してはアクシズ以上に過剰なお前達が受け入れるかどうかなんて問題じゃないしな。それに悪魔だからアンデットだから見つければ殺さなきゃ気が済まない、自分達以外の他宗教の存在を許さないような連中とはそもそも仕事と言えど組む気はない」

 

クリス「少しだけ待っててくれる、エリス様に判断して貰わないと」

 

かずぴー「勝手にしろ。三つ、神器に関してだが売るつもりはない何処の馬の骨ともしれない連中に大事なな子供達をソイツ等の言う事を聞かせるようにしつけされるなんて我慢成らん、俺以外の使い手は俺と子供達が決める。もちろん献上だの奉納しろとか抜かしたらアクシズじゃないがお前達エリス教徒はイカレた宗教として扱う」

 

クリス「そこはエリス様が直接お話しされるわ」

 

かずぴー「あっそ。四つ、神器回収並びに義賊活動ではキチンと報酬を払ってもらう。タダ働きは御免こうむる」

 

クリス「勿論、エリス様もアタシ達もその辺はキチンとするわ」

 

かずぴー「五つ、之が最後の要求だ。俺の事は教徒や使徒としてでは無く猟兵として扱い、契約書を作成し一定期間ごとに更新、報酬とかその他諸々に付いては後でエリスとクリス、つまり女神と教会とそれぞ契約書を作成、契約してもらう」

 

クリス「はぁ、エリス教徒になってくれないのは残念。でも猟兵って?」

 

かずぴー「傭兵を上位変換したようなモノだと思ってくれ。契約書に付いては問題は?」

 

クリス「無いよ。こういうキチンとする所、嫌いじゃないよ、むしろポイント高いよ君♪」

 

かずぴー「なんのポイントだよ、それに悪魔系の条件行った時お前すっげぇ顔してなかったか」

 

クリス「そりゃぁね、君みたいに別の視点から見た事って今までなかったから」

 

かずぴー「アクシズみたいに悪魔殺すべし、魔王しばくべしってか?」

 

クリス「あはは。うん、ある意味エリス教ってアクシズ教以上にその辺だけは過激だからね。あ~こういう見方今まで見た事なかったなぁ」

 

かずぴー「そうか、そう言えば悪魔を仕留め損ねたって言ってなかったか?」

 

クリス「ああそれはね、君が倒した悪魔に友達のクルセイダーと一緒に襲撃したんだよ」

 

かずぴー「アイツが言ってた無駄に堅いクルセイダーと盗賊ってクリス達だったのかよっともうこんな時間か」

 

クリス「以外に時間が過ぎてたんだね」

 

 

グラスの中身を飲み二人で席を立ち部屋を後にする

先ほどまでとは違い普通に話しながら街中を歩き

 

 

かずぴー「それじゃぁ俺はコッチだから」

 

クリス「あれ?店主さんの所に行かないの?」

 

かずぴー「その前に食材買って帰らないともやししか食べる物が無いんだよ」

 

クリス「うん、世間話で軽く言う内容じゃないね。義賊活動で手に入る御金君の御店にも置こうか?」

 

かずぴー「止めてくれ、俺の手元に来る前にウィズの所に行ったらまた無駄な商品仕入れてスッカラカンに成っちまう」

 

クリス「あははは・・・・・・ドン引きだよ」

 

 

それじゃぁと二人はそれぞれ別の道を行こうとして思い出したようにかずぴーがクリスに振り返り

神具を手で遊びながら

 

 

 

かずぴー「ああ、それとクリス」

 

クリス「うん?何かな」

 

かずぴー「条件の摺合せが終わったら俺の愚痴にたっぷりと付き合ってもらうぞ?『エリス』」

 

クリス「・・・・・・ふぇ?」

 

かずぴー「じゃぁまた逢おう」

 

 

 

軽く爆裂魔法を撃ち込んで神具を持つ手を背後で固まっているであろうクリス『エリス』に振りながら食材の買い出しに行った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日の夜

 

あの後、食材を買って帰り。ウォルバクさんと戯れながら夕食を作り、閑古鳥が鳴く店内で店番をしていたウィズを呼んで夕食を摂った。イヤホント今日ギルドで仕事貰わなかったら野菜炒めに使ったもやしだけの食生活を送る所だった、後は砂糖水とか塩水ってウチのドジッコ店主もうドジッコってレベルで済ませられないレベルのドジなんですけど?

まぁそれは置いて置こう

時は進み深夜、月が真上に来る頃の時間帯。昼間に会ったクリスから貰った神具を片手に遊びながらウォルバクさんとにゃんにゃんと戯れながら待っていた

 

 

かずぴー「やっと来たか、待ちくたびれたよ」

 

クリス「君が眠っててくれればもっと早く会えたんだけどね?」

 

かずぴー「どうやって会うかは決めて無かったろ?それじゃぁ商談?を始めようか。エリス」

 

クリス「・・・・はぁ、どうして私だと解かったのですか?北郷一刀さん」

 

かずぴー「また懐かしい名前を。せめて今のあだ名で呼んでくれますか」

 

クリス「ではカズさん、それでお仕事のお話をする前に、どうして盗賊のクリスが女神のエリスとお気づきに?」

 

かずぴー「俺も初めは目と髪と名前が似ているな~って思ってたんだけどな。後は話している内に話した内容とは別にただのエリス教徒じゃないって直ぐに解かったし。後は感と最後にカマかけて見たら意外に大当たりだったって事」

 

クリス「えぇ~コッチのアタシ女神要素なんて全くないんだけどなぁ?この身体だって神気の欠片も無いのに」

 

