白いのがお好きだったようで。

『ほら、ここにも猫』・第140話です。

中世から近世にかけて、欧州の貴婦人達の髪型はそれはそれはものすごいボリューミーなものでしたから、ねこが乗ってもまるで飾りのようにも、みえてしまうのです。

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フランス革命あたりまでの貴婦人たちの髪型は、頭痛にならないの？と思えるほどボリューミーかつ、見た目もものすごいものばかりだったようです。髪型だけでも１メートル前後にもなり、頭の上に船やら公園や植物やらを乗せていました。普通に歩くのも大変そうですが、特にマリーアントワネットの時代はそれが大流行したそうで。

その髪型から、白くするための小麦を振りまいていたそうなので、髪の毛に虫がわくこともあったんだとか・・お風呂も入らなかったそうなので、一見優雅そうに見えますが、なかなかに不健康な生活だったのかもしれません。

また、口元を扇子で隠し、歯を見せない様にしていたそうです。