No.888000

真・恋姫この二人の冒険者に祝福を! 第八話

アサシンさん

このサキュバス達の御店に料理長を!

2017-01-09 07:08:05 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:966   閲覧ユーザー数:886

 

 

 

 

 

 

 

屋敷に住み始めて数日

 

 

 

拠点が出来たので本格的な作業が出来るように資材を買いとってアクアに手伝ってもらいながら屋敷内の一角に自分専用のエリアにちょっとした工房みたいなのを作っている

 

伊達に土木作業で親方に冒険者なんぞ止めてウチで正式に働かないかと言われた腕でたった一日で骨組みや壁、屋根その他諸々が出来上がってしまった

 

一階が主に鍛冶を行う場所で牧や炭、魔力で稼働する炉を用意し。武具製作等を中心に行う、今までの様に武器や防具を作ったりするな

 

二階は主に魔道具やアイテムを製作する。今の所は今まで作って来たようなアイテムの改良や、普通の剣に弱くではあるが魔法の基本属性の付与をやっている。リアル魔剣を俺は鍛える!・・・なにか違うな?

 

三階は自分の個人的空間だ、徹底的に生活区画にし、地下一階に保管してある食材をここから取り出せるようにする魔道具が出来たので居住区を三階に出来たのだ。風呂や寝室、トイレなんかも屋敷とつなげている。ついでに物理的に空中に通路を付けて皆の居る屋敷との行き来も楽した

 

 

アクアには御礼に試作した酒を何種類か瓶に詰めて本館に届けてあるので。今夜にでもまたちびちび飲むんだろう

 

今日までに消費したアイテムの補給と使って来た武具の整備。ついでに地下倉庫に素材や食糧アイテム等の整理と状態確認等々を終えて一息ついて気分転換に街へ繰り出した

 

 

カズト「そう言えばこの街を落ちついて見るのなんて初めてかもしれん」

 

カズマ「俺もだ、この世界に来てからアッチコッチでバイトしてはクビになってカエル相手に死に掛けたり。ボス敵がやって来て何とか倒したら内蔵売るレベルの借金背負う羽目に成るし・・・・これって夢の異世界生活っていえるのかねぇブラザー」

 

カズト「まぁ、ここは物語の内容じゃなくてリアルだからな。そこは目を瞑って置こう」

 

 

何気に丁度屋敷を出ようとしたところで兄弟と会い。どうせならと一緒に街の散策に出ている

 

彼方此方に雪があり吐く息も白い

 

そんな感じに当ても無く歩いていると。見知った顔が二人いた

 

特徴的な赤と青の服装の二人は路地裏と言うか脇の小道というか、そんな感じの通りにちょこんとある脇道への入り口を覗きこんでいる。入り口付近の張り紙等を見るに喫茶店の様だ・・・・・だが普通の喫茶店では無いようだ。キスマークに女性が横に成り色気を醸し出すようなポーズのキスマークや文字ハートマーク等々を含め全てがピンク色。描かれている女性も衣服や体型がまさにその手の店を連想させる・・・・・そう言う店なのだろうか

 

なんて思っていると兄弟が見知っている二人、キースとダストに話しかけていた

 

 

カズマ「よぉ、二人ともこんな所で何してんだ?」

 

キース・ダスト「「うぉわっ!?・・・・はぁ何だカズマか脅かすなよ」」

 

カズト「脅かすなと言うのはこちらのセリフだな、二人はこんな場所で何をしている。まるでエロ本を買おうとしているが尻込みしているように見えるが」

 

ダスト「てめぇカズト!リーンとはどういう関係だゴラァ!?」

 

キース「落ち着けよダスト。カズトとリーンはそんな関係じゃないって何度も言ってるんだが効く耳持たなくてな、わるい。あとその例えはあながち的外れとは言えないか」

 

カズマ「まぁなんとなく二人の様子で俺も感づいたが。此処って何の店なんだ?」

 

 

すると二人は人通りの少ない雪が積もる街並みをきょろきょろと見た後兄弟にダストが。自分にキースが肩を組んで小さな円陣を組んでコソコソと内容を話して来た

 

