No.902017

【サイバ】男雛と女雛【交流】

Dr.Nさん

2017-04-20 20:08:19 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:169   閲覧ユーザー数:143

レイニーディ2階のレインの居住スペース。

 

「あら、こんなのが出てきたわ。懐かしいわねえ」

「(何やってんだレイン?)」

「あ、まほちゃん。押し入れの整理をしていたらね、子供の頃飾ってた雛人形が出てきたのよ」

「(ふうーん。ん? 箱が2つあるようだが? 『お雛様(大)』『お雛様(小)』と書かれてるな)」

「ああ、それはね、わたしが生まれた時、別々の方から雛人形を贈られたの。男雛と女雛のセットをそれぞれね」

「(じゃあ桃の節句には雛人形を2組飾ってたのか?)」

「そうよ。だってそうしないと贈っていただいた方に悪いもの。でもそれもいつの間にか飾らなくなって、十数年間押し入れの中にしまったまま今日まで忘れてたの」

「(ふうーん)」

「あら?」

「(どうした?)」

「『お雛様(大)』と書かれた箱に、大きい女雛様と小さい女雛様が一緒に入ってるわ。きっと最後にしまうときに間違えたのね」

「(ほう。ということは、十数年間この箱の中に女雛同士で一緒にいたってわけか。ムフフ、百合いな。GJだレイン、褒めてつかわす!)」

「はいはいそれはどうもw」

「(ん? 待てよ、ということは。小の方の箱を開けてみろレイン!)」

「うん。あ、大小の男雛様が一緒に入ってる」

「(やっぱりな。ということは、十数年間この箱の中に男雛同士一緒にいて、アッー!な世界が繰り広げられていたわけか。ケッ、想像したくもねえ! 見損なったぞレイン!)」

「あーはいはい。それはすみませんでしたね」(=▽=)

居酒屋あい。

魔法ちょうちんとレイミ、レイナ姉妹とタツヒロ、タツヤ兄弟。

 

「(ということが昼間あったのさ)」

「へえー」

「女雛様同士、男雛様同士でずっと暮らしてたって、まるで僕たちみたいだねー」

「だなタツヤ」

「そうだ、いいこと考えたわ!」

「いいことって何だいレイナちゃん?」

「うん。兄弟と姉妹でマンション暮らししてるんだし、どうせならレイミお姉ちゃんとタツヒロさん、わたしとタッちゃんに分かれて住むってのはどう?」

「つまり大きいお雛様カップル同士、小さいお雛様カップル同士で一緒に暮らすってこと?」

「そういうこと!」

「いいかもなそれ!」

「わざわざ恋人に会いに行く手間も省けるし、異議なし!」

「善は急げ、幸い明日は休館日で全員お休みだし、明日引っ越し作戦開始よ!」

「「「おーっ!」」」

「(まあNLも悪くないか。カップル同士仲良くしろよお前ら)」

一週間後、『ぼうけん!歴史ツアーズ』を見終わったいつもの三人。

 

「今回のシナリオも面白かったわねー」

「だな!」

「たまには童心に帰ってこういうのを見るのも悪くないわね」

「童心て。唯ちゃん、あたしたちまだ小3じゃん…」

「まあまあ、和美ちゃんってば、そう堅いことは言いっこなしw」

「……。でも、なんかレイミちゃんとレイナちゃん、いつもにも増して生き生きしてなかった?」

「そういえば二人とも毛並みがツヤッツヤだったし、顔の血色も物凄く良かったわね」

「それに引き換えタツヒロとタツヤ、なんか元気が無くなかったか?」

「うん。二人とも頬がげっそりこけてたし、目の下に隈作ってたわね。何かあったのかしら?」

 

=END=

 

 

 


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