霊夢は言いました。
「再生可能エネルギーは何が問題なのかしら?」
文が答えます。
おおむねこんな内容です・・・
「幻想郷では数台のバイオマス発電炉で300Kwものエネルギーをまかなっています。
この仕組みを維持するためにたくさんの木々を燃やす可能性があることに気づきませんか?
さらにこれは幻想郷の最低限のインフラを維持するために必要なエネルギーでしょう?
風力発電の仕組みは風車レベル。
水力発電は水車レベル。
太陽光発電は光合成のようなバイオマスレベル。
したがって現時点での再生可能エネルギーへの大幅な移行は生態系へ大規模な負担を与えますよね。
設置面積次第で「直接、生態系を破壊する」のですから。
理由は文明化された日本では人口密度が高すぎるため。
幻想郷とは違うのでしょうね」
納得します。
霊夢と文、魔理沙は博霊神社の境内でお茶を飲みます。燃えている炎・・・
自然なエネルギー(再生可能エネルギー)だけでは生態系への負担がかかりすぎるのです。つまり、生態系を破壊し文明を崩壊させない限り、再生可能エネルギー社会とは成り立たない。
彼方世(かなたよ)の一部ではそれにも気づいていないのでしょう。
たとえばこの小説を読んでいるエネルギーを”自然エネルギーだけ"で賄うと自然破壊が進みますよね?
黒部ダムさえも出力33万キロワットにすぎないのですよ?
せちがらい。
そういう世の中だなあ・・・
ぼんやりと霊夢はそう思うのでした。
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再生可能エネルギーの大規模な導入は日本ではほぼ不可能でしょうね。