No.895886

真・恋姫†無双 時空を超えた刺客 破滅の未来と絡繰人間

hoi2さん

一刀が単身、戦いを挑んだ理由………
それは『北郷家の体質』が大きく絡んでいたからであった
完全なる闘神となった一刀は『血光軍』へ刃を向けたのだった!!!

2017-03-04 19:37:47 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:1701   閲覧ユーザー数:1571

 

 

 

 

 

 

 

 

北郷家に代々受け継がれていた『覚醒』といわれる二重人格症状

一刀はそれを逆手にとり、1人『血光軍』に立ち向かい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦闘を開始した!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 九節 ~激戦区より、異常発生~

 

 

 

一刀「邪魔だ…………失せろ」

 

 

一刀の明確な殺意のある声と同時に、『龍終』が大きく横に振られる

 

 

それと同時に三桁の絡繰人間が上半身と下半身、真っ二つに分かれる

 

 

最早、絶叫を上げることなく絶命する

 

 

一刀「大陸を破滅に導いた罪を…死をもって償え、龍天」

 

 

キッと龍天を睨み付ける一刀

 

 

龍天「死をもって、か………

生憎だが、まだ死ねんな」

 

 

斬魔「死ぬのは貴様だ」

 

 

斬魔は徐に右手を挙げる

 

 

すると、1体の絡繰人間が一刀の前に現れる

 

 

一刀「………何だ貴様…」

 

 

絡繰人間GR「ゲヘヘ、ここがお前の墓場だぁ~~」

 

 

見た目は自衛隊の隊長格のようなゴツい男

 

 

ベレー帽を被り、迷彩柄の服を着ている

 

 

だが、サングラスをかけ葉巻を吸っているというワイルド感がある

 

 

しかし、何よりも一刀が気になっているのは背中に背負っている鉄箱のような物と、両手に持って構える見覚えのある物

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それは、ミニガン………俗に言うガトリングガンだ

 

 

背負っている鉄箱は大量の弾薬が装填されているバックパックと呼ばれるもの

 

 

一刀「…………あれは…」

 

 

絡繰人間GR「グヘヘ、死ねぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!」

 

 

 

ガガガガガガガガガガガッ!!!

 

 

 

ガトリング絡繰人間はガトリングガンを他の絡繰人間関係なく、乱射し始めた

 

 

一刀は直ぐ様、真横に走り出した

 

 

一刀「ガトリングガン……完全に現代の武器だな………」

 

 

一刀は颯爽と走り抜けるなか、ガトリングガンの弾は後方へ飛び交い、他の絡繰人間に直撃する

 

 

絡繰人間「ぎゃあっ!!!」

 

 

絡繰人間「ぐぁっ!!?」

 

 

直撃した絡繰人間には見事な風穴が空き、次々と倒れていく

 

 

更に、風穴が空いたところから大量の血と燃料が溢れ出る

 

 

炎掌「おいおい、同士討ちしたら意味ねーだろーが」

 

 

炎掌は呆れた表情となる

 

 

風刻「斬魔様、やはり新型である『乱射型』の実践投入は難しいのでは?

現に半暴走状態に陥っています」

 

 

風刻は斬魔に忠告する

 

 

絡繰人間GR「ひゃははははははははっ!!!」

 

 

斬魔はその様子と風刻の言葉を聞いて返答する

 

 

斬魔「よいのです

北郷一刀の足を落とせれば、他の絡繰人間は作成が可能ですので」

 

 

サラッとえげつない事を言った斬魔に対し、雷昇はゲラゲラと嗤い出す

 

 

雷昇「ケケケっ!!!流石は斬魔様だぜっ!!!

情け無用さは天下一品だっ!!!」

 

 

炎掌「そんじゃあ、俺も手伝ってやるぜぇっ!!!」

 

 

 

ボォォォッ!!!

 

 

 

炎掌も狂ったように嗤い出し、右手に炎を作り出した

 

 

炎掌「人間でいう『気弾』は、俺では火球になる

こいつ1個でぶっ飛ばしてやるぜっ!!!」

 

 

 

ボォォォッ!!!

 

 

 

炎掌は作り出した火球を、倒れている絡繰人間達に投げつける

 

 

炎掌「死んでも尚、道具になりやがれっ!!!」

 

 

火球が死体となった絡繰人間に触れた瞬間

 

 

 

ドッカアアァァァァァァァァァンッ!!!

