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真・恋姫†無双 ~彼の見つめる先に何があるか~ vol.13

朝日の男さん

2017-02-19 14:23:57 投稿 / 全9ページ    総閲覧数:1146   閲覧ユーザー数:1083

前書き~

おはこんばんわ『朝日の男』です

この度、皆様の声援を受け13回目の【真・恋姫†無双】の二次創作を書きました。

文法おかしい所や時系列がおかしいところ(三国志 年表 で調べた程度)があると思いますが、軽い気持ちで読んでください

今回も台詞が多くて読みにくいかも

台本形式でいきま~す

そしてオリジナルな話です

前回のお話で『一週間後』→『一ヵ月後』と修正しました

理由としましては、一刀くんの謹慎期間&【北】への移動時間を考えてのことです

魏side~

一週間という謹慎期間を終え、早々に華琳に仕事を言い渡された

『平和大使という名目で【北】の内部事情を調査せよ』と言うものだった

本来こういうのは秋蘭か桂花だと思うんだが、二人ともどうしてもはずせない案件があるらしく(桂花は涙ながら俺を睨んでいた)行けないそうなので前回の汚名返上もかねて二つ返事で了承した

既にあちらから返事は受け取っており案内人が来るらしい

それを今か今かと待っていると、向こうから土ぼこりが舞っている

その立ち上がり方を見るに単機らしい

 

真桜「お~来たで~来たで~。」

沙和「も~遅いの~。」

一刀「ほらほら、2人ともしっかりして。もう来るんだから。」

凪「お前ら、隊長に迷惑を掛けるんじゃないぞ。わかったか?」

沙和「む~、凪ちゃんは昨日からそればっかりなの~。」

真桜「しゃ~ないやろ。愛しの隊長と離れるんさかい。」

凪「なっ!///だれがそんな」

 

ゴホン

 

???「よろしいかな?」

一刀「あ、これはすいません。今回、平和大使としてお邪魔になる『北郷一刀』です。字と真名はありませんので好きに呼んでください。」

『「あ!」』

一刀「どうしたんだ?」

真桜「どうしたんや?あらへん、隊長。このひとは・・・」

凪「父上!!」

義柔「久しぶりだな、凪。あと、沙和ちゃんに真桜ちゃん。」

一刀「え~!この人が凪のお父さん?!」

義柔「あぁ、『お義父さん』と呼んでくれ。」

凪「な、なにを///」

一刀「えっと、その。」

義柔「うちの娘の氣の流れに微かにだがあなたの氣が流れている。・・・意味わかるよね?まさか遊びで抱いたんじゃ・・・?」

一刀「いえ、そんなつもりはありません!責任は取ります!」

義柔「そう、ならいいんだよ。じゃあ、出発するよ。」

 

そして【魏】を旅立った俺たち

一週間もすれば【北】の近くの森まできた

 

一刀「立派な森ですね。」

義柔「これが大嵐の時に防風林の役目を果たしてくれるから大いに助かっているよ。」

 

商人用の舗装された道を歩くと目の前に立派な城壁が見えてきた

 

真桜「うっひゃ~ごっつう高いな。うちんとこより高いんとちゃう?」

一刀「うん・・・これだけ高いと侵入するのも難しそうだな。」

義柔「入国審査を行うから早くこっちにおいで。」

 

さて、【北】に入るにはまず入国審査を行う

『1の壁』通行書の作成

これには、自身の名前(真名含めず)・出身地・現在すんでいる国・就いている諸侯名を書く

次に『2の壁』通行書の確認、写し絵の制作

『1の壁』でかいた書類を元に本格的に【通行許可証】を発行してくれる

間違いが無い場合、その者の似顔絵を木札に書き込まれ先ほどの、内容が書かれる

これを【北】内で提示すれば宿が借りれるなどの特典がつく

ちなみに商人には、丸印に商の字が書かれている

最後に『3の壁』違法物の持込は無いかなどの点検を行いこれにて入国が可能になる

なお、次からは『1の壁』『2の壁』での作業は無い

『3の壁』にて通行許可書の確認と持ち物検査のみになる

 

一刀「ふ~んIDカードみたいだな。」

真桜「隊長、その『あいでぃーかーど』てなんなんや?」

一刀「あぁ、俺の居た国のまた別の国で発行される身分証明書のことだよ。」

沙和「へ~便利そうなの~。」

義柔「それじゃあ、みんな。この牛車に乗ってね。」

 

こうして城まで進んでいきあまり立派ではないがしっかりとした砦に着いた

 

義柔「ここに我がボスがいらっしゃいます。では王室に案内しますので着いてきて下さい。」

 