 

ダスト「チッ!カズトの野郎に教える必要はねぇが。まぁいいか、これはこの街の男達にとって絶対の秘密なんだが。この街ヒッソリと暮らしているサキュバス達がコッソリと運営している。良い夢を見せてくれる店があるって知ってるか?」

 

カズマ「詳しく」

 

キース「この街の治安がメッチャいいのは知ってるだろう?そのサキュバス達が良い夢を見せてくれて対価に男の精を冒険や仕事、日常生活に影響が出ない絶妙な加減でスッキリとチューチュー♡してくれるんだ。しかも超良心的なお値段で」

 

カズト「なるほどなぁ。駆け出しとは言え大勢の荒くれ者たちが集まる街なのに妙に治安が良いと思ったらそう言うことか、だが風俗。それもアクシズやエリスの使徒たちが黙って見逃すとは思えないんだが?」

 

ダスト「ああ、だからコレは教会やプリースト系にもある程度秘密なんだが・・・・まぁアレだ。な?」

 

カズト「ダメじゃねぇか。オイ」

 

ダスト「まぁ店自体はこの街の女達も知ってんだがな?そこそこ質素に繁盛している夜遅くまでやっている喫茶店として」

 

カズマ「なんてすばらしい店なんだ!?みんながみんな何時も賢者タイムで過ごせれば争い何て起こらないっ!!」

 

ダスト「解かるかカズマ!」

 

キース「おっおい。二人ともこんなとこで男泣きしてんじゃねぇよ」

 

カズト「そう言うお前はワクワクソワソワしてるな」

 

 

 

兄弟がガッツリと二人に付いて行く気満々で自分も同行するハメに。どうやらダストは自分の事は嫌っているがアクアたちと一緒にパーティーを組んだ日を思い出しているのか。自分にも何やら解かっているぜと言う感じの眼差しで肩を叩いて歓迎した・・・・解せぬ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二人に誘われ兄弟と一緒に店に入って見たが。薄暗く、誰一人としてお茶一杯も頼まず簡単な視界を区切る板が机と机の間に立っており。そこには只々静かに黙々と何かをカリカリと書いている男性客たち

 

そして、見えそうで見えない恰好や際どい露出が凄い服装や男共の劣情を煽るような姿をして接客しているサキュバス達

 

店の中の雰囲気は静かな物で暗い感じはするが不快だったり卑猥と言う空気は意外に無い

 

店内に入ると四人程のサキュバス達が自分達の元へやって来て。一人一人接客するっぽく、自分達はそれぞれ担当のサキュバスに案内され席に着く。兄弟はガチガチに緊張しており、ダストは鼻の下を伸ばしアホ面に。キースもこんな事で緊張なんてしてませんよ?みたいな態度を取っているが案の定鼻の下が伸びきっている

 

因みに自分担当のサキュバスは、確かクーデレ系と言うのだろうか?猫目で静かな印象を持つ柔かそうな銀の長髪。そして人に例えるならば十五歳位で小柄な部類に入る体格に意外に違和感やコレデカすぎね?っとも思わないくらいに程よく大きく形もいい胸部装甲を御持ちだ

 

 

銀髪サキュバス「初めてのお客様ですか?」

 

カズト「ええ、先の赤と青の服装のヤツに緑共々誘われまして」

 

銀髪サキュバス「そうでしたか。ではまず当店のメニュー表はこちらに成りますが別に注文しなくても構いません」

 

カズト「ティーセット一つ、紅茶はお任せ。お茶請けは焼き菓子系をお願いします」

 

銀髪サキュバス「あっ・・・はいただいま」

 

 

通りがかった他のサキュバスに厨房へのオーダーを頼んで改めて自分に向き直った。先ほど猫の様な目を丸くしたのは殆んどの客が次に出されるコッチの。先ほどから他の客たちが書いている紙が本命だろう

 

 

