No.896156

真†恋姫無双 天からの御遣い 3話目

はづきさん

続編です

2017-03-06 15:28:21 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:1910   閲覧ユーザー数:1662

 

第三話「初めての仲間」

 

炎虎に乗って場所の分からないまま歩いていると目の前から三人の旅の人が歩いてきた

一華「あ 炎虎さん 誰か来るよ? 少し行ってみようよ」

一華がそういうと炎虎は旅人の方へと歩いて行った。

 

・・・「む 前から何か来るな・・・ 二人とも一旦止まろうか」

・・・「む~? あれって虎じゃないですかー?」

・・・「なっ なんでこんな街道にとらが!? とりあえずどうしますか?」

・・・「いや少し待て 背中に誰か乗ってるぞ!? あれは・・・子供か?」

そう言っていると三人が炎虎と一華を認識できるくらいの距離まで近づいてきたので三人も虎に向かって歩き出した

 

・・・「お主なぜ虎の背などに乗っているんだ?」

そう言って水色の髪の女性がやりをもって話しかけてきた

一華「あ これには事情があってこの子と旅をしているのです」

・・・「虎と旅? どうゆうことなんだ」

一華「実は僕今いるここがどこか分からないんです 最初なんでか分からないけど森の中にいて・・・」

一華は今まであった自分のことを説明しだした

・・・「なるほど でもこんなに大きい虎が懐くとは・・・風、稟 このものもしや天の御遣いではないか?」

風「どうでしょー? でも昨日流れ星が見えたのは確かですからねー」

稟「えぇ でもこの大虎はなぜこの子についているのでしょうか そこが少し不可解ですね」

一華「あ、あの~ さっきから話してる天の御遣いって何なんですか?」

 

 

・・・「天の御遣いというのは管路という占い師がだした予言でな「天よりの御遣い天からの星に乗りこの世にその武と智をもって泰平へと導かん」というものなんだ

そしてお主はその虎とともにここにいる そして昨日の昼間なんだが流れ星が落ちたのを見たのだ」

一華「そんなことが・・・あ そういえばいくつか質問をしたいんですがいいですか?」

・・・「あぁ 構わんぞ?」

一華「ありがとうございます えっとここってどこなんですか? あとあなたたちの名前を教えてください」

・・・「そういえば名乗ってなかったな 私は趙雲 字が子龍だ そしてここは陳留付近だ」

風「風は程立字を仲徳といいます~」

稟「私は今は偽名を名乗っていますがあなたになら本名を名乗りましょうか 私は郭嘉 字を奉孝といいます」

一華「え? 趙雲さんに程立さんに郭嘉さんですか?」

趙雲「うむ お主の名も聞いていいか?」

一華「あ 僕は北郷一華です」

風「姓が北名が郷字が一華ですかー?」

一華「いえ 姓が北郷 名が一華です 字がないです」

趙雲「字がないとは珍しいな」

稟「そうですね 見たところ自分で封印しているとゆうわけではないので 天の国ではそれが普通なのですか?」

一華「あ はい そうですね あ、あともう一個なのですが皆さんが呼んでいる別の名前って何なんですか?」

趙雲「真名を知らないのか!?」

一華「は、はい 僕たちの居た場所ではそのような名前はなかったので」

趙雲「真名というものはここではその者に許可なしに言ったら首をはねられても文句は言えないほどの名なのだ」

一華「大切な名前なのですね」

趙雲「そうだな でも困ったな 一華の真名が分からない以上一華と呼ぶことしかできないが・・・一華 お主が思う真名に当たる名は何なのだ?」

一華「僕のところでは姓は人それぞれで違うんですが名のところが同姓同名はあるかもしれませんが名のほうが重要になってますので・・・一華・・・になるのかな?」

趙雲「なんと ではお主は見ず知らずの私たちに初対面で真名を預けたってことなのか」

一華「そうなるのですか? でも僕のところでは全員が名前のほうで呼んでいたので・・・」

趙雲「ふむ では一華 私もお主に真名を預けることにしよう これからは星と呼んでくれ」

風「風もあずけましょー」

稟「では私も これからは稟と呼んでください」

一華「あ、ありがとうございます 星さん 風さん 稟さん」

 