義柔の先ほどの物腰の柔らかい言い方からピンと張り詰めたものに変わった

いよいよ、この国のトップに会うんだ

一刀は背中に汗をかくほどに緊張した

華佗side~

魏の平和大使よりも早く『華佗』という医者が【北】に入国した

かつて同じ釜の飯を食った仲である、い組2こと『郁』とボスの寝室に向かっていた

 

郁「いきなり呼び出してすまないな、華佗。」

華佗「別に気にしないぞ。それで、その患者は?」

郁「この部屋にいる。」コンコン

 

ボスの寝室に入ると、途端に顔をしかめる華佗

 

華佗「あなたが今回の患者か?」

ボス「・・・ゴカ?」

郁「ボス!?お医者様ですよ!」

ボス「あ・・・あぁ!医者かぁ、そうかぁ、来たかぁ。寝起きですまない。え~と、華佗殿?よろしく頼む。」

華佗「・・・まず、そのお面を取ってくれるか?そうしないと顔色からの症状をうかがうことが出来ない。」

郁「華佗!それは少し出来ない。なぜなら・・・」

ボス「郁・・・俺と華佗殿の2人っきりにしてくれ。」

郁「ボス!」

ボス「なんだ?やきもちを焼いているのか?」

郁「そんなんじゃありません!しかし・・・」

ボス「大丈夫。俺はお前が紹介したこのお医者さんを信じるよ。」

 

そして、寝室にはボスと華佗の2人っきりになった

それと同時に華佗はボスの胸倉をつかんだ

 

華佗「いつから隠していた!」

ボス「なんのことかな?」

華佗「その症状をだ!」

 

華佗が部屋に入ったとたん顔をしかめた理由

それは体から氣を感じられなかったからだ

ここまでに行くのに必ず自覚症状が来るはずだ

頭痛、貧血から来る足元のふらつき、五感が鈍くなるなどだ

 

ボス「・・・あなたは口が堅い人かな?」

華佗「場合にもよる。」

ボス「では・・・話そうか。まず、俺がお面をしている理由、顔の火傷と隻眼を隠すためにもあるが他にもあるのだ。」

 

お面を外し、華佗を真っ直ぐ見つめる

 

ボス「この顔を、よく覚えていて欲しい。一週間後に別の客人が来る。その時に同席して声を上げないで欲しい。」

華佗「わかった。それで症状は?」

ボス「・・・郁の俺の診断書があるだろう?その項目で『頭痛に効く煙草(キセル)を処方』とあるはずだ。そこからだ。」

 

診断書をみると確かにある

しかしこれは・・・

 

華佗「あなたは何が望みだ?ここまで常人では我慢できない。何か理由があるはずだ。」

ボス「・・・理由、それは===============だ。」

華佗「あなたは、あなたはそんなことがあると本当に思っているのか!?」

ボス「信じられないのも分かる。だが、一週間後、それが真実だと分かるだろう。だから頼む。俺に力を貸してくれ。」

華佗「分かった。あなたがいうその日まで、あなたの担当医になり、いろいろと手伝おう。」

ボス「ありがとう。」

華佗「だ・が!!今すぐ動けるようにしてくれ というのは無理だ。身体に負担がかかりすぎる。徐々に鍼で代謝をあげていこう。」

 

それから華佗の治療が始まった

魏side~

一刀「ここに北刃さんがいるのか。」

真桜「そういえば、隊長は一回あってるんやろ?どない人やった?」

一刀「えっと・・・」

 

なんとか思い出そうとするがあの時は、酒を勧められるがまま呑まされたためあまり記憶がない

 

一刀「愉快な人?だよ。歌も好きだし。」

 

砦に入ると同時に銅鑼の音が鳴り響く

 

アニキ「魏より平和大使。『北郷和人様』『李典様』『于禁様』がいらっしゃいました!!」

 

ビシ!

 

砦内全兵士が出迎え敬礼をしている

 

沙和「うちのふにゃちん達よりも連携が取れているの~。」

 

長めの廊下を歩き王室へと通された

 

そして膝を着き待っていると

 

「ボスのおなーりーーー!」

 

殿様か! とツッコミたいのを押さえ顔を上げる

 

あれ?あんなんだっけ?気持ちカクンカクン動いているけど、大丈夫か?

 

ボス?「ホンジツハ、エンロハルバルヨウコソイラッシャッタ。ユックリカラダヲヤスメテ、オタガイノユウコウノタメナカヨクシマショウ。」

一刀「はい、ありがとうございます!」

ボス?「デハ、歳児。アンナイヲタノム。」

歳児「おまかせを。」

沙和(え!なんでお父さんもここにいるの~?)