銀髪サキュバス「では簡単な説明を。わたくしたちは男性の精気で生きる悪魔故に、この街で共存する中で皆様に自分や相手場所や設定その他諸々。お客様の見たい良い夢を見てもらい次の日の冒険やお仕事に支障が出ない程度にいただいております。そしてわたくしたちは人として最低限の御金をいただいてこの御店を経営し、この街で皆様と共存をさせていただいております」

 

カズト「この自分や相手の設定って。例えばどんな?」

 

銀髪サキュバス「一例ではありますが。冒険者の方が小さく幼いひ弱な少年に成り屈強な女冒険者に襲われたい願望なんてのを仲間から聞きましたね」

 

カズト「大丈夫かこの街の冒険者・・・・・・!?」

 

銀髪サキュバス「他にも女性や貴族等色々な状況やシチュエーションが自由です。所詮は夢ですから」

 

カズト「あぁ~まぁそれなら方だろうが本人だろうが夢の中の出来事ならなんら問題に成る事は無いか。料金とかはどれくらいで?」

 

銀髪サキュバス「前払いで五千エリス程ですね。之でも少し高めにしているんですがこの街ではこのくらい頂ければ暮す分には十分ですから」

 

カズト「なるほどなぁ。この街の治安の良さを改めて理解できた気がするよ」

 

銀髪サキュバス「わたくしたちもこのような効果が出るとは思いませんでしたっと。お待たせしました、来たようです」

 

 

話しをある程度聞き終えた所で注文した物が来たようだ

 

ココからは銀髪サキュバスがしてくれるそうでティーポットからカップへ紅茶を注ぎ。小皿にクッキーを幾つか小分けて自分と彼女の分が並んだ・・・どうやら一緒にお茶をする制度っぽい

 

書き終えて支払も追えて早々に退出しようとしていた連中(兄弟たち三人含む)が羨ましそうに此方を見ている。知らなかったのか

 

先にお客より口を付ける様な事はやらないようで自分が紅茶を口にしてから彼女も自分のを口にした。紅茶を飲み味と風味をしっかりと確かめ、別けられたクッキーを食べる・・・・・・・・・

 

 

銀髪サキュバス「♪・・・・?あの、御口に合いませんでしたか」

 

カズト「コレを最後に客に出したのは何時だ?」

 

銀髪サキュバス「えっと・・・わたくしの記憶では一度も。ヒッ!」

 

カズト「次に、コレは此処で作られた物か?それと値段はさっきのメニュー表に記載されているので合っているのだよな?」

 

銀髪サキュバス「そ、そうです」

 

 

自分から溢れてしまった怒気に当てられたのか彼女は勿論他のサキュバス達まで自分に怯えた視線を向けてくる。男性客?何人かの冒険者が一般人を避難させたが?序に兄弟が自分が何で起こっているのか分かったようでキースとダストに説明してそれを他の人達にも伝えてくれたようで混乱も闘争も無く騒ぎは起こらなかったが

 

スクッと自分が立つと回りのサキュバス達がビクリとし。自分担当の彼女が慌てて自分を落ち着かせようとワタワタしている・・・何だろう。自分はSッ気は無い筈だがちょっと可愛いと思ってしまった

 

 

カズト「厨房へ案内してくれ」

 

銀髪サキュバス「えっと、お客様を入れる訳には」

 

カズト「厨房はコッチか?」

 

銀髪サキュバス「ああ!お客様、案内します!しますからそっちは従業員用のお部屋ですぅ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カズト「君は茶葉によって使う水と沸かし方、淹れ方から蒸らし方に気を配る様に。注ぎ方や使うカップ等は後で書いておくから」

 

サキュバス「はい料理長!」

 

カズト「そこのぉ!その斬り方と包丁ではスポンジ生地がダメになる!」

 

サキュバス「はい料理長!」

 

カズト「誰だこんなアホみたいにバターを入れたのは!?バター入れれば何とかなると思ったのか!こんなのはバタータップリのクッキーじゃない!油まみれのまずいクッキーだ!」

 

サキュバス「すいません料理長!間違ってドバっと入っちゃいました!」

 

カズト「お~ま~え~は~何をやっている!?誰が真っ黒焦げに成るまで焼けと言ったぁ!?炭素を量産しろと指示した憶えは無いぞ!!」

 