かずぴー「せめて喋り方を統一しろよ。それで今後の御仕事の話しをしようか」

 

クリス「もぅ~・・・・んっんん!では契約内容の摺合せとそれを書き記した契約書作成を始めましょう」

 

 

その後の事は話しが長いので簡単に説明しよう

 

 

一つ。信仰する神の掛け持ちは他の宗教が許せばOK

 

一つ。契約を結び、協力関係を築く為、特例として悪魔・アンデット系に対する共存を許し、即発見次第問答無用に滅さない事を約束。なお一般人を何御躊躇いも無く殺傷する存在等は除く

 

一つ。かずぴーが創る神器は製作者本人、又は神器が使い手を選ぶ権利を有し。誰でも使えるよう調整等の行為の一切を禁ずる。回収した神器の整備保管封印処理等を請け負う

 

一つ。報酬は契約料とは別に義賊活動・神器回収の仕事の成果により報酬が追加される

 

一つ。表向きはエリス教徒(使徒)ではあるが、かずぴーの立ち位置は信者・使徒・冒険者としてでは無く。傭兵(猟兵)として以上の契約を結び、一年毎に契約の更新を行う事とする

 

以上を女神エリスの名の元に、エリス教会が最大限支援を行い、盗賊クリスと協力。両者の名を記名する事により契約を結ぶ

 

 

かずぴー「大体こんな感じか」

 

クリス「ええ、それではこちらも受け取ってね♪」

 

かずぴー「エリス教徒の証は解かるが使徒の証は」

 

クリス「この世界って封建制度で中世の時代だから、アタシの信者達は兎も角貴族ってどうしてもその手の輩がいるから王族とアタシの後ろ盾はかなり役に立つわよ♪」

 

かずぴー「・・・・・まぁ確かに今の俺ってただ腕の立つ冒険者だからな。必要に迫られたら使わせてもらう」

 

クリス「うん、それで十分だよ」

 

 

夜更かしはお肌の大敵と言ってクリスは窓から出て行った、盗賊で義賊なのに夜更かしを気にするんだ

クリスを見送ってから、話しの途中に膝の上で眠ったちょむすけを寝床に寝かせ、俺もベットに横に成り

 

 

かずぴー「はぁ、悪魔のおっちゃん?を爆殺してからたった数日も平穏がねぇとかマジ泣けるわ」

 

 

もう本当に俺休んだ記憶が無い。それはアクセルの街に来てからも変わらない

と言うより里に居た頃より苦労している様な気がする

 

 

かずぴー「トドメに俺がやらかしたとはいえエリスご本人?からの指名依頼とかナニこの異世界ファンタジー?」

 

 

実際異世界ファンタジーですよ?ちょっとばかり色んな物をバカにしているとしか思えない位ふざけている所が多いだけで。byアサシン

こんな所に突っ込みに来るなよ。byかずぴー

 

 

かずぴー「はぁ、墓地には時限式浄化結界を設置して定期的な浄化作業とすれば依頼を遂行している事には成るか。後はウィズがまた碌でもない商品(主にひょいざぶろー作)仕入れない様に目を光らせつつ、冒険者と魔道具店の掛け持ちしながら新たに義賊稼業を始めると・・・・・・ヤッベェ。マジで里に居た頃よりもハードワークなんだけど」

 

 

紅魔の里とは違ってコッチは数も質も低いのが唯一の救いかな?

 

 

かずぴー「どっちにしろ女神さんと女神さんを御神体にしている教会と契約しちゃったし。明日からまた一段と忙しくなるなぁ」

 

 

ひとまず今日は寝よう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真・恋姫この双子に爆焔を! 続編

 

真・恋姫この双子に爆焔を!Ⅰ

 

嘗て一時の終端を迎えた外史の扉は今一度開かれた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この外史に続きを!Ⅰ

 

 

 

 

 

 

 

あとがき

 

 

どうもアサシンです

 

リアル、こちら共に執筆から投稿するまでかなりの時間がかかってしまいました

 

さて始まりました双爆Ⅰ、Ⅰはアニメ第一期と言う安直で簡易な意味です・・・・・・他にいい案が浮かばなかったんです(言▽い訳?)ワン・ファースト・アインス等々皆様がシックリする読み方でどうぞ

 

そしてまずは・・・・・クリス・エリス様大好きな方々に。申し訳ありませんでしたぁああああああああ(ジャンピング△スライディング土下座!!!)

 

決してあの人達が嫌いなのではないんですよ!?かくいう私もアニメではアクシズ教徒ですが原作ではエリス教徒ですし!?

 

ちょっとカズトが神様に対して病んでると言うか恨みと言うか八つ当たりといいますか!アンチヘイトな感じに成っちゃいましたけど!決して嫌いだからシリアスさんを呼んだわけじゃないんです!

 

つまり何を言いたいかと言うと・・・・・・・私。パットでも構いません!アクアかエリスかどちらか一方を選べと言われたら三日三晩考え込んで苦悶して苦闘してエリス様を選びますよ!?

 

・・・・・ふぅ、持ちつきました

 

現状予定では双爆をアニメ第一期分を執筆、その後の予定は書けそうならvividでstrikerな二作品を書きたいな~と思ってはいます、他にも書きたいな~書けそうな外史が有ればそちらを書くか、またアンケートを取るか・・・・・・私って優柔不断?orz

 

っとその辺の事情は置いといて

 

 

 

では、次回予告へ

 

 

 

次回 真・恋姫この双子に爆焔を!Ⅰ 第零話

 

       紅銀の義賊

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ではでは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この双子に爆焔を!Ⅰ

 

 


 
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