 

 

 

連続的な爆発が合わさり、巨大な爆発が産まれた

 

 

一刀「っ…………炎掌…!!!」

 

 

一刀は炎掌のやり方に怒りを覚える

 

 

斬魔「流石は炎掌の炎ですね

一瞬で消し炭になりましたよ」

 

 

斬魔は嬉々とした表情となる

 

 

周辺の絡繰人間達は何とかガードをしていたため、ほぼ無傷であった

 

 

一刀「…………死人すら道具か…下衆め」

 

 

一刀は冷たくいい放ち、睨み付ける

 

 

斬魔「おや?死体がここまで役立つのだからいいでしょう?

有効活用ですよ」

 

 

一刀「黙れ、ただの屑だ……お前らは」

 

 

 

 

雷昇「減らず口ばっかり叩きやがって……

おい、さっさとあいつを撃ち殺せ!!!」

 

 

雷昇はガトリング絡繰人間に指令を出す

 

 

絡繰人間GR「了解っ!!!ぐへへへっ!!!」

 

 

ガトリング絡繰人間は銃口を再び、一刀に向ける

 

 

一刀「…………あいつから片付けるか」

 

 

一刀は『龍終』を静かに構える

 

 

絡繰人間GR「穴ぼこだぁ~~~~~~~っ!!!」

 

 

 

ガガガガガガガガガガガッ!!!

 

 

 

ガトリング絡繰人間は一刀に向かって乱射を開始する

 

 

一刀「避けるのは面倒だ………

なら、やることは1つ……」

 

 

一刀は目を閉じ、静かに歩き出し

 

 

 

フォンッ!!!

キンッ!!!

 

 

 

フォンッ!!!

キンッ!!!

 

 

 

フォンッ!!!

キンッ!!!

 

 

 

『龍終』を右へ左へ振り回し、ガトリングの弾丸を切り落とす

 

 

闇霊「あやつ……乱射銃の弾丸全てを………

無造作に見えるが、繊細な動きだ」

 

 

氷柱「相変わらずの化け物っぷりね、反則よ反則!!!」

 

 

氷柱は頬を膨らませてブーイングをする

 

 

斬魔「石川五○門ですか……全く」

 

 

斬魔は溜め息をついて呆れる

 

 

一刀「こんなもの、造作もない………」

 

 

着々と距離を詰めていく一刀

 

 

絡繰人間GR「んがぁっ!!?」

 

 

ガトリング絡繰人間は驚きのあまり、開いた口が閉じなくなる

 

 

絡繰人間GR「こ、このぉっ!!!近づくなぁぁぁっ!!!」

 

 

 

 

ガガガガガガガガガガガッ!!!

 

 

 

ガトリングを乱射し続けるが、一刀は歩みを止めない

 

 

一刀「お前の相手はもう飽きたんだよ………

その煩い口を閉じろ」

 

 

一刀は『龍終』を右手に持ち、右上から左下へ降り下ろす

 

 

 

フォンッ!!!

 

ザシュッ!!!

 

 

 

絡繰人間GR「ごへぁっ!!?」

 

 

ガトリング絡繰人間は斜めに斬られ、吐血してそのまま倒れ込む

 

 

一刀「所詮はその程度か………」

 

 

 

 

龍天「いとも簡単に、あの絡繰人間を……」

 

 

斬魔「ですが、形勢は変わりません」

 

 

斬魔は余裕の表情で龍天を諭す

 

 

一刀「……………」

 

 

一刀は無言で『龍終』を鞘に戻す

 

 

炎掌「あぁ?何やってんだあいつ……」

 

 

氷柱「得物をしまったんだから、畳み掛けなさいよっ!!!」

 

 

氷柱の指示により『水氷軍』が動き出す

 

 

一刀は死んだガトリング絡繰人間の位置でしゃがみ込む

 

 

風刻「…………まさか」

 

 

闇霊「『水氷軍』退がれ、罠だ」

 

 

闇霊がすかさず指示を出す

 

 

一刀「遅い………くたばれ」

 

 

 

ガガガガガガガガガガガッ!!!

 

 

 

一刀はガトリングを構えて躊躇なく撃ち始める

 

 

忽ち、絡繰人間達の断末魔が木霊する

 

 

斬魔「あら?使われてしまいましたか………」

 

 

氷柱「あ~ん、もぅっ!!!イライラするわねっ!!!

