リュードラ「ふふふ、ミドラちゃんは安っぽいインスタントコーヒーで満足かにゃ？」

ミドラ「んみゃ？　だって手軽だし……」

リュードラ「じゃーん！　コーヒーミルだにゃ。いや～、前々からこれいっぺん挽いてみたかったにゃ。たまにはリューが本格的な美味しいコーヒーを淹れてあげるにゃね♪」

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ミドラ「ん、良い香りの豆みゃ」

リュードラ「あと、アルコールランプとかも欲しかったけど、お金が足りなかったにゃ」

ミランシャ「どうせ、数回使ったら飽きる癖によく買うなぁ。イラスト描くと言って買ってきたペンタブも顔彩も360色の色鉛筆だってクローゼットの中に押し込まれてるのにな」

リュードラ「や、あれはちょっと使い勝手が悪かったにゃ……ミドラもやってみるにゃ？」

ミドラ「んみゃ……ゴリゴリゴリ……」（=Φ人Φ=）づ彡

リュードラ「上手いにゃね。さて、ミランシャちゃんのコーヒーポットとカップとスプーン……あと、砂糖も借りるにゃ。あとは、お菓子も欲しいところにゃ。たしかミランシャちゃんが買ってきたタルトのケーキがあったはず……」

ミランシャ「自分から飲みたいと言った癖に、コーヒーミルと豆しか用意してなかったんかい！」


リュードラ「はい。ミドラは黒糖かにゃ？　小豆を砂糖の代わりに溶かしてみるのも良いにゃよ」

ミドラ「じゃ、両方……んみゃ……」（=*´人｀*=）

リュードラ「……はああ～、旨いにゃ。インスタントと違って香りが良いにゃね。お子様のミーラン君はミルクと砂糖たっぷりにゃね」

ミーラン「んにぃ……、本格的な味だね」

ミランシャ「リューはいい成猫なのに、苦いのダメだがな」

リュードラ「欧米だとブラックコーヒーに砂糖たっぷり入れるんだから良いのにゃ。ミルクも砂糖もなしの苦いコーヒーなんかありがたがるのは日本だけにゃね」

ミランシャ「……ああ、リューが容れたにしては上出来だな。……せっかくコーヒーミル買ったんだし、当然また淹れてくれるんだろ？」

リュードラ「……ああ、また気が向いたらにゃね……」

ミドラ「……みゃ（リュー姉の興味が……）」（;=Φ人Φ=）

ミランシャ「……そりゃ、楽しみなこった（……ダメだ、もう飽き始めてるなこいつ。もって数日といったところか）」