サキュバス「あわわ!?ごめんなさ~い!」

 

カズト「貴様ぁ!温度と焼き時間は徹底しろと言っただろうが!?見て見ろ!コレはなんだ?レンガか!?誰か撲殺でもする気か!?火曜サスペンスの泥沼事件でも起こす気か!?」

 

サキュバス「出来心だったんです!?」

 

カズト「なにを如何したら蒸発して無くなるか岩みたいに硬い固形物しか残らない!キャラメル一つ作るのに何故こんな状態の物に成る!?火加減を間違えたでは説明できんぞ!」

 

サキュバス「材料を見直してきますっ!」

 

カズト「何故飴を作っていたはずなのにバスターブレードが出来上がる!?誰がクレイモアを作れと言った!?飴玉を作る前に飴細工を作る素人が何処に居る!?誰のナニを叩き斬るつもりだ!!お前達の御飯製造機が一人減るぞ!?」

 

サキュバス「御菓子は芸術!芸術は美しさ!美しさは機能美!機能美と言ったら武器だと思ったのぉ!(ここにいるぞ~♪)」

 

カズト「どうしてこのジャムは透明感無しで真っ赤なんだ!そして口から入って胃袋に通るまでの道が灼熱地獄だぞ!?砂糖と塩を間違えたってレベルじゃないぞ!」

 

サキュバス「テヘペロッ♪」

 

カズト「何処の世界に生クリームの代わりに(ピー!)を塗るヤツがあるかぁ!?それお前達が食べたいだけだろうが!?」

 

サキュバス「そうですがナニか?」

 

カズト「アレだけ油を使う時は気を付けろと言ったのになぜ炎上している!?」

 

サキュバス「ばーにんぐらぶなのです!燃え上がる性欲なのです!」

 

カズト「アンタはつまみ食いをするなぁあああああああああああ!!!」

 

サキュバス「にゅぁあああああああああああ!!?」

 

 

 

 

この身体は・・・で出来ている

 

血潮は紅茶、心は御菓子

 

幾たびの注文を受けて不敗

 

ただの一度のクレームも無く

 

ただの一度も満足も無く

 

作り手は此処に在り

 

ならば我が腕を振るうに意味は要らず

 

この身体は・・・・・・

 

 

 

銀髪サキュバス「カズト?大丈夫ですか?」

 

カズト「・・・はっ!?アレ?セレーネ?」

 

セレーネ「そうよ、まったく冒険者とは言え頑張り過ぎよ?」

 

カズト「この街に来てからそっち方面のバイトで仕込まれたからな。パーティーでもソッチ担当だし、それより後頭部に感じる柔らかなクッションが」

 

セレーネ「嫌だった?」

 

カズト「・・・・・悪くないが。顔が見えないな」

 

セレーネ「こうすればお互い見れるね?」

 

 

そう言ってかなりの胸部装甲を普段はほぼ確実に見れない下部装甲を自分の頭頂部と額に乗せ。猫の様に背中を曲げ自分を覗き込むように態勢を変えたセレーネ。頭部に至高の感触が・・・!

 

彼女とは先の大戦に置いて補佐と知恵を借りた間柄で戦場で名前を教えてもらい、互いに呼び捨てする間柄に

 

気付いたらソファの様な所で横に成り、セレーネに膝枕されていた・・・・・何故に?

 

 

カズト「厨房の人達は?」

 

セレーネ「あはは、カズト見たいにダウンしているよ。でもなんかやりきったって感じの良い笑顔で眠っているよ」

 

カズト「あぁ~・・・・・良い夢を見せる仕事に支障は?」

 

セレーネ「その辺の事なんだけど。リーダーから彼女達の分をカズトから貰っちゃえ♪って」

 

カズト「・・・・・死なない程度に頼む」

 

セレーネ「任せて♡」

 

 

寝たままではあるが自分用に用意された書類に必要事項を書き込んだ、内容はざっくり簡単に言えば御金はいいから精気をちょうだい♪っだ

 

寝る時間と場所を書き込み、自分から幾つか注意事項を書類と直接彼女に伝えて本館に行かないように厳重注意して置く

 

自分専用の別館は兎も角。兄弟たちが居る本館にはアクアが結界を張っている上に。女神である彼女と女性陣にバレればサキュバスは討伐対象であるモンスターでしかない

 

っと言うより気付けばもう日が暮れ始めている。かなりの時間此処に居たのだろう

 

ダウンした彼女達から預かったと言って帰り際に紙包みを貰って帰路に付いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

屋敷に戻ると本館の方ではちょっとした宴の空気を感じる、何かいい物でも手に入ったのかな?

