No.902694

がっこうぐらし! Ω系列の推察と所見

D.HELIOSさん

漫画「がっこうぐらし!」に出てくる架空の感染症、『Ω系列』の推察と所見についてまとめてみました。

2017-04-25 06:52:33 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:1958   閲覧ユーザー数:1958

 
 

●はじめに

 

この考察レポートはあくまで個人の見解であり、公式の内容にそぐわない場合がございます事を承知の上でお読みいただきたい。

 

 細菌性・ウイルス性の感染症は、何時の時代にも存在する。そしてそれによる感染症で多数の命が犠牲になる事も、そう少なくはない。基本的には、自然界の循環機能で

段階を追って感染症が広まる。1段階ずつヒトへ感染する危険性が高まってゆく。

 だが本書の読者には知っておいて欲しいことがある。感染症とは必ずしも自然発生的なものだけではないという事を。自然循環の摂理をヒトが理解し、愚行に走る。すなわち、「生物化学兵器」に手を伸ばすという事。自然循環の中で段階を追って感染拡大するのではなく、ヒトの手によって感染拡大「させる」。

 

本書はそれに対する予備知識であり、対策方法である。

 

 

 

●感染症の種類と説明

 

 以下の感染症は、あくまで開発当時の系列である。時間経過とともに細菌・ウイルスが一部変質化(形質変化)し、別種となりうる可能性がある。形質変化した物についての対策は、国単位で行動が必要となる可能性を示唆しておく。

(説明は箇条書き形式をとる)

 

〇α系列

 

・広範囲感染型で、肺炎球菌をベースとしていると考えられる。感染力及び感染経路を強化したものである。

・潜伏期間は3~6日。感染経路は接触感染・飛沫感染・血液感染等。

・致死率は低いが適切な治療が受けられない場合は、後遺症(細菌性の脳炎や脳症、髄膜炎等)及び衰弱死の可能性あり。

・潜伏期を考慮し、10~14日間の隔離期間を前提とする事。

・感染に考慮した上でαマークの救急ボックスを使用する事。

※患者の応急処置を行う場合は、防護服を着用する事。

・感染症の種類と説明

 

〇β系列

 

・致死感染型で、エボラウイルスをベースとして開発されたものとして考えられる。

・既存のワクチンへの抵抗力を増す(薬剤耐性)ように開発。

・主な症状は、嘔吐・下痢・吐血・出血(体内外で)など。感染経路は、血液・体液感染。

・潜伏期間は2時間程度で致死率はほぼ100%である。(2時間以内で患者が死亡するとは限らない)

・患者が死亡してから7~12時間で、血中のウイルスが全て死滅する。

※β系列罹患者に近付くべきではない。患者と接触する場合は、必ず防護服を着用する事。

 

●Ω系列の症状と所見(推察)

 

〇症状

・潜伏期間という概念は、無い。

・致死感染型で、世界全域に広がる。

・皮膚、臓器などの細胞が壊疽する。

・壊疽した肉体は腐敗が進行するが、骨格や筋肉が残るため運動能力などの機能は保たれる。

・心肺停止後、再度生命活動が開始される。

・再度活動が開始したときの症状(あくまで推察)は、極度の空腹感・倦怠感・筋組織の硬化現象・夜間視力の向上などである。

(初期感染者に実験薬をした結果と、再活動した人間が起こした結果から、同作用が確認されたことから上記のように推察した)

 

●対策

・Ω系列感染者は音に敏感なため、音が出る行動をとる場合は必ず防護服を着用の事。

・初期感染者に対しては、Ωマークの救急ボックスを使用する事。

(使用頻度は1日1回とし、1ヶ月間)

・末期感染者は必ず隔離すること。(感染症が蔓延し、パンデミックになる可能性が非常に高い)

 

 

・末期感染者を処分する際は、必ず頭部破壊を行う事。

 

●まとめ

 

 古今東西、様々な道徳や美徳が存在するが、これらに共通するのが『人命こそ最優先』である。であるが故に、多数の人命が危機に曝された時、少数の人命の損耗を躊躇ってはならないという事だ。

 

 これらの事が起こった際、寛容といたわりの精神は既に美徳ではなくなる事を、覚悟しなければならない。貴方の双肩には数万の人命がかかっている。

 

 
 

 
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