 

そうして一華が星たち三人から真名を受け取ると炎虎が後ろのほうへ顔を向けていた

一華「どうしたの? 炎虎・・・・・・ 馬の蹄の音が聞こえるね それもだんだん大きくなってくる・・・」

星「一華 聞こえるのか 私たちは何も聞こえないが」

一華「あ はい 一応氣を使って五感を強化してるんですが」

星「氣の使い手とは・・・これはまた恐れ入る」

風「でも星ちゃん ここに軍勢で来るってことは陳留の太守じゃないのですかー?」

星「そうだな 今私たちは旅を続ける身だ まだまだほかのところも見ておきたいからな ここらへんでお暇するとするか」

一華「どうしてなのですか? 国の軍なら保護してもらえればいいんじゃ・・・」

星「最近では漢の力はほとんどなく近隣の官軍は民たちに圧迫を強いていると聞いてるんだ してないところもあるがな だから一旦捕まるとそのまま仕えるようなことになることもあるんだ」

一華「そんなことがあるんですね」

そう一華が考えていると星たちは自分の荷物をまとめて

星「では一華 お主は官軍に保護してもらうといいだろう お主のような子供 さすがに縄につくことなどはないと思うからな」

そういって星たちはそのまま走ってどこかに行ってしまった

一華「あ 行っちゃった・・・ 星さんの言う通り保護してもらおうか いいかな 炎虎」

そういうと炎虎は鼻を鳴らしてそこに座り込み、一華は炎虎の横に立った

 

 

・・・「お前 こんなところで何をしている!」

一華「あの、えっと、官軍の方ですよね 保護してほしいんですが・・・」

・・・「保護だと? む・・・そばにいるのは 虎か! 総員抜刀!」

そういって赤い髪の女性が言い放つと後ろに控えていた兵たちが一華たちを囲い剣を抜いて臨戦態勢に入った

一華「ちょ、ちょっと待ってください この虎は私を救ってくれたのです」

・・・「ええい 黙れ お前も訳の分からないやつだな 虎と一緒に葬ってやる! 総員虎とこいつを殺せ!」

そういってそのものが号令をかけた瞬間兵たちは炎虎にむかってきた

一華「・・・星さんの言う通りだった なら僕は炎虎を守るために!」

一華は言い放つと村正を居合のように構え近づいてきた兵たちに臨戦態勢をとった

・・・「貴様 手向かう気か! やはり虎なんかを連れてるやつだ 賊などに決まっていたな」

などと言っていると赤い髪の女性の後ろから風格ある姿をした一人の女の子があらわれた

・・・「春蘭 何をしているの」

春蘭「華琳様 こいつが虎なんかを連れているので討伐しようとしているところです」

華琳「どうして虎を連れた子供がいると殺さないといけないの 一旦剣を納めなさい」

春蘭「しかし虎を連れているとなれば危険です! そんなの「春蘭 あなた私の言うことが聞けないの?」 うぅ 分かりました」

そういって女の子がいうと兵たちも剣を納め後ろに控える形となった

華琳「ごめんなさいね 配下の者が話も聞かず色々しようとして」

一華「・・・・・・あなたは誰なんですか? 官軍ですよね? やっぱり星さんが言った通り民たちを圧迫しているだけの領主様なのですか?」

春蘭「貴様! 華琳様はそんなことするわけないだろう!「春蘭 少し黙ってなさい」 しかし「春蘭」 はい」

華琳「まずは名乗らないとね 私は曹操 あなたの言った通り民を圧迫する領主はいるわ でも私はそんなことしない 良ければ私の治めている街でも見ていく?」

一華「(曹操・・・孟徳・・・)分かりました 本当は保護してほしかったので私も曹操さんが治めている街を見てみたいです」

華琳「ふふっ いい子ね それじゃ行きましょうか あ その虎も一緒に連れておいでなさい」

一華「分かりました」

一華は炎虎の背に乗ると炎虎は華琳の後についていき街へと歩いて行った その後ろには赤い髪の人と青い髪の人が追従し兵もそれに追従していった

 