 

別館でシャワーを浴びて着替えてから本館への空中通路を通って食堂に入ると

 

 

 

カズト「ほぉ、カニか」

 

アクア「あら、御帰りなさいカズト」

 

めぐみん「カズト!霜降り赤カニですよ!超高級品です!」

 

カズト「その高級品がどうして借金パーティーで食えるんだ?」

 

ダクネス「実家から送られてきたんだ、私が世話に成っている御礼にとな・・・・・今まで一つのパーティーに留まる事なんて殆ど無かったからな」

 

カズト「お、おぅ!処で兄弟は?」

 

アクア「・・・プハァッ!なんか外で飲んで来たとか言ってカニを食べて直ぐに寝ちゃったわ。カズトは食べるわよね。この高級酒の美味しい飲み方を教えてあげるわ」

 

カズト「味噌付き甲羅に入れて炙るのか。美味いだろうが程々にな?あと間違ってもめぐみんに飲ませるなよ」

 

 

どうやら兄弟は夢を選んだようだ。何でも酒を飲み過ぎたり深く眠ると夢を見せられないとか言っていたっけ

 

自分も食卓に着いてアクアに甲羅に居れた熱燗を一杯だけ貰いカニを食べる・・・・何だこれは?地球の最高級カニを高級料理店で一度だけ食べる機会が有ったがそれを優に上回っている。借金の返済を終えたら祝い時にでもまた食べよう。そしてこの酒かなり美味いな。自分調理用と消毒用の酒以外嫌いだがコレは嫌いじゃない・・・・・飲み過ぎには注意しよう

 

まだまだあるカニでしゃぶしゃぶや混ぜご飯。後は天ぷらとそのまま揚げたりと色々と作って見た所

 

ダクネスに若いうちから飲むと頭がパー♪に成ると言われたらしくふてくされていためぐみんが何処に入っている?と言いたくなるくらい食べまくっている

 

ダクネスも勿論、アクアは酒を飲みつつ摘まんでいる。調理を一通り終えて自分も十分に食べ終えてから別館に戻る。食器はそれぞれ分けて洗剤を溶かし入れたお湯に漬けて置くように入って置く。明日は特に大きなクエストを受けていないので朝一にでも朝食作る前に洗わなくては

 

ダクネスとめぐみんが自分と兄弟の万能性にほんの僅かに残っていた女性としての沽券が危ういと本能的に察したのか家事の手伝いをしてはくれるのだが・・・・・・察して然るべき事態が起きたとだけ言って置こう

 

歯を磨き和服風の寝間着を着てベットに横に成る。必要か解からないが一応窓を開けて置く

 

横に成ると自然と眠りに付けたのだが。夢を見た記憶が無いのだが意識が無いのに体が条件反射で動いており眠りから目を覚ませばセレーネを組み敷いていた

 

 

カズト「・・・・・コレはどういう状況だ?」

 

セレーネ「わたくしが聞きたいわよ!」

 

 

彼女を解放して話しを聞いて見ると、開けて置いた窓から入って自分に良い夢を見せて元気になった息子から精気をチューチュー♡しようとしたら眠っていた自分が突然セレーネを組み敷いたと・・・・ああ

 

 

カズト「納得した」

 

セレーネ「納得しちゃうの」

 

カズト「ああ、此処に来る前によく寝込みを奇襲強襲される目に会ってな。どんな種類の敵意よりも邪念に過敏に反応する身体に成ってしまってな」

 

セレーネ「人間も大変なのね」

 

 

理解して貰えて何よりだが。この後どうしよう?