『極流氷(きょくりゅうひょう)』で防御体勢よ、早くっ!!!」

 

 

氷柱は再び指示を出す

 

 

瞬く間に『水氷軍』が他の軍の前に立ち、ガトリング攻撃に備える形になる

 

 

絡繰人間「『極流氷』、展開」

 

 

『水氷軍』の絡繰人間は両手を前にやると

 

 

 

ヒュオォォォ…………

 

 

ペキパキカチ……………

 

 

 

目の前が氷だし、厚みのある盾型の氷が生成された

 

 

ガトリングの弾丸はそれに当たるが、貫通せず寧ろ弾かれてしまう

 

 

 

 

一刀「これが『水氷軍』の補助能力か……」

 

 

一刀は乱射をやめ、ガトリングをその場に棄てる

 

 

雷昇「面倒だ、カタをつけるぞ

『気弾』で動きを止めやがれ」

 

 

雷昇の指示により『落雷軍』は『気弾』を一刀に向かって放ち始める

 

 

だが、直撃を狙った訳ではないようだ

 

 

一刀の周囲3mに『気弾』が墜落する

 

 

墜落する度に爆発音ではなく違う音が鳴り始める

 

 

 

バチンッ!!!

 

バチバチバチッ!!!

 

 

 

バチンッ!!!

 

バチバチバチッ!!!

 

 

 

一刀「『落雷軍』の『気弾』は電気を纏っているようだな…………」

 

 

一刀は慎重に一歩踏み出した

 

 

その時

 

 

 

ビリビリビリッ!!!

 

 

一刀「っ………」

 

 

一刀に微弱な電気が流れ、顔を顰める

 

 

一刀「攻撃範囲が広いと聞いていたが、ここまでとはな………」

 

 

雷昇「風刻、殺れっ!!!」

 

 

雷昇は風刻に向かって言い放つ

 

 

風刻「言われるまでもない

『風神軍』、放て」

 

 

風刻が一刀に向けて右手で指差す

 

 

『風神軍』が次々と片手を構える

 

 

一刀「また『気弾』か………」

 

 

一刀は『龍終』に手をやるが、その瞬間

 

 

 

ザシュッ!!!

 

 

 

一刀「っ…………?」

 

 

音もなく一刀の右肩付近に斬撃が走る

 

 

制服が斬られた程度だが、流石の一刀も速すぎて対応出来なかったようだ

 

 

一刀「速いな……『気弾』というよりも斬撃に近い

これが最速攻撃の『風神軍』………」

 

 

そう言っている間にも『風神軍』の『気弾』は一刀を襲う

 

 

 

ザシュッ!!!

 

ザシュッ!!!

 

ザシュッ!!!

 

 

 

みるみる一刀に切り傷が増えていく

 

 

一刀「(『落雷軍』の電撃でこれ以上の行動が出来ない………

頭の上にも電撃の網か………)」

 

 

一刀は顔を上げて上を見る

 

 

一刀「(かといって、このまま挽き肉にされるのも癪だな)」

 

 

雷昇「どうした北郷一刀っ!!!怖くて動くことも出来ねぇかぁっ!!?」

 

 

雷昇が一刀を煽る

 

 

一刀「ってもな……恐らく」

 

 

 

 

フォンッ!!!

 

 

 

 

一刀は『龍終』を真横に振り、斬撃を放つ

 

 

だが、

 

 

 

 

ズズズズズズズズズズッ!!!

 

 

 

斬撃の先に穴が空き、忽然と斬撃は消え去った

 

 

一刀「やっぱりな………思った通りだ」

 

 

一刀が見る先には『暗黒軍』が立ちはだかっていた

 

 

一刀「『暗黒軍』の攻撃無効化能力……」

 

 

闇霊「北郷一刀……貴様に最早、生きる道などない」

 

 

斬魔「電撃により行動を縛り、斬撃で動きを封じ、闇で反撃を無効化……

仮に攻撃を通過されても、『水氷軍』の補助に無力化させる……

素晴らしい策です」

 

 

龍天「打つ手なしだな、北郷一刀」

 

 

炎掌「留めをさしてやるよ……『天の御遣い』!!!」

 

 

炎掌が左手を空へ挙げる

 

 

『火炎軍』の絡繰人間が火球を作り出す

 

 

炎掌「絡繰人間の中で破壊衝動が最も強い『火炎軍』の攻撃………

受けてみろよっ!!!その身でなぁっ!!!」

 

 

炎掌が勢いよく左手を降り下ろす

 

 

 

ゴオォォォォッ!!!

 

 

ゴオォォォォッ!!!

 

 

ゴオォォォォッ!!!

 

 

ゴオォォォォッ!!!

 

 

 

 

『火炎軍』は一刀に向かって集中砲火を発動させた

 

 

流星群の如く飛び立つ火球……

 

 

そして

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドッカアアァァァァァァァァァンッ!!!

 

 

 

 

巨大なきのこ雲を発生させたのだった…………

 

 

 

 

 

 

 

 

           ……終……

 

 

 


 
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