歳児(『え!なんでお父さんもここにいるの~?』て顔をしているな。)

 

そして、案内さえれる魏のメンバー

それから柱の影からひょっこり真と華佗が出てきた

 

真「ふぃ~遠めならばれんかったか~。よかった。娘なら気がついたかも知れんけどま、だいじょうぶやな。」

 

そう、先ほどのボス?は真が作った『カラクリボス』なのだ

術布に氣を流しそれを動源力として動かしていたのだ

見た目がボスそっくりなのは、魏に製品を納品する際におでこが可愛らしい女性に『人形』の作り方を聞いたからである

 

華佗(確かにあれは・・・信用せざるをえないな。)

 

一人納得する華佗

他の兵士は気づかないかもしれないが良く観察すると分かる

あれでは前もって言ってもらわないと声をあげるな

そのままこっそりその場をあとにした

歳児の案内で国内を巡回する一刀たち

 

一刀「平和ですね。」

歳児「えぇ。区ごとに警邏隊を置き更にあの高見台で連絡を取り合っているので何かあったらすぐに分かるんです。」

一刀「どのようにして連絡を?」

歳児「鉄を磨いたものを太陽に反射させその回数で、分かるようにしています。夜と雨の日はこの龕灯(がんどう)を使っています。」

 

確かに均等に高見台があり鏡で連絡しあっているようだ

一刀は龕灯をみて、前にTVの時代劇にあったのを思い出した

これなら提灯よりも明るいし光の方向性もあるからかなり便利だろう

 

沙和「あ、お洋服屋さんなの!」

一刀「コラ!まだ仕事中だろ。後にしなさい。」

歳児「」ジー

一刀「あ、すいません。」

歳児「娘を頼んだよ。」

一刀「え、何これ。」

真桜「大変や!あっちから煙が出てるで!火事とちゃうんか?!」

歳児「あれは工場(こうば)ですよ。恐らく大陸一の大きさだと思います。見てみますか?」

真桜「ぜひ!!」

 

こうして国内を巡回した一刀たち

夜は【北】の幹部達と食事を共にした

 

デク「こちら新作の『唐辛子とニンニクを合わせた麺』なんだな。」

真桜「なんやこれ?!辛!」

沙和「けれどその中においしさもあるの~。凪ちゃんにも食べさせたかったの~。」

一刀(これどうみてもペペロン・チーノだよな。)

デク「次に牛の乳で蘇を作り赤き果肉の野菜を潰したものを小麦粉の生地の上に乗せ焼いた『蘇と野菜の焼き物』なんだな。」

真桜「おぉ、これはごっつう伸びるで。」

沙和「美味しいの~。」

一刀「いやこれピザじゃん!」

 

思わず声を上げてしまった一刀

椅子に座っているボスも驚く

 

ボス「おや、北郷君はこの料理を知っていたのかな?」

一刀「知っているも何も。これは『天の国』の料理なんじゃないんですか?!」

ボス「・・・」パチン

真「まっま、お兄さん。呑んで呑んで。」グイグイ

一刀「ちょ、ま」

 

酒を呑まされ意識が朦朧とする

 

ボス「真、歳児、娘さんの将来の旦那さんが来ているめでたい日だ。歌を頼む。」

 

『御意!』

ピョイン♪

さよなら わがくに つむぎの国よ

ガツンと唄おう 旅立ちの唄

白羽の矢も 血しぶきに変えて

俺達は行くぞ 賊のいる限り~

こうして夜は更けていった

一刀たちは大使としての職務を全うしながら、兵の育成方法を盗んでいった

そして訪問最終日

真桜のお父さんから『矢尻』を頂いた

 

一刀「これは?」

真「これは我が【北】の全技術が詰まった『矢尻』や!」

真桜「おぉ!おとん、これごっつういい矢尻やん!」

一刀「わかるのか?」

真桜「あたりまえやん!ええか?こう正面から見て矢尻の中心がずれとらん。てことは、矢が真っ直ぐ飛びやすいちゅうことや!」

真「そういうこと。【魏】には弓の名手がおると聞いてな。友好の証に、とボスの依頼で作ったんや。」

真桜「ほな、次の戦の時に早速装着させてもらうわ!」

 

【北】から矢尻を頂き、皆さんの訪問を楽しみにしていることを伝え国をあとにした

しかし、それから2ヵ月後

 

『赤壁の戦い』が始まった

to be continued ?

後書き~

さぁ、次回ついに『赤壁の戦い』が始まりますが!!

中身は薄いと思います。なぜなら、今のところの予定では【北】を戦に参加させる予定が無いからです。

でもまぁ、それでもいいよ という心の広い方は読んで下さい


 
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