 

なんか二人して微妙な空気に成ってしまい、互いにどうしようか?と言う雰囲気の中。本館の方から

 

 

アクア『曲者よー!出逢え!出逢え~いっ!』

 

カズト「この声は。セレーネ、お前の他にこっちにサキュバスが来てないか?」

 

セレーネ「ウチの御店に来た人がいるなら誰か来ているのは確かね」

 

 

コレは自分の失態だ

 

セレーネにまだ試作段階の潜伏スキルを付与してあるマントを羽織って此処に隠れてるよう言って置く

 

 

カズト「いいか?それは気配とか隠せるが魔力やオーラ、匂いまでは隠せない。絶対に見つかるな、さっきの声の主はベルディアに致命傷を与えた上に浄化したアクシズ教のアークプリーストだ」

 

セレーネ「ヒィッ!?解かりました、早く戻ってきてくださいね」

 

 

と言う遣り取りをして寝間着のままではあるが最低限の装備を身に付けて本館へ通じる空中通路を駆け抜けアクアの所へ直進すると

 

 

ダクネス「今のカズマはそのサキュバスに魅了されて操られている!さっきから設定が如何とか夢が如何とか言っていたから違いない!おのれサキュバスめぇ!よくもあんな辱めを・・・!ぶっ殺してやる!!!」

 

めぐみん「カズマ!可愛くてもそれはサキュバス!モンスターなのですよ!?」

 

アクア「もういいわ、カズマをボコってソイツを浄化すればいい話だわ」

 

カズマ「・・・ヤラセハシナイッ!(超_良い声)・・・イクンダ!」

 

ロリサキュバス「お客さん?!」

 

カズト「・・・・・・何だこの状況は?」

 

 

魔法陣の様な物の中に建っているロリサキュバスを背に庇う腰にタオルだけ撒いている全裸の兄弟(顔と声が凄い状態に)

 

操られていると決められたカズマをボコる宣言とブッ殺宣言したアクアたち

 

そしてロリサキュバス側から駆けつけてしまった自分

 

・・・・・この状況如何すればいいんだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数分後

 

 

カズト「生きてるか兄弟?」

 

カズマ「な、なんほか・・・!」

 

 

あの後の事を簡単に三行程で説明しよう

 

 

ロリサキュバスを逃がす為アクア・めぐみん・ダクネスへ腰にタオル一丁で特攻

 

案の定撃破されたがロリサキュバスを逃がすことに成功

 

ボッコボコにされた兄弟を自分が見張って置くと提案し別館にて現状に至る

 

 

こんな所だろうか、なお。セレーネはまた今度取り立て(チューチュー♡)に来ると言って兄弟が逃がしたロリサキュバスと合流してあの店にこの屋敷とアクアの危険性を伝えるために帰って行った

 

 

カズト「一応塗り薬と飲んでよし掛けてよしの回復薬があるがどれがいい?」

 

カズマ「かふぇるのれ」

 

 

掛けるので。っでいいのだろうか?一度にドバっと掛けると薬が勿体ないので清潔な布に染み込ませ顔に被せる。他のダメージを負ったヶ所にも同じように染み込ませた物を掛ける

 

この日は自分の元でサキュバスの魅了が解けたか?正気に戻ったか等の監視と言う建前で兄弟にはソファーで一夜を過ごしてもらった

 

自分も一通り兄弟の治療を終えてからどうしてこうなったかを聞いた事を思い出す

 

夕食時に兄弟が夢を優先させて寝る事にしたのはイイが楽しみ過ぎて眠れず風呂に入ったそうだ

 

立札と灯りも付けて湯に浸かっているとウトウトして眠ってしまったとって風呂で寝るのは危ないぞ

 

その後目が覚めたのが夜遅くなのだがどういう訳か灯りが消えており、おまけに誰か来る足音が近づいてきた所で立札が落ちる音が聞こえたと。しかも入って来た人物の声と口調からダクネスじゃんと最初は慌てたそうだがその時。こんな最高のシチュエーションリアルじゃありえなくね?もしかして夢かっ!?