 

そうして一華は華琳の後ろについて街へとついていた

一華「ここが曹操さんが治めている地なのですね・・・」

一華は華琳が治めている街を見て驚いていた なぜなら街の人たちは笑顔に溢れまったくもって圧政をしているようにはみえなかったからだ

華琳「えぇ これで私が圧政してないってことは晴れたかしら?」

一華「あ・・・はい さっきは民を圧迫している領主などといってごめんなさい」

一華は誠心誠意を込めて謝った

華琳「いいわ 見たところあなたこの街に来るのは初めてみたいだしね そういえば保護してほしいって言ってたわね 少しだけ質問したいんだけれどいいかしら?」

一華「分かりました」

一華は華琳の後に続いて食事処へと入っていった

華琳「さてとそれじゃ色々と聞きたいのだけれどまずは・・・その虎はいったい何なの?」

一華「この虎・・・炎虎は僕を助けれてくれたんです」

そういって一華は華琳と出会うまでの話を一部始終話し始めた

華琳「なるほどね そんなことがあったのね それにしてもあなたが天の御遣いだなんてね」

一華「僕自身曹操様達に会うまでは自分がなんでこんなところにいるのかが分からなかったんです でも予言を聞いていると自分はこの大陸を泰平へと導くために来たってことが分かったんです」

華琳「なるほどね でもあなたみたいな子供が天の御遣いなんてね 私も信じられないわ」

一華「僕も最初に曹操様に会った時言い方は失礼ですがこんな子供の方が僕たちの世界でいう覇王曹孟徳だなんておもってもいませんでした」

華琳「子供ねぇ それは私が小さいからそう思ったのかしら?」

一華「ごめんなさい 気分を害してしまって」

華琳「構わないわ それでなんだけど一華 あなた私の配下にならないかしら? そんな大きい虎を従えてるんだから相当つよいってことでしょ?」

一華「仲間になれってことですか? でも僕曹操様の部下の人に失礼なことをしましたし・・・」

華琳「さっきのははっきり言って春蘭が悪いわ 虎を連れている だから賊だなんて決めつけたんだからね」

そういって華琳は春蘭の方を見ながら言い春蘭はうつむいてうぅとうなっていた

一華「・・・分かりました でも条件があります」

華琳「いいわ 言ってみなさい」

一華「僕自身曹操様の器の大きさは分かりました ですが僕はまだ目的を見つけていないのです だから客将として雇ってほしいんです」

華琳「天の御遣いとしての使命を見つけてない だから客将でいさせてほしいってことね 分かったわ」

一華「ありがとうございます では改めて姓は北郷 名は一華 字と真名はないので北郷か一華と呼んでください」

華琳「分かったわ 一華 私のことも華琳と呼んで頂戴 少しの間だけでも仲間になるのだがらね 二人も真名を預けなさい」

春蘭「はっ 夏候惇だ 真名は春蘭だ」

秋蘭「はい 夏侯淵だ 真名は秋蘭 よろしくな 一華」

一華「はい! 期間は分かりませんがよろしくお願いします 華琳様 春蘭様 秋蘭様」

一華は元気よく笑顔であいさつし三人とも優しそうな笑みを浮かべていた。

 

 

はづきです 今回から華琳のところで一華君はお世話になることになります

というわけで最初にいっておいた拠点をやっていこうと思います

ではでは次回作までお待ちください

 


 
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