絹枝「気づいた？」

真奈美「私…」

絹枝「いきなり倒れたんだって。びっくりしたよ

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まだ起きないほうがいい、そのまま寝てて」

真奈美「彼は？」

絹枝「兄貴は棚を買って着て、もう組み立ててあるよ
結局ホームセンターまでいって組み立ての奴を買ったの
色はね。木目しかなかったから勘弁してくれって
他の色は取り寄せになるからって言われて、ほら、真奈美さん滞在期間きまってるでしょう？
早いほうがいいって勝手に決めたみたいなんだ
で、すぐに友人からメールが着て、兄貴は出かけちゃったんだよ。謝っておいてだってさ
結局この出来損ないの箱が精一杯見たいだね

真奈美「ちょっと見せてください」

絹枝「はい。これ

あのね
困ったことがあったらさ。何でもいって
兄貴、あれでもかなりの神経質でね。自分が何かしたんじゃないかって
凄く気にしてたよ」

真奈美「...すみません。もう、なんともないです」

絹枝「アレも「気にしい」だからね
本人はそこまで気にしてないのに、過剰に気にするとこもあって

真奈美さん、あまり自分について話さないでしょう？
それはそれでいいんだけど、ちょっと気にかかってたみたい

ここに居る間は色々楽しんでいって欲しいようだけどね
こないだカラオケ行った話したら安心してたよ
妹がもう一人出来た感じかな？私は姉が欲しかったから
嬉しいんだけど」

真奈美「私も一人っ子なんで、そう言ってもらえると嬉しいです」
（嘘じゃない。とっても嬉しい。でも、これ以上彼に甘えるわけにも行かない…）

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前回が地雷選択肢ではないかというご指摘もございましたが
全然そんな事ないです！とってもそれっぽいので失礼いたしました