 

っと納得したらしい。ちなみに兄弟はボンキュッボンな世間知らずなお姉さんと書いたそうだ・・・・・ああ、確かにダクネスと重なって夢かと勘違いしたそうだ

 

その後、タオルで背中を流させたら今度はその胸部装甲でと早く早くと急かした所でアクアの声を聴き夢の仲間で邪魔するなと起こってダクネスの身体を隠していた(兄弟の背中を洗った)タオルを引っ手繰って腰に巻き駆けつけた

 

そこでアクアとめぐみんの目の前で滅せられそうになってたロリサキュバスを庇って逃がそうとした後は自分も知る所だった

 

 

カズト「それにしても誰なんだろうね。立札を落としたり灯りを消したいたずらっ子は?」

 

 

場所はアンナちゃんの墓石の所。兄弟が直ぐに落ちた後、ちょっとしたおやつと果実酒を供える

 

ダクネスが深夜、風呂に入って来た時に灯りを持っていたそうだがそれも突然。風の無い室内で消えたと本人から聞いた

 

 

カズト「今回は良い判断だったよ。アンナちゃん」

 

 

そう言い残し自分もいい加減眠りたいので別館に行く

 

 

 

そう言い残し別館の寝床に着くとすぐに睡魔に襲われ眠りについた

 

翌日、目覚めると共に兄弟はアンナちゃんの墓周りの掃除に行った。ついでにダクネスが私不機嫌ですって感じに兄弟を見張っていた

 

自分は自室で冬将軍の刀とベルディアの大剣用の鞘の仕上げに取り掛かっている

 

冬将軍の刀やベルディア(デュラハン)の大剣と呼ぶのは何かシックリ来ないので銘を付けた

 

 

雪の様に穢れなく美しい刀の銘は雪刀『氷華』

 

水晶の様な深く青い美しい大剣の銘は霊剣『ナイト・オブ・デット』

 

 

・・・大剣の銘。刀以上に中二っぽいが単純だしコレで良いか

 

大剣その物がデカすぎて振るうのにちょっと難儀するのでハンドガードっぽい所を少し取り除き。刀身も少し幅と厚さを無くし全体的に長さはそのままに質量を落とし刀身のデザインを極力変えないように鍛え直した。柄の部分も使いやすい物に打ち直し、取り除きと軽量化で出てしまった水晶のような異世界金属で鞘を作る。主に刃の辺りに設置し他の所は更に薄くした金属で基礎と成る確か黒の名を持つ鉱石で作った鞘本体をコーティングした

 

刀の鞘はダクネスの鎧に使われているのと同じ素材をダクネス経由で手に居てそれで異世界植物の木材で作った本体に組み合わせて木目を余った霊剣の端材でコーティングしてある

 

 

カズト「・・・・・うん、我ながら力作だ」

 

 

自分で拵えて何だが満点の出来に満足し、よく他のファンタジーや異世界系外史(小説作品)で登場する色んな物が入る魔法に仕舞うと

 

アクセルの街に来てから四度目の警鐘が街中に響く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この外史に続きを!

 

 

 

 

 

 

あとがき

 

 

どうもアサシンです

 

 

サキュバスさん達が登場したアレ。色んな意味で腹筋が崩壊しましたwwww

 

原作は勿論、アニメでも凄い笑いました。イヤホント、原作のあとがきを少し目を通したら声優さん達が大変な事にって事が書いてありましたが。アニメ第二期が楽しみ過ぎますwwww第一期でアレほどだったのに第二期では何処まで逝くのか本当に待ち遠しいですね

 

原作の方ではまた新しい外伝が出たそうで。文庫本が出るのを楽しみにアニメ第二期共々待っている作者であります

 

 

次回にて最終話と成ります。現時点の予想ではメッチャ書きたいと思います

 

 

 

では次回予告へ

 

 

 

次回 真・恋姫この二人の冒険者に祝福を! 最終話

 

       このふざけた機動要塞に終焔を!

 

 

 

 

 

 

 

 

ではでは

 

 

 

 

 

この二人の冒険者に祝福を!

 

 


 
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