真奈美「ん～」

彼女はここの周辺の地図を見ている
しかし、本に近づいたり遠ざかったりと
挙動がせわしない

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俺「あの、真奈美さん」

真奈美「なんですか？」

俺「眼鏡、全然合ってないよね」

ここに着て２日、彼女は文字を見るのに
とても窮屈そうで、目の悪い自分には凄く気になっていた

俺「あのさ、眼鏡作ったら？」

真奈美「いいんです！」
こちらも見ずに言い放つ

俺「見てて凄く大変そうだから。あのね、眼鏡合ってないと
頭痛したり、ぼーっとするでしょう
俺も絹枝も目が悪いから分かるんだよ
絶対良くないって。今のままじゃ」

真奈美「それは…」

俺「今日は俺、バイトもないから、これから眼鏡屋に一緒に行って
眼鏡新調しようよ
早いに越したことはないよ」

真奈美「だから、ほっといてください
お金もそんな持って来てないんです。

そう言われて俺も向きになってしまう
無意識のうちに彼女の腕をつかんでいた

俺「なんでそんなに意固地になるんだよ！
いいよ、お金は俺が出すから、だから駅前まで来て」

真奈美「離して下さい！！」

こっちは心配してるってのに…


１.　じゃぁ勝手にしろよ
２.　説得してみよう
３. 無理にでも連れて行く